ファッション業界人100名が注目するブランド図鑑 2026 vol.2【B-C】
BARE KNUCKLES — 澁谷 勇斗 / WISM セクションマネージャー
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オレゴン州ポートランド発、LA生産の<BARE KNUCKLES(ベアナックルズ)>は、2017年にジェイコブ・ケラーとコール・マクブライドが立ち上げたブランド。古着に造詣が深い2人だからこそ生まれる流行に左右されないフィット感と、「古き良きアメリカ」の空気感がとても新鮮で魅力的です。デニムを中心としたシーズンレスなラインナップはワードローブに自然と馴染み、長く愛用できる丁寧な作りが特徴。日本では現状、WISMのみで展開されている注目ブランドです。
BARE KNUCKLES
https://www.instagram.com/bareknucklesco/
BIBLIOTHERK — ももせ ごう / 怪しいスタイリスト、加藤 弘太郎 / PR
ももせ ごう / 怪しいスタイリスト
INTERNATIONAL GALLAREY BEAMSで見かけた際にパンツのウエスト部分のデザインに一目惚れ。もっと他のアイテムを見たくなり、都内の取り扱い店舗を巡りました!「長く付き合っていける服」を選ぶ年齢にもなってきているなーと個人的に感じている今日この頃、シンプルな中に信念を感じるデザインに惹かれました。HPやInstagramなどで買い物が完結できるブランドも増えてきていますが、あえて全てをその土俵で見せないでフィジカルに持っていくような気持ち(勝手に感じている)が素敵!
加藤 弘太郎 / PR
現代的な感性を持つブランド。
デザイナーのバックストーリーがブランドの世界観と直結していて、オリジナリティがとても高い。
BIBLIOTHERK
https://www.instagram.com/bibliotherk/
BOCBOK — 浦本 実咲 / PR
2022年にデビューしたばかりの<BOCBOK(ボクボク)>のブランドコンセプトは「贈り物のような衣服」。幼年期に祖母から教わったという編み物のようなアイテムなど、手間をかけた価値のある服作りを行っています。シーズン毎にテーマを掲げ、日常をより豊かにする「モノやコト」をモチーフにコレクションを展開しています。一着ごとにその温かさを感じられる<BOCBOK>は、独自の世界観を表現するポップアップやイベントも多く開催しており、今後の展開に注目したいブランドです。
BOCBOK
https://www.instagram.com/bocbok/
BOWTE — 丸山 晃 / スタイリスト
メンズライクなテーラリングと上質な素材感とのバランスがたまらない大人のブランド。根底にあるアティチュードがとてもクラシックで、その中に遊び的な要素をカッコよく可愛くデザインに落とし込み、個人的にも大好物です。毎シーズンのように勉強させられるブランドです。
BOWTE
https://www.instagram.com/bowte_official/
BUZIGAHILL — 田村 通隆 / International Gallery BEAMS ショップスタッフ
最初は「RETURN TO SENDER」という興味深いワードに惹かれました。私にとってのキラーワードがきっかけで、ブランド自体を知りたくなり、コンセプトに共感。しかし、その裏?あるいはシンプルに真正面?からコンセプトに取り組む姿勢に強い信念を感じています。古着の解体、再構築という、いつの時代も服好きを魅了する手法が<BUZIGAHILL(ブジガヒル)>を知る入口となって多忙な現代人がふっと立ち止まる、考える、そして行動に移すことを期待したいブランドです。
BUZIGAHILL
https://www.instagram.com/buzigahill.official/
CAMISAS MANOLO — 蒲生 龍之介 / SHIPS MEN'S PR
SHIPSでは2023年から取り扱いが始まり、じわじわとファンを増やしているスペインのブランドです。仕立てや縫製は端正ながら、リラックス感のあるシルエットや大ぶりともいえる釦など、他のブランドのシャツにはない程良く抜けた空気感が特徴的です。声に出して読みたくなるようなカッコ良いブランド名ですがCAMISASはスペイン語で「シャツ」を意味し、訳すと「MANOLO氏のシャツ」というあまりに直球すぎるネーミング。男性にも女性にもおすすめのハンサムなシャツです。
CAMISAS MANOLO
