いま行くべきアートイベント|2026年4月
マティルド・ドゥニーズの日本初個展「Time and Light」、ペロタン東京で開催中

Mathilde Denize, Contours, 2026. Acrylic and watercolor on canvas, pigments. 56 × 46 cm. Photo by Tanguy Beurdeley. Courtesy of the artist and Perrotin.
ペロタン東京にて、フランスを拠点に活動するアーティスト、マティルド・ドゥニーズによる日本初個展「Time and Light」が2026年3月24日から6月27日まで開催されている。
展示の中心は新作《Contours》シリーズ。ドゥニーズは、廃棄された日用品や自身の過去作品を切断し、組み替え、縫い合わせながら作品を制作を続けてきた。そうして生まれる断片を結び直し、時間や記憶を作品に重ねる。
マティルド・ドゥニーズ
1986年フランス・サルセル生まれ。パリを拠点に活動。絵画、インスタレーション、彫刻的構成、パフォーマンス、映像など多様なメディアを横断する制作を行う。
廃棄されたオブジェクトや自身の過去作品を素材として再構成する制作で知られ、断片化した現代の風景から新しい意味や形を引き出す作品を発表してきた。キャロリー・シュニーマンなど実験的なアーティストの影響も受け、身体を重要な表現媒体として扱う点も特徴のひとつだ。
Instagram:@mathildedenize
開催情報
展覧会名:Time and Light
会期:2026年3月24日(火)– 6月27日(土)
会場:ペロタン東京
住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F
開館時間:11:00 – 19:00
休廊日:日曜・月曜
観覧料:無料
ウェブサイト:https://www.perrotin.com/
Instagram:@perrotin
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ダニエル・ビュレン「Third Eye, situated works 知覚の拡張ーそこにある眼差し」、SCAI THE BATHHOUSEで開催中

ダニエル・ビュレンの個展「Third Eye, situated works 知覚の拡張ーそこにある眼差し」が、2026年3月17日(火)から5月16日(土)まで、SCAI THE BATHHOUSEで開催されている。
本展を構成するのは《Prismes et mirroirs : Haut-relief(プリズムと鏡 :高浮き彫り)》シリーズを含む6点の新作だ 。凸状の形態“Prisme”に、インダストリアルカラーから選ばれた色彩が施され、鏡面仕上げの支持体とともに空間へと配置される。平面と立体のあわいに立ち上がるそれらは、反射や光の作用を通じて、鑑賞者自身の身体や周囲の環境を取り込みながら揺らぐ。
ダニエル・ビュレン
1938年フランス、ブローニュ=ビランクール生まれ(同地在住)。1960年代初頭より活動を開始し、「ゼロ度の絵画」と呼ばれるコンセプチュアルな実践を展開。1960年代半ば以降、幅8.7cmのストライプを一貫して用い、作品と場所の関係性を問い続けてきた。1986年にはヴェネチア・ビエンナーレのフランス館代表作家として金獅子賞を受賞。2007年には高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)を受賞するなど、国際的に高い評価を受ける。グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、センター・ポンピドゥー(パリ)ほか、世界各地で個展を開催 。
【開催情報】
Third Eye, situated works 知覚の拡張ーそこにある眼差し
会期:2026年3月17日(火)– 5月16日(土)
開館時間:12:00 – 18:00
休廊日:日曜・月曜・祝日
会場: SCAI THE BATHHOUSE
住所:〒110-0001 東京都台東区谷中6-1-23
TEL:03-3821-1144
公式サイト
Instagram:@scaithebathhouse
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クリスチャン・マークレーの新作コラージュ展「LISTENING」、4/4(土)からギャラリー小柳にて開催

クリスチャン・マークレー 〈Eccentric Listening〉 (Eight Ears and Scarf) 2024年 コラージュ 42 x 30.3 cm © Christian Marclay / Courtesy of Gallery Koyanagi
ギャラリー小柳にて、2026年4月4日(土)から6月30日(火)まで、クリスチャン・マークレーによる個展「 LISTENING」が開催される。
本展は、ギャラリー小柳との協働30年を超える関係の中で開催される4度目の個展となる。展示はすべてマークレーのオリジナル・コラージュで構成され、新作シリーズ〈Concentric Listening〉〈Eccentric Listening〉、そしてレコードジャケットを用いた〈Oculi〉の最新作が発表される。
クリスチャン・マークレー
1955年アメリカ・カリフォルニア州サンラファエル生まれ、スイス・ジュネーヴで育つ。ボストンのマサチューセッツ芸術大学とニューヨークのクーパー・ユニオンに学ぶ。1979年よりレコードとターンテーブルを用いたパフォーマンスを開始し、実験音楽の先駆者として活動。以降、聴覚と視覚の関係を探る作品を多様なメディアで発表。2011年、第54回ヴェネチア・ビエンナーレにて《The Clock》で金獅子賞を受賞。ポンピドゥー・センター、ホイットニー美術館、東京都現代美術館などで個展を開催。
開催情報
展覧会名:クリスチャン・マークレー「LISTENING」
会期:2026年4月4日(土)−6月30日(火)
開廊時間:12:00−19:00
休廊日:日/月/祝祭日
会場:ギャラリー小柳
住所:東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル9F
オープニング・レセプション:2026年4月4日(土)17:00−19:00
ウェブサイト:https://gallerykoyanagi.com/exhibitions/christianmarclay_listening_jp/
Instagram:@gallerykoyanagi
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TAPPEI 『TAPPEI WORLD』created with SAMPO、4/10(金)からGALLERY X BY PARCOにて開催

