東コレ初参加のブランドをピックアップ|Rakuten Fashion Week TOKYO 2023AW
「TOKYO FASHION AWARD 2023」に選出された<TENDER PERSON>や<TANAKA>をはじめ、今コレクションにてローンチをする長野剛織が手掛けるウィメンズライン<(un)decided>など、気になる東コレ初参加ブランドを発表日程とともにご紹介。
3月13日(月)
SEVESKIG / (un)decided
(un)decided 2023AW image visual
Designer 長野 剛織
<SEVESKIG>
<SEVESKIG>は『実際に商品を手に取り、着て感動する物作り』をコンセプトに掲げ、自身が通ってきたカルチャー、サブカルチャーなどをスタンダードなアイテムに落とし込んでいる。レザーアイテムは個体も国内の破棄される動物を使用し、2016年からは害獣駆除、頭数制限などで落とされた狩猟革 (蝦夷熊、ツキノワグマ、蝦夷鹿、本州鹿など)を使用している。 世界に誇れる日本の生地産地に足を運び、シーズンテーマにあった生地を開発。古着の仕入れをしていた事もあり、ブランド立ち上げ当初から古着を表地やライニングに使用。デザイナー長野 剛識は、もともとグラフィックデザイナーであった事から、グラフィックやイラストを得意とし、コレクション内でも柄物を多く扱う。
<(un)decided>
<SEVESKIG>のデザイナー、長野剛織が手掛けるウィメンズライン<(un)decided(アンディサイディド)>。13日のショーにてローンチする注目のブランド。ブランドネームである——<(un)decided>は日本語では主に「未定の」と訳される言葉。
2012年に<SEVESKIG>を立ち上げて以来、長野が培ってきたものアメカジファッションをベースに土着的な信仰や都市伝説的な物語を編み出すデザインの手法や国産にこだわった獣(ジビエ)のレザーをはじめとする素材づかい、さまざまなアニメーション作品やグラフィックアーティストとのコラボレーション——は<(un)decided>のクリエイションにも色濃く引き継がれており、不変なものとなっている。
たとえば今季のコレクションにも、ネイティブ・アメリカンの一部族であるホピ族の予言を着想源としたオリジナルのテキスタイルや、北海道で害獣として駆除されたキタキツネの毛皮を12頭分継ぎ接ぎしたジャケット等、一目で長野のそれとわかるような表現が随所に散りばめられている。常に揺れ動く不確実なものを捉え、確固たる技法で描き続けるということ。<(un)decided>とはその様な試みである。
3月15日(水)
TENDER PERSON
TENDER PERSON 2023SS COLLECTION
Designer ヤシゲユウト / メンドンサ・ビアンカ・サユリ
デザイナーのヤシゲユウト氏とメンドンサ・ビアンカ・サユリ氏は2013年文化服装学院に入学し、翌年2014年より<TENDER PERSON>を立ち上げる。同年原宿にて展示会形式でコレクションを発表し2017年秋冬シーズンより本格的に活動を開始。日常生活から得る物事をさまざまな角度から捉え、時代感、空気感を独自に追求し、ファッションを通して”自分たちらしさ”を表現し続けることをコンセプトに掲げる。「TOKYO FASHION AWARD 2023」に選出されている。
ATTACHMENT / VEIN
Designer 榎本 光希
<ATTACHMENT>
23年間デザイナーを務めた創業者の熊谷和幸氏の後任に抜擢された榎本光希が、2022年秋冬シーズンからデザイナーを務める。コンセプトは『人を引き立てる服』。服は、着る人の個性や魅力、内面を引き立てる付属品である。そのために、シンプルなデザインを極める。シルエットの計算と、素材使いから生まれる着心地の良さ、クラフツマンシップが叶える緻密な仕立て。時代を超える、人の内面をも引き立てる服を提案していく。
<VEIN>
2020春夏「Paris fashion week」でデビュー、コンセプトは『structural expressionism(構造表現主義)』服の構造そのものをデザインと捉えることで、 ミニマルで力強いコレクションを発表していく。
3月16日(木)
08sircus
Designer 森下 公則
2010春夏「Paris fashion week」にてデビュー、コンセプトは時代と共存し、更新されていく モダンスタンダードコレクション。
3月17日(金)
INSCRIRE
INSCRIRE 2023SS WOMEN COLLECTION
Designer 岡 ゆみか
<NEPENTHES>にてデザイナーアシスタントを務めたのち、セレクトショップにてデザイナー・MD兼バイヤー・デザインチームの一員として企画担当に携わった岡氏。独立後、自身のオリジナルブランド<INSCRIRE>を2017年秋冬にスタート。ミリタリーやワーク、ヴィンテージといったメンズスタイルの解釈から生まれたコレクションを製作し、それらをミックスして着ることで化学変化を起こし、新たな価値観やスタイルを提案する。普遍的でありながら遊び心のあるスタイルで、着る人のパーソナリティを引き出すことを目指している。「TOKYO FASHION AWARD 2023」に選出されている。
3月18日 (土)
TANAKA
Designer タナカ サヨリ
洋画家であり、着物のテキスタイルデザイナーだった父と、日本庭園を作る造園家だった祖父の元、自然豊かな新潟県で生まれ育つ。東京モード学園卒業後、ヨウジヤマモト社にて企画、ニットカットソーデザイナーとして経験を積んだ後、ファーストリテイリング社に入社、「ユニクロ」の東京、上海、ニューヨークオフィスにてウィメンズグローバルデザインチームのリーダーを務めた。2017年、ニューヨークを拠点に、自身のブランド<TANAKA>をスタート。「TANAKA NY TYO LLC」を立ち上げ、ニューヨーク、ヨーロッパ、アジアなどでグローバルにデザイン活動を行う。「TOKYO FASHION AWARD 2023」に選出されている。
各ブランドのファッションショー生中継配信・オンライン配信は下記サイトよりご覧いただけます。
Rakuten Fashion Week 2023A/W 公式HP
Rakuten Fashion Week TOKYO 2023AW ARTICLES
東コレ2023秋冬オンライン配信するブランドをご紹介
コロナ禍を経た現在では、フィジカルだけでない表現方法が広がり、それはオンライン配信によって遠方に住んでいる人や平日のスケジュールが中々合わない人にも楽しめるものとなった。ここではより多くの人に気軽に東コレを楽しんでもらえる、オンライン配信にてコレクション発表を行うブランドを発表日程と共にご紹介。
東コレ2023年AWの注目ブランド
3月13日(月)から3月18日(土)にかけていよいよ始まる「Rakuten Fashion Tokyo 2023 A/W」。
今回参加する数多くのブランドの中からQUI編集部が気になるブランドをピックアップ。
各ブランドの魅力や注目すべきポイントと共にブランド情報をご紹介。