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SSENSEが開催するイベントで見つけた、独創的なクリエイションで注目を集める新鋭6ブランド

Oct 19, 2026
パリ・ファッションウィーク期間中に、SSENSE(エッセンス)が新鋭デザイナーとクリエイティブカルチャーにフォーカスしたイベント「Salon des Refusés(サロン・デ・ルフュゼ)」を開催した。「Salon des Refusés」は、1863年にパリで開催された歴史的な「落選展」に由来する。当時、フランス芸術界の権威であったサロンの審査に落選した作品を集めて展示したこの展覧会は、既存の価値観にとらわれない芸術家たちに発表の場を与え、その後の美術史にも大きな影響を与えた。今回SSENSEが掲げたのは、その精神を現代のファッションへと置き換える試み。既存の枠組みに収まらない視点を持つデザイナーたちを一堂に集め、そのクリエイションを紹介した。そんなイベントでひときわ注目を集めた、6名の気鋭デザイナーをピックアップ。それぞれの独創的なクリエイションと、その魅力に迫る。

SSENSEが開催するイベントで見つけた、独創的なクリエイションで注目を集める新鋭6ブランド

Oct 19, 2026 - FASHION
パリ・ファッションウィーク期間中に、SSENSE(エッセンス)が新鋭デザイナーとクリエイティブカルチャーにフォーカスしたイベント「Salon des Refusés(サロン・デ・ルフュゼ)」を開催した。「Salon des Refusés」は、1863年にパリで開催された歴史的な「落選展」に由来する。当時、フランス芸術界の権威であったサロンの審査に落選した作品を集めて展示したこの展覧会は、既存の価値観にとらわれない芸術家たちに発表の場を与え、その後の美術史にも大きな影響を与えた。今回SSENSEが掲げたのは、その精神を現代のファッションへと置き換える試み。既存の枠組みに収まらない視点を持つデザイナーたちを一堂に集め、そのクリエイションを紹介した。そんなイベントでひときわ注目を集めた、6名の気鋭デザイナーをピックアップ。それぞれの独創的なクリエイションと、その魅力に迫る。

Kanika Agarwal(カニカ アガルワル)

デザイナー:カニカ・アガルワル

<LANVIN(ランバン)>や<SAINT LAURENT(サンローラン)>で経験を積んだカニカ・アガルワルは、2026年に自身の名を冠したブランドをスタート。パリを拠点としながら、母国インドの文化と、プラット・インスティテュートでファッションデザインと哲学を学んだ経験をクリエイションに落とし込んでいる。インドの植物から着想したフローラルモチーフと、パリらしいシャープなテーラリングが同居するコレクションは、伝統と現代性を自然に横断する。特別な日のための華やかなドレスから日常に取り入れられるウェアまで、ひとつひとつのアイテムに明確な意図が宿っているのも特徴だ。

Kanika Agarwal
ウェブサイト:https://www.kanikaagarwal.com/
Instagram:@kanikakagarwal

Laura Andraschko(ローラ アンドラシュコ)

デザイナー:ローラ アンドラシュコ

ベルリン、ニューヨーク、アントワープで過ごした経験を背景に、シャープな知性とデカダンなムードを併せ持つ<Laura Andraschko>。セントラル・セント・マーチンズ卒業後の2021年に自身のブランドを設立し、現在はロンドンを拠点に活動している。小悪魔的なドレスや存在感のあるシューズ、アイロニーを効かせたグラフィックなど、ひとつのスタイルに回収されない要素を組み合わせながら独自の世界観を構築。初期インターネットカルチャーを思わせるタイポグラフィやグラフィックも特徴的で、現代のウィメンズウェアに漂う過度な生真面目さを、ユーモアと毒っ気で軽やかに解体している。

Laura Andraschko
ウェブサイト:https://www.lauraandraschko.com/
Instagram:@laura.andraschko

MERRMA(メルマ)

デザイナー:ロレライ・グードとジョジョ・シュルト

ロレライ・グードとジョジョ・シュルトが2023年に設立した<MERRMA>は、パリを拠点にヘッドアクセサリーを手がけるブランド。「水辺を歩き、足で何かを探す」を意味するワギマン語に由来する名前の通り、ヘアクリップやコーム、シュシュ、ハット、ヘアバンドなど、髪を彩るアイテムを独自の視点で展開している。フランスでつくられるアセテート製のクリップやコームは、拾い集めたオブジェのような趣を持ちながら、彫刻的な造形によって洗練された印象に。レースやフェザーを取り入れたアイテムも揃い、髪を「まとめる」ためだけではなく、「飾る」ためのアクセサリーとして再定義している。ウェアに比べて見過ごされがちなヘッドアクセサリーを、スタイルを決定づける存在へと引き上げるブランドだ。


MERRMA
ウェブサイト:https://merrma.earth/
Instagram:@merrma.earth

Petra Fagerström(ペトラ ファガーシュトロム)

デザイナー:ペトラ・ファガーシュトロム

スウェーデン出身のペトラ・ファガーシュトロムは、セントラル・セント・マーチンズを卒業した翌年の2025年に自身のブランドを設立。わずか数カ月後には「LVMHプライズ 2026」のファイナリストに選出されるなど、早くから注目を集めている。特徴的なのは、身体と衣服の関係を揺さぶるような歪んだプロポーションと、デジタル時代を想起させるファブリック加工。ミディスカートやクロップドレギンス、ベルボトムパンツといった身近なアイテムも、複雑なパターンやテクスチャーによって見慣れない姿へと変化する。ストリートウェアのコードと実験的なフェミニニティを掛け合わせた、どこか違和感の残る美しさが魅力だ。

Petra Fagerström
ウェブサイト:https://petrafagerstrom.com/
Instagram:@petrafagerstrom

RESCHA(レスチャ)

デザイナー:シャルロット・チョードリー

フランスとインド、ふたつの文化の間で生きる経験を出発点にする<RESCHA>。アイデンティティや多文化主義、クラフツマンシップを軸に、伝統的なテキスタイル技術を現代のラグジュアリーファッションへと落とし込んでいる。ブランド名の「RESCHA」は、ヒンディー語で「糸」を意味する「Resha」に由来。デッドストックやサステナブルな繊維を用い、厳選した糸から一着を仕立てる。素材そのものが持つ記憶や文化的背景を衣服の中に残しながら、異なる文化をつなぐワードローブを提案している。

RESCHA
ウェブサイト:https://www.rescha-paris.com/
Instagram:@rescha.paris

SECONDA(セコンダ)

デザイナー:アンドレア・ベルタッツォン

2024年に設立された<SECONDA>は、イタリア出身でパリを拠点とするアンドレア・ベルタッツォンが手がけるブランド。シーズンごとではなく、年に一度だけコレクションを発表するという独自のペースを採用している。その背景にあるのは、季節によって消費されるファッションではなく、長く着続けられる服への意識だ。ひとつのアイテムを複数の方法で着用できるモジュール構造や、身体やスタイルに合わせて変化するシルエットによって、着る人自身が服のあり方を決められる。耐久性や個性とともに、着こなしの自由をデザインするブランドだ。

SECONDA
ウェブサイト:https://www.seconda.paris/
Instagram:@seconda.paris

  • Edit : Miwa Sato(QUI)

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