いま行くべきアートイベント|2024年8月
TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション開催
東京国立近代美術館にて、「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・ コレクション」が開催中(~8月25日(日)まで)。本展では、豊かなモダンアートのコレクションを築いてきたパリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館のコレクションから共通点のある作品でトリオを組み、構成するという、これまでにないユニークな展示を試みている。
ヘンリー・ダーガー、ダリ、デュフィ、バスキア、ピカソ、ブランクーシ、マグリット、マティス、モディリアーニ、岡本太郎、岸田劉生、草間彌生、倉俣史朗、佐伯祐三、奈良美智、奈良原一高、森村泰昌など・・作家ぞくぞく。TRIOぞくぞく。二度と見られない組み合わせをこの機会に。
「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」
【東京会場】
会場:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1)
会期:2024年5月21日(火)~8月25日(日)
休館日:月曜日(ただし7月15日、8月12日は開館)、7月16日、8月13日
開館時間:午前10時~午後5時(金曜日と土曜日は午後8時まで、入館は閉館の30分前まで)
【大阪会場】
会場:大阪中之島美術館 4階展示室
住所:大阪市北区中之島4-3-1)
会期:2024年9月14日(土)~12月8日(日)
休館日:月曜日(ただし9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月17日、9月24日、10月15日、11月5日は休館
開場時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
展覧会公式サイト
※会期中、一部作品の展示替えあり ※以下、詳しくは展覧会公式サイトをご確認ください
渋谷区立松濤美術館にて「111年目の中原淳一」が開催
中原淳一 《表紙原画(『それいゆ』 第39号)》 1956年 個人蔵 ©JUNICHI NAKAHARA HIMAWARIYA
イラストレーション、雑誌編集、ファッションデザイン、インテリアデザインなどマルチクリエイターと呼ぶべき多彩な活動で知られる中原淳一(1913-1983)。彼は、戦前に雑誌『少女の友』でデビューをし、挿絵や表紙を手がけ人気を博したほか、編集にも関わっていきました。1937年に日中戦争が勃発すると、戦時色が強まる中で同誌を去ることを余儀なくされます。しかし、中原の雑誌制作への情熱は絶えることはなく、終戦の翌年の1946年には自身が編集長を務める『それいゆ』を創刊。その後も『ひまわり』、『ジュニアそれいゆ』、『女の部屋』などの雑誌を手がけていきました。
中原の生誕111年目を記念し開催される本展では、こうした数々の雑誌に掲載された挿絵や表紙の原画をはじめ、デザインした衣服、アーティストとして制作した絵画や人形など、中原の仕事の全貌に迫ります。「再び人々が夢と希望を持って、美しい暮らしを志せる本をつくりたい」という想いのもと、中原が生み出したこれらのクリエイションの数々を通じて、今もなお色褪せることのない魅力を紹介します。
「111年目の中原淳一 Junichi Nakahara: Year 111」
会場:渋谷区立松濤美術館
住所:〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14
会期:2024年6月29日(土)〜9月1日(日) ※会期中、一部展示替えあり
前期:6月29日(土)〜8月4日(日) 後期:8月6日(火)〜9月1日(日)
開館時間:午前10時~午後6時 (毎週金曜日は午後8時まで) *入館は閉館時間の30分前まで
アーティゾン美術館にて「空間と作品」が開催
アンリ・マティス《画室の裸婦》1899年、石橋財団アーティゾン美術館
本展は3フロアすべてをコレクションで埋め尽くす、バラエティ豊かな作品展示となっている。収蔵作品はもちろんのこと、アーティゾン美術館で初公開となる作品もお披露目。ミニマリズムの画家として知られるロバート・ライマンの大型作品や、イタリアのデザイン界を代表するエットレ・ソットサスの家具に、豊臣秀吉の書翰(しょかん)など、おなじみの名品だけではない石橋財団コレクションの一面もご覧いただける。
「空間と作品」
