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Ready Steady Go ! 2024 SUMMER SONIC | ディスクユニオンスタッフが教える、かけがえのない音楽 # 14

Aug 10, 2024
首都圏を中心にしながら、名古屋、大阪まで、音楽CD・レコード店を展開し、ビギナーからマニアまで多くの音楽ファンの絶大な支持を集める「diskunion(ディスクユニオン)」。ロックやソウル、ジャズ、JPOP、クラシックなど、さまざまなジャンルごとに精通したスタッフが在籍するのもディスクユニオンの大きな魅力になっている。ここではそんなマニアックなスタッフたちが毎月のテーマに沿って、おすすめのアーティストの作品を紹介していく。

連載第14回目となる8月のテーマは、「Ready Steady Go ! 2024 SUMMER SONIC」
8月17日(土)・18日(日)の2日間、東京と大阪で開催される"SUMMER SONIC 2024"から必聴のアーティストを紹介。

各ジャンルを担当する音楽マニアならではの深い知識と独断と愛情にあふれるリコメンドを楽しんでほしい。ここで見つけたディスクユニオンの“推し“が、あなたにとってかけがえのないライブラリーになることを願いつつ。

Ready Steady Go ! 2024 SUMMER SONIC | ディスクユニオンスタッフが教える、かけがえのない音楽 # 14

Aug 10, 2024 - MUSIC
首都圏を中心にしながら、名古屋、大阪まで、音楽CD・レコード店を展開し、ビギナーからマニアまで多くの音楽ファンの絶大な支持を集める「diskunion(ディスクユニオン)」。ロックやソウル、ジャズ、JPOP、クラシックなど、さまざまなジャンルごとに精通したスタッフが在籍するのもディスクユニオンの大きな魅力になっている。ここではそんなマニアックなスタッフたちが毎月のテーマに沿って、おすすめのアーティストの作品を紹介していく。

連載第14回目となる8月のテーマは、「Ready Steady Go ! 2024 SUMMER SONIC」
8月17日(土)・18日(日)の2日間、東京と大阪で開催される"SUMMER SONIC 2024"から必聴のアーティストを紹介。

各ジャンルを担当する音楽マニアならではの深い知識と独断と愛情にあふれるリコメンドを楽しんでほしい。ここで見つけたディスクユニオンの“推し“が、あなたにとってかけがえのないライブラリーになることを願いつつ。

今勢いに乗るTOMOOの魅力、ソウルフルな低音ヴォイスと軽快なビートがマッチ「TWO MOON」

recommend by 商品部 ヒップホップ担当 小林 卓矢さん
商品部ヒップホップ担当

アーティスト名:TOMOO
アルバム名:TWO MOON(2023 / ポニーキャニオン)

日程:東京会場 8月18日(日) 17:15 〜
会場:MAKUHARI MESSE No.7

スタッフのおすすめコメント:

東京都出身のシンガーソングライター、TOMOO(トモオ)。

2016年からインディーズにて作品を発表し、2022年には「IRORI Records」からメジャーデビュー。2023年にはメジャー1stアルバム『TWO MOON』をリリース。そして2024年に入って7月には「ミュージックステーション」への出演など、ますます勢いづいているTOMOOがSUMMER SONIC2024の「Spotify RADAR: Early Noise Stage」に出演!

おすすめの1曲は「オセロ」。2022年にメジャーデビュー曲として発表され、アルバム『TWO MOON』にも収録されたこの曲はプロデュースをmabanuaが手がけており、ダンスフロア受けも良さそうなディスコやファンクを思わせるダンサブルで軽快なビートにピアノリフ、そして彼女の最大の魅力であるソウルフルな低音ヴォイスが見事にマッチし、あくまでJ-POPでありながらもパーティーミュージックとしての魅力も十分に感じられる楽曲となっています。

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ロック復活の救世主とも呼ばれるMANESKIN、音が塗りたくられたパレットとも例えたくなる「RUSH!」

recommend by 商品部 ロック担当 櫻田 健蔵さん
商品部ロック担当バイヤー

アーティスト名:MANESKIN
アルバム名:RUSH!(2023 / EPIC)

日程:東京会場 8月17日(土) 19:25 〜
会場:ZOZO MARINE STADIUM

日程:大阪会場 8月18日(日) 19:30 〜
会場:東の広場

スタッフのおすすめコメント:

やはりヘッドライナーであるMANESKINのライブは絶対に体感しておくべき!

