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「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。」Bunkamuraにて開催、渋谷ファッションウィークと交差する“格好良さ”の軌跡

Mar 3, 2026
京都・二条城でのKYOTOGRAPHIE(2023年)での展示や、クリスチャン・ディオールとのコラボレーションも記憶に新しい写真家・高木由利子による「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。」が、Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。会期は2026年3月10日(火)から3月29日(日)まで。(PHOTO:高木由利子 《India, 2004》 © Yuriko Takagi)

「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。」Bunkamuraにて開催、渋谷ファッションウィークと交差する“格好良さ”の軌跡

Mar 3, 2026 - ART/DESIGN
京都・二条城でのKYOTOGRAPHIE(2023年)での展示や、クリスチャン・ディオールとのコラボレーションも記憶に新しい写真家・高木由利子による「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。」が、Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。会期は2026年3月10日(火)から3月29日(日)まで。(PHOTO:高木由利子 《India, 2004》 © Yuriko Takagi)

ファッションとは何か。その壮大な問いの本質を追い求め、世界各地で伝統的な衣服をまとい生きる人々を30年にわたり撮り歩いた「Threads of Beauty」シリーズから、精選された100点以上の作品が展示される本展。写真家としての活動の根幹ともいえるこのシリーズは、単なる記録にとどまらず、衣服と身体が立ち上げる生き方や誇りをとらえたものだ。

《Colombia, 2016》© Yuriko Takagi

 

本展は、1989年の開館以来、文化芸術の発信地であり続けたBunkamura ザ・ミュージアムの現展示室でのラストを飾る展覧会となる。2029年度に竣工予定の「Shibuya Upper West Project」に向けた拡大移転を控える中、節目となる機会に高木の作品世界に触れられる貴重な機会となる。

会場構成を手がけるのは、KYOTOGRAPHIEでも高木とタッグを組んだ建築家・田根剛。空間の記憶を掘り起こし、写真に宿る時間や風景の層を浮かび上がらせるような構成が期待される。

 

《India, 2004》 © Yuriko Takagi

《Peru, 2003》 © Yuriko Takagi

 

衣服や身体を通して、自然界の一部としての「人の存在」を見つめてきた高木の眼差し。その中でも、「Threads of Beauty」はとりわけ長く、深く掘り下げられてきたプロジェクトだ。各地の伝統衣装が日常から消えゆく流れを惜しみながらも、それを一つの時代の営みとして受けとめる姿勢。そして、何より高木が魅せられたのは、そうした衣服をまとう人々の、文句なしの「格好良さ」だった。

その格好良さは、決して装飾や流行に収まるものではない。生き方そのものが滲み出るような佇まい、存在のあり方そのものが発する強度。撮ることは、それを見出し、応答することでもある。本展で浮かび上がるのは、時代や場所を超えて共鳴する、普遍的なアイデンティティの姿だ。

会期中には、小池一子や高橋悠介(CFCL)との特別対談イベントも実施。また、森岡書店が会場に特別出店し、高木の新刊写真集やリトグラフ作品、漆皮作家・樋上純とのコラボレーション、ファッションブランド「amachi.」との関連グッズなどを展示販売する。

 

【プロフィール】

© Shinnosuke Miyachi

高木由利子
東京生まれ。武蔵野美術大学でグラフィックデザインを学んだ後、英国Trent Polytechnicにてファッションデザインを専攻。ファッションデザイナーとして活動後、写真家に転身。伝統衣装や身体を通して「人の存在」を見つめ続け、近年は自然現象に焦点を当てた「chaoscosmos」シリーズなど映像作品にも取り組む。
Instagram:@yuriko_takagi_photo

【開催情報】
展覧会名:SHIBUYA FASHION WEEK 2026 Spring x Bunkamura
高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。
会期:2026年3月10日(火)~3月29日(日)
開館時間:13:00~20:00(最終入場 19:30)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F
入場料:無料
主催:渋谷ファッションウィーク
共催:東急株式会社、Bunkamura
会場構成:田根剛、マキシム・セロン(ATTA)
グラフィック・デザイン : 長嶋りかこ、鈴木美紅、稲田浩之、小山飛日 (village®)
URL:https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/26_takagi.html
Insatgram:@bunkamura_the_museum @shibuyafashionweek
※本展は、毎年3月に東京で開催されるクリエイティブの祭典「TOKYO CREATIVE SALON 2026」(テーマ:「FUTURE VINTAGE 過去の記憶を、新たな創造によって未来へ継ぐ。」)の一環として開催される。

【関連イベント】
・特別対談「高木由利子 × 小池一子(クリエイティブ・ディレクター)」
日時:3月14日(土)11:00~12:00

・特別対談「高木由利子 × 高橋悠介(CFCL代表 兼 クリエイティブディレクター)」
日時:3月15日(日)11:00~12:00

ファシリテーター:名和摩耶(ARTnews JAPAN 編集長)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム 展示会場内
※参加費無料・要予約
※トークイベント終了後、一般開場前に展覧会を貸切でご鑑賞いただけます
※詳細・予約方法はBunkamura公式サイトまたは公式SNS(X/Facebook/Instagram)にて案内予定

・森岡書店 Bunkamura ザ・ミュージアム店(会期中特別出店)
「一冊の本を売る書店」をテーマにする森岡書店が、展示室内に特別出店。高木由利子の新刊写真集をはじめ、各種書籍やリトグラフ作品、漆皮作家・樋上純とのコラボレーション、ファッションブランド「amachi.」とのコラボ商品などを展示・販売予定。

  • Text & Edit : Y.O(QUI)

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