2026年4月10日(金)から4月20日(月)まで、GALLERY X BY PARCOにて、タトゥーアーティストTAPPEIによる個展「TAPPEI 『TAPPEI WORLD』created with SAMPO」が開催。
本展では、TAPPEIの代表的なモチーフである天使のキャラクターを軸に、絵画作品の展示にとどまらない空間体験が立ち上がる。会場演出には、建築/音響装置/映像制作を横断するアートコレクティブSAMPO Inc.が参加。展示空間の奥へと進むことで、キャラクターが潜む世界が現実空間として立ち現れ、鑑賞者の身体感覚に静かに作用していく構成となっている。
TAPPEI / タッペイ
1993年大阪府生まれ。アーティスト、タトゥーアーティスト、グラフィックデザイナー。幼少期より絵と刺青に興味を持ち、神戸芸術工科大学アート・クラフト学科を中退後、タトゥーアーティストとして活動を開始。2014年より東京を拠点に活動し、原宿でのアパレル勤務を経てグラフィックデザインも手がける。中目黒に「TAPPEI ROOM」を設立。NIKE、UNDERCOVER、BEAMSとのコラボレーションや、海外でのゲストワーク、雑誌『EYESCREAM』での連載など、多様なフィールドで表現を展開。キャンバス、身体、衣服、誌面などあらゆる媒体を横断しながら活動を続けている。
Instagram:@tappeis
SAMPO Inc.
フィンランド神話に登場する神聖な遺物「SAMPO」に由来する名を持つコレクティブである。人々の望みに応じて小麦や塩、金を生み出したとされるその存在になぞらえ、時代や社会が本質的に求めるものをかたちにし続けることを掲げる。建築、音響、映像など複数の領域を横断しながら、空間そのものに新たな体験を立ち上げている。
Instagram:@we_are_sampo
開催情報
展覧会名:TAPPEI 『TAPPEI WORLD』created with SAMPO
会期:2026年4月10日(金) – 4月20日(月)
会場:GALLERY X BY PARCO
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ B1F
開場時間:11:00 – 21:00(最終日は18:00閉場/入場は閉場30分前まで)
入場料:無料
休館日:会期中無休(予定)
ウェブサイト
Instagram:@parcogx
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「ウジェーヌ・ブーダン展 瞬間の美学、光の探求」、4月11日(土)からSOMPO美術館にて開催

ウジェーヌ・ブーダン《ベルク、出航》1890年 油彩/カンヴァス 79×110.2 cm ランス美術館(inv. 907.19.34)C. DEVLEESCHAUWER©
SOMPO美術館にて、「ウジェーヌ・ブーダン展 瞬間の美学、光の探求」が2026年4月11日(土)から6月21日(日)まで開催される。本展は、印象派の先駆者として知られるウジェーヌ・ブーダンの約30年ぶりとなる本格的な回顧展である。
モネに大きな影響を与えた画家として語られることの多いブーダンだが、その実像はそれだけにとどまらない。本展では、油彩、パステル、素描、版画など約100点を通して、その多面的な仕事が立ち上がる構成となっている。
ウジェーヌ・ブーダン(Eugène Boudin)
1824年フランス・オンフルール生まれ。ノルマンディー地方を拠点に、海景や空、風景を描いた。若きクロード・モネに戸外制作の重要性を伝えたことで知られる。変化する光と大気をとらえる鋭敏な観察眼により、「空の王者」とも称された。1898年没。
開催情報
展覧会名:開館50周年記念 ウジェーヌ・ブーダン展 瞬間の美学、光の探求
会期:2026年4月11日(土)~6月21日(日)
会場:SOMPO美術館
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1
開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで、最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし5月4日、5日は開館)
観覧料:一般(26歳以上)事前購入券1,800円/当日券2,000円、25歳以下 事前購入券1,100円/当日券1,200円、高校生以下無料
ウェブサイト
Instagram:@sompo_museum
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- Edit : Seiko Inomata(QUI)