いま観るべき映画|2023年1月
とべない風船
2023年1月6日(金)より、新宿ピカ デリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺、MOVIX 昭島ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:宮川博至
出演:東出昌大、三浦透子、小林薫、浅田美代子、原日出子、堀部圭亮、笠原秀幸、有香、中川晴樹、柿辰丸、根矢涼香、遠山雄、なかむらさち
©buzzCrow Inc.
〈STORY〉
凛子は島の生活に心身を癒されていくが、憲二の過去を知って胸を痛める。最初は互いに心を閉ざしていた二人は、あたたかくてお節介な島の人々に見守られ、少しずつ打ち解けていく……。
そして僕は途方に暮れる
2023年1月13日(金)より、ロードショー
脚本・監督:三浦大輔
出演:藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶、毎熊克哉、野村周平/香里奈、原田美枝子/豊川悦司
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
〈STORY〉
自堕落な日々を過ごすフリーターの菅原裕一は、長年同棲している恋人・里美と、些細なことで言い合いになり、話し合うこともせず家を飛び出してしまう。その夜から、親友、大学時代の先輩や後輩、姉のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母が1人で暮らす北海道・苫小牧の実家へ辿り着く。だが、母ともなぜか気まずくなり、雪降る街へ。行き場を無くし、途方に暮れる裕一は最果ての地で、思いがけず、かつて家族から逃げていった父と10年ぶりに再会する。「俺の家に来るか?」、父の誘いを受けた裕一は、ついにスマホの電源を切ってすべての人間関係を断つのだが――。
▼香里奈さんインタビュー
マリッジカウンセラー
2023年1月13日(金)より、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
監督:前田直樹 脚本:松井香奈
出演:渡辺いっけい、松本若菜、宮崎美子、青山倫子、永山たかし、坂口涼太郎、呉城久美、久田莉子、宇乃うめの、今藤洋子、岸田タツヤ、鈴木亮介、岡安泰樹、細井学、歌川椎子、上地春奈、円城寺あや
©2022「マリッジカウンセラー」フィルムパートナーズ
〈STORY〉
昭和オヤジが「結婚したい」男女のために大奮闘!
仲人ならではの繋がりが結ぶ奇跡の“ご縁”
大手不動産会社に勤める赤羽昭雄はトップ営業だった過去の栄光を自慢し、パワハラ・セクハラ当たり前の鬱陶しいオヤジ。ある日のこと、赤羽は会社からの辞令で、結婚相談所「とわえもわ」に出向することに。そこは、カリスマ仲人である母の後を継いだ時田結衣が切り盛りしている結婚相談所だった。
最初は「物件紹介も結婚相手の紹介も大差ない」と高をくくっていた赤羽だが、“3回目のデートから先に進んだことがない”会社員、30代のうちに結婚したかった女性など、それぞれに事情を抱えた個性的な会員を前に、予想外の苦労の連続。一方の結衣も、真摯に会員と向き合いながらも、自分の手腕に自信を持てずにいた。最初こそ価値観の違いから衝突する2人だが、互いに足りないものを補い合い、小さな奇跡を起こしていく―――。
レジェンド&バタフライ
2023年1月27日(金)より、ロードショー
監督:大友啓史
出演:木村拓哉、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、和田正人、高橋努、浜田学、本田大輔、森田想、見上愛、増田修一朗、斎藤工/北大路欣也/本田博太郎、尾美としのり、池内万作、橋本じゅん、音尾琢真、伊藤英明、中谷美紀
©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
〈STORY〉
最低最悪の出会いが、時代を変える―――
政略結婚で結ばれた、格好ばかりの織田信長(木村拓哉)と密かに信長暗殺を目論む・濃姫(綾瀬はるか)は、全く気が合わない水と油の関係。ある日濃姫の祖国で内乱が起こり父が命を落とす。自身の存在意義を失い自害しようとする彼女に、再び生きる意味と場所を与えたのは、他でもない信長だった。そんな信長もまた、大軍に攻められ窮地に立たされた時、濃姫にだけは弱音を吐く。自暴自棄になる彼を濃姫は鼓舞し、二人は桶狭間の激戦を奇跡的に勝ち抜く。これをきっかけに芽生えた絆は更に強くなり、いつしか天下統一が二人の夢となる。
しかし、戦さに次ぐ戦さの中で、信長は非情な“魔王”へと変貌してゆく。本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと心を砕くが、運命は容赦無く〈本能寺〉へと向かっていく。〈魔王〉と恐れられた信長と、〈蝶〉のように自由を求めた濃姫。激動の30年を共に駆け抜けた二人が見ていた“本当の夢”とは―――
▼市川染五郎さんインタビュー
あつい胸さわぎ
2023年1月27日(金)より、ロードショー
監督:まつむらしんご
原作:戯曲『あつい胸さわぎ』 横山拓也(iaku)
出演:吉田美月喜、常盤貴子、前田敦子、奥平大兼、三浦誠己、佐藤緋美、石原理衣
©︎2023映画『あつい胸さわぎ』製作委員会
〈STORY〉
“初期の乳ガン”初恋の胸の高鳴りは、いつしか“胸さわぎ“になっていた。
港町の古い一軒家に暮らす武藤 千夏(吉田 美月喜)と、母の昭子(常盤 貴子)は、
慎ましくも笑いの絶えない日々を過ごしていた。
小説家を目指し念願の芸大に合格した千夏は、授業で出された創作課題「初恋の思い出」の事で頭を悩ませている。千夏にとって初恋は、忘れられない一言のせいで苦い思い出になっていた。その言葉は今でも千夏の胸に”しこり”のように残ったままだ。だが、初恋の相手である川柳光輝(奥平 大兼)と再会した千夏は、再び自分の胸が踊り出すのを感じ、その想いを小説に綴っていくことにする。
一方、母の昭子も、職場に赴任してきた木村 基春(三浦 誠己)の不器用だけど屈託のない人柄に興味を惹かれはじめており、20年ぶりにやってきたトキメキを同僚の花内 透子(前田 敦子)にからかわれていた。
親子二人して恋がはじまる予感に浮き足立つ毎日。
そんなある日、昭子は千夏の部屋で“乳がん検診の再検査”の通知を見つけてしまう。
娘の身を案じた昭子は本人以上にネガティブになっていく。だが千夏は光輝との距離が少しずつ縮まるのを感じ、それどころではない。「こんなに胸が高鳴っているのに、病気になんかなるわけない」と不安をごまかすように自分に言い聞かせる。
少しずつ親子の気持ちがすれ違い始めた矢先、医師から再検査の結果が告げられる。
初恋の胸の高鳴りは、いつしか胸さわぎに変わっていった…
▼吉田美月喜さんインタビュー