2022年の初来日公演を大阪のサマソニで体感した私は、その日から今日に至るまで途切れることなくMANESKINの虜となってしまいました。

Voダミアーノの性別を問わずに心を打ち抜く妖艶だが信じられない程に力強い声は、誰しもを打ち震えさせる恐ろしい程の魅力を兼ね備えており、彼のステージパフォーマンスはまさしくエルヴィス直系のロックスターの血筋を感じさせてくれます。そして何よりもライブの音響がとんでもなく素晴らしい!雑味を一切感じさせない純度100%のスネアの音はオーディエンスの心臓に直接興奮を送り込んでくれるでしょう。

最新アルバムである『RUSH』は彼らがただの色物バンドでは無いと全世界に証明する痛烈な出来栄え。多種多様なカッコよさに溢れる音が塗りたくられたパレットとでも例えたくなるその本作は、MANESKINの音楽性の懐の広さも感じさせてくれる1枚です。

ロック復活の救世主なんて呼ばれ方もしているMANESKINですが、そんな堅苦しい肩書きは頭から一度捨てて純粋に1組の素晴らしすぎるロックバンドの唯一無二の熱いパフォーマンスに身を委ねましょう。

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愛をテーマに楽曲作りを行う離婚伝説、毛布みたいな柔らかい愛で包まれる「愛が一層メロウ」

recommend by 商品部 日本のロック・インディーズ担当 四元 里穂さん
日本大学芸術学部在学中。FMラジオっ子。

アーティスト名:離婚伝説
アルバム名:愛が一層メロウ(2022 / 離婚伝説)

日程:東京会場 8月17日(土) 16:05 〜
会場:MAKUHARI MESSE No.7

日程:大阪会場 8月18日(日) 12:00 〜
会場:桜の流れ

スタッフのおすすめコメント:

「離婚伝説」というグループ名、なんだかインパクトありますよね。マーヴィン・ゲイによる78年リリースのアルバム『Here My Dear』の邦題らしいです。

ラジオで「愛が一層メロウ」が流れたとき、ビリリと電流が流れるような衝撃が体中に巡りました。お洒落なギターリフ、サビのリフレイン、甘くメロウなハイトーンボイス。一時間後には「愛が一層メロウ、愛が一層メロウ……」と、頭の中で鳴りやまなくなりました(笑)

「愛」をテーマに楽曲作りをしているそうで、どの楽曲も前向きな愛について歌っているところもすごく好きです。昨今、失恋ソングや後ろめたいラブソングが流行っていますが、離婚伝説の楽曲は毛布みたいな柔らかい愛で包んでくれます。

今年の3月に初めてアルバムをリリースし、同月23日にZEPP SHINJUKUで初のワンマンライブを開催、7月にはファンクラブを設立し、10月からはワンマンツアーと飛ぶ鳥を落とす勢いです。

実は離婚伝説、「愛が一層メロウ」を発表したときは一度もライブをしたことがなかったとか。フェスへの出演も今年から本格的に始まったそうで、「生の離婚伝説」を見る機会がこれからたくさん増えそうで期待しています。サマソニへ行かれる方は是非とも離婚伝説のステージで「愛が一層メロウ」を合唱しましょう!

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ポップスター請負人のジャック・アントノフが率いるブリーチャーズ「BLEACHERS [INDIE EXCLUSIVE BLUE VINYL]」

recommend by 商品部 ロック担当 松坂 貴亮さん
USインディとお菓子さえあれば良いけどダイエット中なロックバイヤー。

アーティスト名:BLEACHERS
アルバム名:BLEACHERS [INDIE EXCLUSIVE BLUE VINYL](2024 / VIRGIN)

日程:東京会場 8月17日(土) 17:35 〜
会場:MAKUHARI MESSE No.4

日程:大阪会場 8月18日(日) 17:15 〜
会場:お祭り広場

スタッフのおすすめコメント:

ジャック・アントノフ…この名を聞いて震え上がるインディ・ロック / メインストリームリスナーは、とてつもなく多いでしょう。近年至る所で名前を聞きますからね!そもそもテイラー・スウィフト、ラナ・デル・レイ、1975とそれって最早ポップスター請負人じゃない??と思う程のプロデューサーとしての仕事量。グラミー賞常連にもなってきたジャックが率いるバンドがこのブリーチャーズ。春に出たセルフタイトル作のこれでもか!と連打を浴びせてくるポップスの宝石達は、ジャックに仕事が舞い込むのも納得。”TINY MOVES”で会場全体を沸かせる事間違い無しなので、今すぐ本作を聴いて熱狂する準備をしておきましょう!

