いま行くべきアートイベント|2025年8月
「OIL」独自のオンライン企画から拡張した総勢34名のグループ展が開催
これまで本企画を含む「OIL」独自のオンライン企画でピックアップしてきた34名の作家たちによるグループ展を、8月と9月の2か月連続で開催。第1弾は、6月にリニューアルした「OIL」の実店舗「OIL by 美術手帖ギャラリー」にて、第2弾は、近年「アート」の分野にも注力した展開を始めている六本木 蔦屋書店にて開催する。
「GROUP SHOW|OIL SELECTION」
OIL by 美術手帖ギャラリー
会期:2025年8月1日(金)〜8月24日(日)
会場:渋谷PARCO 2階
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
時間:11:00〜21:00
休館日:テナントに準ずる
入場料:無料
レセプション:8月1日(金)19:00〜20:30(予約不要)
URL:https://shibuya.parco.jp/
Instagram:@oilbybt_gallery
六本木 蔦屋書店
会期:2025年9月2日(火)〜9月21日(日)
会場:六本木ヒルズ 2階シェアラウンジスペース
住所:東京都港区六本木6-11-1
時間:8:00〜23:00
休館日:テナントに準ずる
入場料:無料
レセプション:9月2日(火)19:00〜21:00(予約不要)
URL:https://store.tsite.jp/roppongi/
Instagram:@roppongi_tsutaya_books
▼ニュース記事
上田暁子による個展「Fishing as a Mole Does ‒ Until Stone Becomes Water ‒『もぐらのように釣りをする ‒ 石が水になるまで ‒』」が、KOTARO NUKAGAで開催中
1983年生まれの上田は、絵画を単なる再現や表象としてではなく、事象が変質し変容する過程や、その瞬間に立ち現れる出来事として捉えてきた。2009年の「シェル美術賞展」、2010年の「VOCA展」での受賞を経て注目を集め、2018年にはPOLA美術振興財団の在外研修員としてベルギーに留学。このベルギー滞在は、上田にとって大きな転機となった。本展では、その滞在中および前後に制作された作品が紹介される。
「Fishing as a Mole Does ‒ Until Stone Becomes Water ‒『もぐらのように釣りをする ‒ 石が水になるまで ‒』」
会期:2025年7月26日(土)〜9月13日(土)
会場:KOTARO NUKAGA(天王洲)
住所:〒140-0002 東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA Art Complex II 1F
開廊時間:11:30〜18:00(火〜土)
休廊日:日・月・祝、夏季休廊(8月10日〜8月18日)
▼ニュース記事
山中雪乃「Eclipse」展が、PARCO MUSEUM TOKYO開催
『制作中のドローイング』2025 © Rintaro Fuse, Courtesy of SNOW Contemporary
人の輪郭と現象のあわいに宿る“不定形で非人間的な存在”を描いてきた山中は、本展で約10点以上の新作平面作品を発表。絵画のストロークやかすれに加え、光を遮る“影”という要素を介して、像が立ち現れ、また崩れる過程を視覚化する。テーマである「Eclipse(日蝕)」は、まさにその不確かで移ろう構造を示唆している。
作品タイトルには《Disproportionate》《facepalm》《half》などが並び、構図の中に漂う身体性と空白が交錯する。「見えるもの」と「見えないもの」のあいだに浮かぶ存在の気配は、鑑賞者に思考の余白を促す。
Yamanaka Yukino「Eclipse」
会期:2025年8月1日(金)〜8月18日(月)
会場:PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
開館時間:11:00〜21:00(最終日は18:00閉場、入場は閉場30分前まで)
休館日:会期中無休(渋谷PARCOの営業日時に準ずる)
観覧料:無料
公式サイト
▼ニュース記事
「ジブリの立体造型物展」が寺田倉庫 B&C HALL/E HALLにて開催中
世界80以上の国や地域で公開された映画『君たちはどう生きるか』をはじめ、スタジオジブリ作品は現在も世界中で上映されている。その背景には、作品を愛し、長い時間をかけて届けてくれた各国・地域の人々がいた。今回の展覧会「ジブリの立体造型物展」では、そんな海外のパートナーたちがどのように作品を届けていったのかを辿りながら、映画の名場面を立体造型物で紹介する。
立体造型物展は2003年に始まった本格的なスタジオジブリ展の原点であり、22年ぶりに東京へ凱旋する催しである。世界各地でジブリ作品の魅力が広がる過程を、“仕組み”ではなく“人”の視点で拾い上げる構成となっている。
ジブリの立体造型物展
会期:2025年5月27日(火)~9月23日(火・祝)
時間:9:30~20:00(最終入場19:00)※5/27(火)は15:00開館
会場:寺田倉庫 B&C HALL/E HALL
住所:〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目1−3
公式サイト:https://rittai-ghibli.com/
GOOD GOODS ISSEY MIYAKEが21_21 DESIGN SIGHTにて展示「GOOD PRINTER」を開催
本展では、エンジニア集団nomenaが開発したユニークなプリント装置「GOOD PRINTER」を通じて、「いいもの」とは何かを問いかける。まるでプリント工場のような展示空間で稼働中の装置に触れ、ご自身の手で体験しながら、偶然や創造から生まれる「プリント」の可能性を探求してみてはいかがだろうか。
展示詳細
会期:2025年8月9日(土)ー 8月28日(木)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
時間:10:00 – 19:00
※火曜休館
入場料:無料
主催:株式会社イッセイミヤケ
機構開発:株式会社ノメナ
※会期中、装置の稼働時間は14:00 – 17:00。
▼ニュース記事
フェリックス・ベルトランの軌跡を辿る展覧会「フェリックス・ベルトラン コネクション」が京都dddギャラリーで開催
本展では、17年にわたるイベロアメリカ・グラフィックデザインの研究を経て選び抜かれた資料を通して、出版と展示、イメージと言葉、そして記録と運動の関係を新たに編み直すような構成が試みられている。視覚文化がどのように政治や社会と結びつくのか。その応答として、ベルトランの表現は、いまなお私たちに強い響きをもたらす。
京都dddギャラリー第248回企画展
フェリックス・ベルトラン コネクション ―ハバナ ニューヨーク 大阪 メキシコ マドリード 京都―
会期:2025年8月29日(金)〜10月29日(水)
会場:京都dddギャラリー
住所:京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
開館時間:火〜金 11:00〜19:00/土日祝 11:00〜18:00
休館日:月曜(9/15、10/13は開館)、および9/9、9/16、9/24、10/14
入場料:無料
URL:https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/
Instagram:@kyoto_dddgallery
▼ニュース記事
- Edit : Seiko Inomata(QUI)





