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ミラノ徒然日記 -Vol. 1 -|2024春夏 ミラノ・ファッション・ウィーク

Sep 28, 2023
QUIとして初のロンドンファッションウィークが終わり、次に向かったのはミラノ。
ロンドンとは打って変わり、気候は最高。夜は少し肌寒い時もありますが、比較的日本に近く過ごしやすい9月。そんなミラノからも現地の情報と合わせて皆さんにお届けしていきます。

ミラノ徒然日記 -Vol. 1 -|2024春夏 ミラノ・ファッション・ウィーク

Sep 28, 2023 - FASHION
QUIとして初のロンドンファッションウィークが終わり、次に向かったのはミラノ。
ロンドンとは打って変わり、気候は最高。夜は少し肌寒い時もありますが、比較的日本に近く過ごしやすい9月。そんなミラノからも現地の情報と合わせて皆さんにお届けしていきます。

国内LCCeasy Jetを使って、ミラノ・マルペンサ空港に到着。市内までのシャトルや電車も比較的使いやすいのですが、今回は荷物が多い為タクシーを利用。タクシーに乗り込み、今回ステイするアパートメントへ。翌日、暖かい日差しで目覚めのいい朝を迎え、早速街中へ繰り出します。

まず訪れたのは、<Weekend Max Mara(ウィークエンド マックスマーラ)>のプレゼンテーション。ブティック街を抜けたところにある、アートビルが会場です。

とても見易く、丁寧に配置された春夏のコレクションの数々が白い壁一面を彩ります。リラックスしたカジュアルウェアがテーマの<Weekend Max Mara>らしいルックでした。

次に訪れたのは<MAX & Co(マックス アンド コー)>。会場は普段レストランとして営業されている、「Bacaro Montenapoleone。中庭が特徴的なこの会場は、シャンパンを片手にイタリアのマダム達がコレクションを楽しんでいました。

木漏れ日が差し込む会場で、優雅なアフタヌーンを過ごしました。

そしてミラノといえば、やっぱり世界遺産の「DUOMO」ですよね。何度見ても素晴らしい建造美。毎回足を止めてじっくり、眺めてしまいます。

観光客も多く、私も紛れてジェラートを片手に少しばかり見惚れて次に向かいます。

次にやってきたのは、<Sergio Rossi(セルジオ ロッシ)>のプレゼンテーション。会場は「PRINCIPE DI SAVOIA HOTEL 」PRESIDENTIAL SUITE一生に一度行けるかわからない素晴らしい場所での展示に、到着前からワクワクしていました。

この素晴らしい門構えは圧巻です。奥のエレベーターに案内されて向かうは最上階。

あのマイケルジャクソンも宿泊したと言われる最上級のスイートルーム全面を使用した展示はまさにアート。ジャグジーやプールにまで過去の作品をモチーフにした作品が展示されていました。

全てが手作業にて創り出される<Sergio Rossi>の世界観が見事にマッチした素晴らしいプレゼンテーションでした。

雨が降ってきたので、一度アパートメントに戻りドレスアップをして夜のパーティーに備えます。今夜向かうのは、毎度大きな規模で開催される<Moncler(モンクレール)>のパーティー。今回はファレル・ウィリアムズとのコラボラインの発表も兼ねており、開始前から期待値がすごく高まっていました。

会場前にもすでに招待客と噂を聞きつけた一般客が押し寄せ、エントランスは大変な事に。なんとか、中に入るとそこにはまるで音楽フェスのような空間が広がっていました。

5000人が収容された会場は、今回のモチーフにもなっている“苔”が全面にあしらわれていて、ステージ上もどこか湿ったような雰囲気が漂う装飾がなされていました。

大歓声の中、パーティーがスタート。Tobe Nwigweによる圧巻のパフォーマンスの中、今回のコレクションのルックをダンサーや演者が身に纏い登場。

このコレクションは<Moncler>ならではの機能性、上質性を残しつつも、ストリートウェアのようなエッジもあり、ファレルらしいルックも多々登場しました。

まさにファッションウィークらしい特別な夜を過ごしました。

昨夜の熱が冷めやらないまま、本日はプラダ財団の博物館へ向かいます。ここもずっといきたかった場所なので、念願かなっての初訪問。事前に入場時間を予約して訪問するとスムーズに入場できます。平日にも関わらず、たくさんの観光客や学生で賑わいを見せていました。

1910年ごろまで蒸留所として使用されていた7つの建物を改装し生まれたこの美術館。20世期から21世紀の作品を中心に、何個も建物に別れて展示されています。

奇想天外の物から、いろんな視点で考えさせられる作品が多数展示されていました。沢山歩いて作品を見た後は、併設のカフェで休憩です。

ここのマリトッツォ、程よい甘さでとっても美味しかったです。五感で楽しんだ後は、早めの夕食を取りにナヴィリオ運河方面へ向かいます。ここは人気のスポットでもあり、沢山の観光客や若者で毎日夜遅くまで賑わっているエリアです。海外に来てすでに2週間。そろそろ日本食が恋しくなってきまして。この9月にオープンしたばかりの「masu masu」へお邪魔してきました。日本の雑貨や食品をセレクトしているショップやラーメン屋を併設する「TENOHA」内にできた日本料理のお店です。

店内はとても綺麗で、勢いのあるいらっしゃいませー!という声が聞こえてくる楽しいお店です。待ちに待った馴染みのある日本食の数々に、一気にお腹が満たされました。

中でも、この唐揚げ。味付けも抜群で、お酒にもぴったりでした。ミラノで日本食が恋しくなった際は、是非足を運んでみてください。日本人スタッフも沢山おり、ほっとした空間です。

その後、友人と合流をして、「DUOMO」の近くのルーフトップバー「Terrazza Duomo 21」へ訪問。ここはDUOMOを一望できるどころか真横でお酒を朝まで楽しめる絶景スポット。

順番に並び、ようやく中に入ると多くの人がドリンク片手に楽しんでいました。

本当、真横に「DUOMO」があり、うっとりしちゃいます。綺麗にライトアップされた「DUOMO」はまた昼とは違った顔で迎えてくれます。

とってもキュートなバーテン達が作ってくれるお酒も美味しかったです。

翌朝、あちこちで今日もパパラッチが沢山カメラを構えて走り回っていました。これもファッションショーの風物詩ですよね。

少し観光をし、明日からのパリに向けて、早めのディナーを取りに目的のイタリアンへ向かいます。

今回のお目当てのお店「Pasta d’Autore」へ。開店前から長蛇の列です。ここはサン・ロレンツォ大聖堂の真横に位置する小さなイタリアンレストランです。超人気店との噂は聞いていましたが、イタリアに来てこんな並んだのは初めてでした。

お店に入り、お目当てのパスタとティラミスをオーダー。パスタは生麺で打ち立て、当日用意のあるパスタの中から種類を選べます。

見たよりもボリュームがあり、しっかり味があってとても美味しかったです。塩分が強いイメージのあるイタリアンですが、ここはそんな感じはしなかったです。

ティラミスも絶品で感動しました。美味しかった。

翌朝、宿を後にし午前の便でパリへ向かいます。

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  • text : Tetsu Charles Kawamoto

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