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今年で活動休止を発表のNulbarich、ぜひライヴの圧倒的幸福感を感じてほしい「THE ROLLER SKATING TOUR」

recommend by 商品部 ソウル/ブルース担当 髙山 廣記さん
商品部ソウル/ブルース担当

アーティスト名:Nulbarich
アルバム名:THE ROLLER SKATING TOUR(2023 / ビクターエンタテインメント)

日程:東京会場 8月18日(日) 17:55 〜
会場:MAKUHARI MESSE No.8

スタッフのおすすめコメント:

2024年の活動終了後、無期限の休止期間に入るNulbarich。8月18日に行われるサマソニのパシフィックステージに出演が決定。

Nulbarichは、SSWの”JQ”を中心に2016年から活動しているバンド・プロジェクトであり、ブラック・ミュージックを根幹に感じながらも、ジャンルレスな音楽性が高く評価されている。

今夏のサマソニではNulbarichにぜひ注目してほしい。もちろん休止前最後のサマソニという理由もあるが、一番の理由はライヴの圧倒的幸福感だ。これに尽きる。

ライヴでは、幅広い音楽性が色彩鮮やかに体現されており、より多角的に感情と肉体を揺さぶる。そして、各々が好き好きにダンスしたり、会場一体となってシンガ・ロングしたりと、Nulbarichのパーティーでしか味わえない幸福感があるのだ。

さてさて、今回紹介する「A Roller Skating Tour」は、そんな”Nulbarich”の音楽的多様性に驚かされる一枚。構造的なサウンド・スケープはもちろんのこと、よりフォーカスされたヴォーカル、キャッチーなメロディラインや、洗練されたグルーヴが堪能できる。さらにいえば、オルタナ・ロック特有のヒリつきを感じたり、ソウル・ミュージックの暖かさに埋もれたりと、五感がせわしなく働くこと間違いなし。今作はタイアップ曲や客演モノが主軸ではあるが、それぞれ違う質感の楽曲の数々を、アルバムを通してスムースに聴かせる。そのセンスはさすがの一言。そして、キーになっているのが、リリックで紡がれる”JQ”の繊細な思慮。多彩な音楽性とリリックが一体となることによって、唯一無二の世界観が構築されているのだ。

幕張へと向かう道中、さらに帰路でも聴いてほしい一枚。


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2024年マーキュリープライズにノミネート、破竹の勢いでドラムンシーンで頭角を表すニア・アーカイヴス「SILENCE IS LOUD」

recommend by ハウステクノ担当 子安 菜穂子さん
ハウステクノweb担当。90年代よりANiIIIIiiiKii名義でDJとしても各地で活動中。

アーティスト名:NIA ARCHIVES
アルバム名:SILENCE IS LOUD(2024年 / ISLAND)

日程:東京会場 8月16日(金) 25:30 〜
会場:MAKUHARI MESSE No.8

スタッフのおすすめコメント:

1999年イングランド北部・ブラッドフォード生まれのUK JUNGLE/DRUM&BASSの超新星・NIA ARCHIVES。昨年9月の初来日公演でフロアを熱狂的狂騒に包み込んだエネルギッシュなステージもまだまだ記憶に新しい中、この春満を持してリリースされたデビュー・アルバムが本作「SILENCE IS LOUD」。そしてこのアルバムが2024年マーキュリープライズにノミネート(!)というニュースがつい先日(7/25)駆け巡ったばかりという最高のタイミングでのソニックマニア来日、俄然昂まってしまう1枚です!

マーキュリープライズにノミネートされたジャングル作品は1996年のRONI SIZEの傑作『New Form』以来で、ノミネートは彼女のかねてからの念願。GOLDIEや4HERO、RONI SIZE等90年代ジャングルへのリスペクトを公言し、オリジナル世代から現在に至るまでの英国DRUM&BASSのストレートな“格好良さ”とエネルギーをそのままにフロアに反映させた彼女のステージはとにかくパワフル。更に彼女が強いのはマッシヴ~エモーショナルと様々な表情を魅せる自身のトラックにあわせ自らマイクをとるキラー・トラックを既に多く持つタフなシンガーでもあること!BBC Sound of 2023ロングリスト選出、ブリット・アワードのライジング・スター賞ノミネート等等、2022年、2023年と破竹の勢いでドラムンシーンど真ん中で頭角を表した新世代ジャングリスト、“Forbidden Feelingz”“Baianá”等既にフロアを熱狂させるヒット作を経て、更に決定的なブレイク必至の超強力作品。ソニックマニアでのステージも本当に楽しみです。


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「DIVE INTO MUSIC.」に込められた想い

世界中どこにいても同じ音楽を楽しむことができる今の時代に、ディスクユニオンは違和感を感じています。なぜなら、本来音楽というものは、ひとりひとりが自らの手で触れて、自らの脚で探して出会うべきものだからです。だからこそ私たちディスクユニオンは、見たことのない曲、聴いたことのない世界を求め、音楽の海へ飛び込んでいきます。そしてこの想いを「DIVE INTO MUSIC.」というスローガンに込め、お客様と共有して参ります。

diskunionHP:https://diskunion.net/
公式youtube:https://www.youtube.com/@diskunion_official
instagram:https://www.instagram.com/diskunion/

前回の記事はこちらから
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