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いま行くべきアートイベント|2024年6月

May 30, 2024
6月開催のアートイベントの中からQUIおすすめのイベントをピックアップ。詳細情報も併せてチェックを。

いま行くべきアートイベント|2024年6月

May 30, 2024 - ART/DESIGN
6月開催のアートイベントの中からQUIおすすめのイベントをピックアップ。詳細情報も併せてチェックを。

ワコウ・ワークス・オブ・アートにて「私が死ななければならないのなら、あなたは必ず生きなくてはならない」が開催

© Henk Visch, courtesy WAKO WORKS OF ART

本展のタイトルは、パレスチナの詩人リフアト・アルアライール(1979年生まれ)が2011年に書いた詩の冒頭部分である。2023年の11月にこの詩をSNSに投稿した彼はその翌月、イスラエル軍の空爆により絶命した。アルアライールが残したこの詩が、本展全体を通底するメッセージとなっている。

本展では、フィシュの新作を含む彫刻作品やドローイング、ムスアブ・アブートーハ(1992年生まれ)の詩、画家スライマーン・マンスール(1947年生まれ)のエディション作品、ガザのためにアーティストたちが制作したポスター(Posters for Gaza)を中心に紹介。ま た、長年フィシュと親交があり、今回の企画の意図に賛同した奈良美智(1959年生まれ)の新作も展示する。

「私が死ななければならないのなら、あなたは必ず生きなくてはならない」」
会場:ワコウ・ワークス・オブ・アート
住所:東京都港区六本木 6-6-9 ピラミデビル 3F
会期:2024年5月17日(金)- 6月29日(土)
開場時間:12:00-18:00
日月祝・休廊
お問い合わせ:info@wako-art.jp
公式サイト
Instagram:@wakoworksofart

 

アートギャラリー Lurf MUSEUMにてアーティスト後藤夢乃と山中雪乃による二人展「Lux」を開催

Yumeno Goto

Yukino Yamanaka

「Lux」とは、光や輝きを象徴し、その中に潜む多様な可能性を秘めた作家に焦点を当てたルーフミュージアムが企画・キュレーションするシリーズ展である。第一回目となる本展では、物質と情報の境界を曖昧にし、人体を通して独創的な世界を表現する2名の作家による作品世界を紹介。

後藤夢乃 ✕ 山中雪乃 二人展「Lux」
会期|2024年5月17日(金)~6月23日(日) 不定休
会場|Lurf MUSEUM 1F、2F
時間|11:00 – 19:00
住所|150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1
後藤夢乃 Instagram:@yumenorb
山中雪乃 Instagram:@yukino_yamanaka

▼ニュース記事

NEWS
アートギャラリー Lurf MUSEUMにてアーティスト後藤夢乃と山中雪乃による二人展「Lux」を開催
May 24, 2024

 

デザインとアートのいびつかつ奇妙な相関関係を楽しむグループ展「Not Quite」が PERCELにて開催

Courtesy of the artist, Lee Kwangho

PARCELが新たなグループ展「Not Quite」を開催することを発表。日常生活で触れている椅子や焼き物などのプロダクトや工芸、アートが本来の「目的」から逸脱した時、カテゴライズが無力化し、そのフォルムやマテリアルを純粋に享受することが可能だというコンセプト。

今回の展示には4人のアーティスト、デザイナー、ショップオーナーが参加し、家具や物がもつ従来の用途からそれらを切り離すことで、デザインや形を生み出すことについて考えることを促す。

-概要
“Not Quite”A Group Exhibition by:
イ・カンホ | Kwangho Lee
橋本 知成 | Tomonari Hashimoto
太田 琢人 | Takuto Ohta
矢口 周太郎 | Shutaro Yaguchi2024年5月18日(土) 〜 6月30日(日)
At PARCEL
東京都中央区日本橋馬喰町 2-2-1 DDD HOTEL 1F
定休日:月・火・祝日休み
公式HPはこちら

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Gallery Commonにて、アメリカ在住テキスタイル・アーティスト「ジャクリーン・サーデル」の日本初個展『Bliss!』を開催

Photo by Yuma Nishimura. Courtesy of Gallery Common.