https://www.instagram.com/camisasmanolo/
Carne Bollente — 服部 恭平 / 写真家
セックスにポジティブですごく明るい雰囲気がある!<Carne Bollente(カルネボレンテ)>を着ると「できるだけ自分に正直でいたい」という気持ちになれます。愛情って素晴らしいです。
Carne Bollente
https://www.instagram.com/carnebollente/
CAROLINA SANTO DOMINGO — 田中 有美 / ロンハーマン ウイメンズPR
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<Moda Operandi(モードオペランディ)>の創業者、ローレン・サント・ドミンゴを祖父に持つというファッション家系で育ったデザイナーのカロリーナが、イタリアの伝統的な技術を届けたいという思いから2016年に立ち上げた<Carolina Santo Domingo(カロリーナ サント ドミンゴ)>。シンプルなフォルムをベースにループやツイスト、結びなどの要素を取り入れた他にはない伝統的かつ構築的なデザインを展開。「精巧な職人のモノづくり」を念頭に自然な素材や生地、イタリアでの生産にこだわりひとつひとつ丁寧に作られたバッグは、洗練されたミニマルなデザインでありながら実用的な収納力も備えています。4月に新たに登場するクリーンで爽やかな“Travel Bag”のホワイトも「春のコーディネートに取り入れたい!」と今から気になっています。
CAROLINA SANTO DOMINGO
https://www.instagram.com/carolina.santo.domingo/
CCU — 嶋田 哲也 / ムロフィス シニアPRマネージャー
20代の私がとある会社でインターンをしていた頃に知り合った金子翼くんが立ち上げたレザーレーベル。レザージャケットにはそれぞれが思い描くイメージのようなものが少なからずあるとは思うのですが、どうしても「男臭さ」という感覚が私的にはついてまわると思っています。ときにこの「男臭さ」というのは自身のスタイリングの中で不要な時もあるわけなのですが、<CCU(シーシーユー)>は革の種類や柔らかさの度合い、またデザイン的な部分なのか、彼の温和な人柄と相まってレザージャケットという男臭く特別なアイテムでもニュートラルなアイテムとして身近に感じさせてくれます。レザーだからといって肩肘張らず、気軽に着用できる繊細なバランス感から生み出されるアイテムは上品で素敵です。
CCU
https://www.instagram.com/ccu_leather/
CEIVE — 田中 望 / Revolution PR
コレクションブランドで長年研鑽を積んだデザイナーが手がける、2025年にデビューしたばかりの<CEIVE(シーヴ)>。華美ではなく、本質的な機能と美しさを備えたミニマルな印象のブランドです。モードな香りを纏ったカジュアルなアイテムが多いので、着る人のチョイスによって印象が変化するところが面白いと思います。また、コレクションのカラーパレットや素材選びも独特なのでこれからの展開が楽しみです。
CEIVE
https://www.instagram.com/ceiveofficial/
cobble du — 奥田 詩保子 / 伊勢丹新宿店 婦人クリエーターズ バイヤー
私はいわゆる「アドヴァンスド」の領域を担当しているのですが、特にウィメンズ派生の新しいブランドとの出会いが減っている中で、<cobble du(コブルドゥ)>は久しぶりにピンときたブランドでした。ジュエリーデザインの経験もあるデザイナーの森りこさんの発想が洋服のフォルムに落ちているのが新鮮で、ラインの作り方や立体感の生み出し方出に「布帛なのに彫刻」のような表情があり、でも着ると驚くほどリアルなギャップがとても魅力的です。また、ここまでソリッドでコンセプチュアルな打ち出しをウィメンズで行う日本のブランドは本当に久しぶりだと感じています。尖っているだけではなくて、服としての完成度が高いところにも純粋にわくわくしています。さらに、ビジュアルをはじめとするブランドの世界観も今の空気をすごく捉えていると感じています。ブランドの姿勢はとてもストイックなのに、ルックや見せ方は洗練されており、ちゃんと現代の感度で伝わってきて、硬派だけど古くないバランスが大きな武器になっていると思います。デザイン、リアルさ、世界観の完成度が揃っているブランドなので、2026年春夏から展開できるのが本当に楽しみですし、お客さまにも新鮮に映ると期待しています!