会場:アーティゾン美術館 6・5・4階展示室
住所:〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-2
会期:2024年 7月27日(土)— 10月14日(月・祝)
開館時間:10:00 — 18:00 / 毎週金曜日は20:00まで※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、8月13日、9月17日、9月24日
(8月12日、9月16日、9月23日、10月14日は開館)
展覧会ウェブサイト
日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクションが東京都現代美術館で開催
高橋龍太郎コレクションは、現在まで3500 点を超え、質・量ともに日本の現代美術の最も重要な蓄積として知られている。本展は、1946年生まれのひとりのコレクターの目が捉えた現代日本の姿を、時代に対する批評精神あふれる作家115組の代表作とともに巡る。
高橋龍太郎コレクション
精神科医、高橋龍太郎(1946- )が1997 年から本格的に始めた、最大級の日本の現代美術コレクション。草間彌生、合田佐和子を出発点として、特に1990 年代以降の重要作家の初期作品・代表作を数多く有する。これまで「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」(2008-2010 鹿児島県霧島アートの森、上野の森美術館ほか)、「高橋コレクション展−マインドフルネス!」(2013-2014 名古屋市美術館ほか)、「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」(2015 東京オペラシティアートギャラリー)など国内外26 の公立・私立美術館でコレクション展が開催されてきた。2020 年、現代アートの振興、普及への多大な貢献を認められ、令和2 年度文化庁長官表彰を受賞。その総数は3500 点をゆうに超え、現在もなお若手作家の最新動向を中心に拡大中である。
会期:2024年8月3日(土)~11月10日(日)
開館時間:10:00−18:00(展示室入場は閉館の30 分前まで)
※8月の毎金曜日は21:00 まで
休館日:月曜日(9/16、9/23、10/14、11/4 は開館)、9/17、9/24、10/15、11/5
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/B2F、ホワイエ
住所:東京都江東区三好4-1-1
展覧会ウェブサイト
京都最古の禅寺「建仁寺」にて 「ZEN NIGHT WALK KYOTO」が開催
京都最古の禅寺「建仁寺」にて、脳が“ととのう”をテーマにした、⾳と静寂、光と影を楽しむサウンドアートナイトイベント「ZEN NI GHT WALK KYOTO」を8⽉2⽇(⾦)〜9⽉22⽇(⽇)の期間開催する。
「ZEN NIGHT WALK KYOTO」展⽰コラボの他、Licaxxxによるニューロミュージック楽曲提供する、脳が“ととのう”プレイリストをVIE Tunesにて無料配信。
建仁寺夜間拝観「ZEN NIGHT WALK TOKYO」概要
開催期間︓2024年8⽉2⽇ – 2024年 9⽉22⽇
開場時間︓19:00-21:30 (受付締切21:00)
チケット価格︓⼤⼈ 2,200円(税込)、⼩⼈(12才以下)1,100円(税込)
チケット販売先︓https://zen.vie.style/
場所︓⼤本⼭建仁寺
住所:〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町584番地
Instagram:@vie_brain
▼ニュース記事
田名網敬一の初となる大規模回顧展「記憶の冒険」が8月に国立新美術館にて開催
田名網 敬一 / 彼岸の空間と此岸の空間 ©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA
国際的に高い評価を得る日本人アーティスト、田名網敬の初となる大規模回顧展「記憶の冒険」が2024 年8月7日(水)~ 11 月11 日(月)の期間、国立新美術館で開催される。
田名網 敬一