本展覧会では、約1ヵ月間日本に滞在して影響を受けた日本庭園や街並みや風景を、工業用ロープ等を巧みに編んで異素材と組み合わせる事で立体的に表現。2mを超える大型作品から小作品まで、拘り抜いた表現法でギャラリー内にて展示予定。

Jacqueline Surdell
1993年、アメリカのシカゴ(イリノイ州)生まれ。現在もシカゴを拠点に活動。
自作している壁画サイズの織機を用いて、縦糸の隙間を何キロも何ヤードもある工業用の縄を編み込み、巨大かつ立体的な作品を制作しています。反復的で手間のかかる工芸的な手法への関心は、何年ものあいだ選手として過ごしてきた経験、そして生まれ育ったシカゴの産業や労働の歴史が、下地となっているのです。更に美術歴史的な参照を引用し、彼女の作品群は絵画と彫刻の境界を積極的に越えようとするのです。精力的で、素材に根差した制作の手つきは労働力、歴史性、そして権力性を含み、それらを表す道具や環境、そして行為に注目させます。サーデルは、2022年にはPollock-Krasner Foundationの彫刻部門助成金を得てバーモント・スタジオ・センターのレジデンシーに通い、シカゴのDevening ProjectsとHyde Park Art Center、デトロイトのLibrary Street Collectiveでの大規模な展覧会に参加。Hyde Park Art Centerで開催されたThe Seldomsの40周年記念展「Toolbox@Twenty」でのコラボレーションは、ロリ・ワックスマンによってシカゴ・トリビューン誌の2022年シカゴのベスト展覧会のひとつに挙げられた。2023年2月、東京 East/EastでGallery Commonのソロ・ブースで出展。2023年8月、アラバマ州バーミンガムのAbroms-Engel Institute for the Visual Artsで、初の美術館での個展「Adoration Garden」を開催。2024年春には、Carrie Secrist Galleryでの展覧会が開催予定。サーデルは2017年にシカゴ美術館付属美術大学で繊維・素材学の修士号を取得、2015年にはロサンゼルスのオクシデンタル・カレッジで学士号を取得した。
Instagram:@jacquelinesurdell

Jacqueline Surdell「 Bliss!」
会場:Gallery Common
住所:〒150-0001東京都渋谷区神宮前5 39 6 B1F
2024年5月25日(土)~6月23日(日)
オープニングレセプション:2024年5月24日(金)19:00 21:00
開廊時間: 12:00 19:00 (水~日) *月、火 休廊
Tel: +81 03 6427 3827
contact@gallerycommon.com

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WHAT CAFEがJILL STUART協力のもとアートとアパレルを通して新たな魅力を発見できる展示会を6月5日より開催

御村紗也「skip」

仲衿香「JILL STUART」

本展ではWHAT CAFEの出展アーティストであり、今回JILL STUARTとコラボレーションしたオリジナルアートアイテムを共同開発した御村紗也と仲衿香を中心に、JILL STUARTの2024シーズンコンセプトである「Multifaceted gem」を再解釈した14名の若手アーティストによる作品を展示販売する。コラボレーションアイテムのために書き下ろした原画や、オリジナルアートアイテムも展示販売され、アートとアパレルが融合する展示空間が体感できる。会期中は「耳で聴く美術館avi」をナビゲーターとした無料の音声ガイドも楽しめる。

御村紗也の作品をテキスタイルデザインに落とし込んだワンピースやスカート、トートバッグ、仲衿香の作品をプリントしたTシャツやトートバッグなど計6型のオリジナルアートアイテムを展開。本コラボレーションのために書き下ろした原画作品もあわせて展示販売する。

WHAT CAFE EXHIBITION vol.36
展示期間:2024年6月5日(水)~6月16日(日)
コラボレーションアーティスト(敬称略・順不同):御村紗也、仲衿香
参加アーティスト(敬称略・順不同):官野良太、佐々木光、住吉明子、タイラクルカ、髙倉大輔、高橋美衣、本城葵、三宅佑紀、Mutiara Riswari、山羽春季、吉見紫彩、渡部未乃
展覧会公式サイト
会場:WHAT CAFE
住所:〒140-0002 東京都品川区東品川2-1-11
営業時間:11:00~18:00(最終日は17:00閉館)
入場料:無料
※感染症拡大防止の観点により開催中止・一部内容や時間が変更になる場合があります
※会期中、展示の入れ替えや貸出イベントなどで休館することがあります。詳しい営業日は公式サイトをご覧ください

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WHAT CAFEがJILL STUART協力のもとアートとアパレルを通して新たな魅力を発見できる展示会を6月5日より開催
May 27, 2024

  • Edit : Seiko Inomata(QUI)

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