cobble du
https://www.instagram.com/cobbledu/
Colbo — 大西 正之 / CONCRETƎ SALES&PR
ファウンダー兼デザイナーであるタル・シルバースタインによって2021年に設立されたニューヨークを拠点とするブランドです。世界中から調達した特徴的な素材やデッドストック、オリジナル素材を使用し、とにかく遊び心が満載。80年代のイタリアンデザインとスピリチュアルな美学からインスパイアを受け、リラックスした雰囲気でありながらカジュアルにもフォーマルにも着こなせるデザインが今の気分でした。<Colbo(コルボ)>のブランド名はヘブライ語で「デパートメントストア」を意味する言葉に由来していそうでファッション、音楽、アート、飲食など様々なジャンルを集め、全感覚的な体験を提供するShopとWine Barの運営も行っていますが、そのアプローチは現代っぽくもあり、今だからこそ大切にしたい感覚です。
Colbo
https://www.instagram.com/colbo.nyc/
Commission — モハメド アズハリ アフメド / DISSONANCE オーナー
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<Commission(コミッション)>の魅力は底抜けの明るさや重厚なダークさに振り切らず、「絶妙な暗さ」を保っている点にあると思います。今季はClub Chockerを購入しましたが、フェミニンになりすぎないニュートラルなアプローチが良かったです。さりげなく差すだけで、着こなしに緊張感が生まれる。インパクト重視の風潮の中、特有の静けさによって存在感が生まれている印象です。
Commission
https://www.instagram.com/commissionofficial/
Conner Ives — 大杉 真心 / ファッションジャーナリスト
ロンドンを拠点に活動するアメリカ人デザイナー、コナー・アイヴスは、今最も「ファッションの責任」をポジティブに体現している若手デザイナーの一人です。アップサイクルを軸に、デッドストックやヴィンテージ素材を用いながらも、洗練されたムードへと昇華。エレガントなイブニングドレスからY2Kを感じさせるポップな表現まで、振り幅の広いコレクションも見応えがあります。
2025年は特に、社会的メッセージの発信が印象的でした。トランプ政権下で反LGBTQ+政策が進む中、25-26年秋冬コレクションでは「Protect the Dolls(トランス女性を守れ)」のスローガンTシャツでトランスコミュニティへの支持を表明。トロイ・シヴァンからペドロ・パスカル、ハイダー・アッカーマンまで、多くの著名人がこのTシャツを着用し、ムーブメントは大きな広がり、結果として9000万円を超える寄付を実現しました。さらに次シーズンのランウェイではトランスジェンダー女性を多数起用。発信にとどまらず行動で示すその姿勢は、ファッションが持つ「連帯の力」を改めて感じさせてくれました。
Conner Ives
https://www.instagram.com/connerives/
COSMIC WONDER — ohta seiya / Hair stylist
服を単なるプロダクトではなく「精神に作用する表現」として捉えていて、自然素材や伝統技術を通して人と自然をつなげる、精神性をつなげる、そんな哲学をファッションと現代美術を横断しながら表現している姿勢に感心しています。AIやデジタルの時代において、大事だなと思うことをやっているブランドだとあらためて思います。
COSMIC WONDER
https://www.instagram.com/cosmicwonder_official/
- Edit : QUI Editrial Team、Akinori Mukaino(BARK IN STYLE)