1936 年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。アートディレクター、グラフィックデザイナー、映像作家など、そのジャンルを横断した類まれな創作活動により、他の追随を許さない地位を築いている。近年の田名網の主要な展覧会として、「パラヴェンティ:田名網 敬一」(プラダ青山店、東京、2023 年)、「マンハッタン・ユニヴァース」(ヴィーナス・オーヴァー・マンハッタン、ニューヨーク、2022 年)、「世界を映す鏡」(NANZUKA UNDERGROUND、東京、2022 年)、「Keiichi Tanaami」(ルツェルン美術館、スイス、2019 年)、「Keiichi Tanaami」(ジェフリー・ダイチ、ニューヨーク、2019 年)。また、グループ展としてポップアートの大回顧展「インターナショナル・ポップ」(ウォーカー・アート・センター、ダラス美術館、フィラデルフィア美術館、アメリカ、2015-2016 年)、「世界はポップになる」(テート・モダン、ロンドン、2015年) などがある。パブリックコレクションに、ニューヨーク近代美術館(アメリカ)、ウォーカー・アート・センター(アメリカ)、シカゴ美術館(アメリカ)、M+(香港)、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(アメリカ)、ハンブルガー・バーンホフ(ドイツ) など多数。
公式サイト
Instagram:@keiichitanaami_official
田名網敬一の初となる大規模回顧展「記憶の冒険」が8月に国立新美術館にて開催
会期:2024 年8月7日(水)~ 11 月11 日(月)
休館日:毎週火曜日
開館時間:10:00 ~ 18:00
※毎週金・土曜日は20:00 まで
※入場は閉館の30 分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室1E
住所 :〒106-8558 東京都港区六本木7- 22 – 2
お問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式サイト
Instagram:@tanaami2024
▼ニュース記事
「UESHIMA MUSEUM」が一般公開
UESHIMA MUSEUMでは、「同時代性」をテーマに国内外の幅広いアーティストの現代アート作品のコレクションを行うUESHIMA COLLECTIONの650点を超える作品の中から、様々なテーマに沿って選び抜いた作品が鑑賞できる。
本展では、コレクションの多様性を紹介すべく階ごとに異なる視点で展示構成を行っている。国や地域、そして時代を越えたアーティストたちの多彩な表現と、その個々の背後にあるそれぞれの物語へと想像を巡らして鑑賞してほしい。
開催日時:2024年6月1日~2024年12月末
11:00-17:00 (最終入場16:00。3F・4Fは土曜日のみ公開)
会場住所:東京都渋谷区渋谷1-21-18 渋谷教育学園 植島タワー
休館日:月曜日、祝日(3F・4Fは土曜日・日曜日のみ公開)
入館料(税込):一般 1,500円、中高生 1,000円、小学生以下 無料
URL:https://ueshima-museum.com/
※来館に当たっては、ご予約が必要になりますので、事前のご予約をお願い致します。
杉山純と宮澤謙一によるアーティストユニットmagma(マグマ)が展覧会 magma exhibition “TRICK HEARTS” をPARCO MUSEUM TOKYOにて開催
本展では新作群に加え、国内外9組の作家やブランドがmagmaとのコラボレーション作品を発表する。タイトルの“TRICK HEARTS”は、古くからあるトリックアートの表現形式を、アイロニカルなアナログ感とクレイジーな色彩が融合したmagmaならではのフィルターを通した新しい解釈を意味する。
magma
杉山純と宮澤謙一によるアーティストユニット。
廃材や樹脂、電動器具などを組み合わせ創りだす独自の世界観で、作品制作にとどまらず家具やプロダクト、空間演出ディレクション・制作まで幅広く手がける。どこか懐かしさを覚えるアナログ感とクレイジーな色彩が融合した作品群は、国内外から注目を集めている。
HP
Instagram : @magma.jp
magma Exhibition “TRICK HEARTS”(“トリックハーツ”)
会期:2024年8月10日(土)~2024年9月2日(月)
11:00~21:00 ※入場は閉場の30分前まで。
※最終日9月2日は18時閉場
会場:渋谷PARCO 4F・PARCO MUSEUM TOKYO
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
入場料: 無料
展覧会公式HP
※企画内容は予告なく変更になる可能性がございます。
▼ニュース記事
- Edit : Seiko Inomata(QUI)