パリ徒然日記 -Vol. 1 -|2024春夏パリ・ファッション・ウィーク(メンズ)
この時期のパリはベストシーズン。
気持ちいい気候、綺麗な空、音楽の日など、街も活気づいています。
パリには数えきれないほど訪問している私が、ファッション・ウィークだけではない、パリの魅力をお伝えします。
ファッション媒体やイベント会社のPRとして、東京とパリを往復する日々。
自由に、私らしく毎日を過ごしています。
パリへ飛ぶ
コロナが開け、全世界的に各分野が活発に動き出した今、多くの人の移動を目の当たりにすると、元の日常を取り戻しつつあるなと思わせてくれます。
今回はドイツ・ミュンヘン経由のルフトハンザ航空を利用しました。
ルフトハンザ航空は、個人的になぜか魅力を感じています。
座席は満席、日本人の方々も多く搭乗されていました。
そして念願のパリ、シャルル・ド・ゴール空港。
コロナ化で変わったのは、エアポートバスがオペラ座前のみになってしまっていた事。
14区のモンパルナス付近を好んで滞在しますが、モンパルナスまでのダイレクトな手段がなくなっていました。
大きなスーツケースを2個持っており、電車は苦痛だったため、タクシー乗り場へ。
タクシーは空港からの固定料金が決まっているのですが、白タク(いわゆる定形外の呼び込みタクシー)がかなり増えています。
強引もいいとこ…
気分を変えてタクシーに乗り込み、走らせているとパリ市内が見えてきました。
時刻は20時すぎ、空はまだ明るく、街も賑わっており、タクシーの中から心躍りました。
アパルトマンに入り、荷解きをして友人と一杯。
明日からファッションウィーク、今回は6ブランドのランウェイへ。
パリファッションウィーク1日目
1日目は、<KIDILL(キディル)>にお邪魔します。
会場は2区、みなさんも必ずと言っていいほどご存知のルーブル美術館内にて行われます。
ショーまで時間があったので、今日は久しぶりに滞在地の14区から2区の会場まで歩いて街を楽しみながら向かいたいと思います。
本日は快晴、空がとても綺麗で、思わず立ち止まって何度も空の写真を撮っていました。
アパルトマンで長期滞在をしているため、食材の調達をすべく、日本でいうデパート「ボン・マルシェ」に寄り道をしました。
デパ地下のような感じで、テンションが上がります。
さすが農業大国とだけあって野菜も色とりどり、種類も豊富で料理の想像まで膨らみます。
料理好きはずっといられる場所かと(笑)
私も料理が好きなのでいつもついつい長いしてしまいます。
野菜は量り売りが多く、木箱に綺麗に入れられて並んでいます。
これだけでも写真映えしますよね。
「ボン・マルシェ」を物色しているうちにいい時間になったため、会場に向かいます。
パリファッションウィーク1日目 -会場、ルーブル美術館へ-
ルーブル美術館は、玄関口となる透明のピラミッドが有名で、基本的にはそのピラミッドが入場口となり多くの人が並んでいます。
しかし、実はもう1つ入り口があり、「カルーゼル・デュ・ルーブル」という地下のショッピングモールと直結しています。
入り口はリヴォル通り沿いとカルーゼル凱旋門の2箇所のみで、こちらの方が並ばずにすんなりルーブルに入れたりもします。
今回のKIDILLのショー会場はまさにそのカルーゼル・デュ・ルーブル内にて行われます。
ショッピングモールを奥に進むと、KIDILLの張り紙を発見!
表示の通り、さらに奥に進むと逆さピラミッドがお出迎えしてくれます。
ここも撮影スポットとして賑わっていました。
ショーは16時半からでしたが、この時点で16時半。
定刻での開催はなかなか厳しいですね…日本は本当にきっちりしているなと再確認…
少し待ってドアオープン、順に中に案内されました。
会場に入ると、表の雰囲気とは打って変わって独特なダークな雰囲気漂うコンクリート基調の会場が出現。
オールスタンディングで、円を描くように招待客が配置され、中心には譜面台。
少しばかり空気もひんやりしていて、すでにKIDILLの世界観に誘われていました。
独特のパンクスタイルを提案し続けるKIDILL。
アーティストライブに来ているような感覚で、フィナーレは、シンガーを囲って何か宇宙との交信でもしているかのような不思議な感覚でした。
ショーの後は、友人と合流して食事へ。
今年のパリも充実のスタートを切りました。
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