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今すぐ行きたくなる!北欧デザインに恋する5日|ファッションPRが案内するコペンハーゲン Vol.1

Sep 13, 2025
「暮らすような旅」をテーマに、デンマークの首都コペンハーゲンへと飛び立った ファッションPRの篠永まみさん。ファッションウィークで盛り上がる街並みとともに、北欧の美学が宿るスポットを旅の様子と共にご紹介。

今すぐ行きたくなる!北欧デザインに恋する5日|ファッションPRが案内するコペンハーゲン Vol.1

Sep 13, 2025 - FASHION
「暮らすような旅」をテーマに、デンマークの首都コペンハーゲンへと飛び立った ファッションPRの篠永まみさん。ファッションウィークで盛り上がる街並みとともに、北欧の美学が宿るスポットを旅の様子と共にご紹介。
Profile
篠永まみ
ファッション PR

東京発のアクセサリーブランド<Bijou R.I(ビジュー アール・アイ)>でアシスタントとして経験を積む傍ら、PRエージェンシーで国内外のファッションブランドを担当。現在は<Bijou R.I>のブランド運営サポートをはじめ、フリーランスPRとしてファッション・ライフスタイルブランドを中心に活動。

今回の旅の目的でもあるコペンハーゲン ファッションウィーク。最初のショーは、日本でも人気の<OpéraSport(オペラ スポーツ)>からスタート。会場前ではスナップ撮影で賑わい、ファッションウィークの熱気を早速体感しました!スナップ撮影は来場者同士の交流の場にもなっていて、話しかけた相手が実はずっとインスタでフォローしていた人(スナップ1人目)だったという嬉しい偶然も。彼女のアカウントでは、コペンハーゲンの人々のリアルなスタイルが覗けます。

<OpéraSport>のショーはプール会場で開催。インビテーションを受け取って会場がプールだと知った時から、当日を心待ちにしていました。


OpéraSport 2026SS COLLECTION はこちら

今回の2026年春夏コレクションは、デザイナーたちのソウル滞在から得たインスピレーションをもとに展開。韓国の国花・ハイビスカスをモチーフにしたオリジナルプリントを中心に、<OpéraSPORT>らしいミニマルさと洗練されたノスタルジアが漂うコレクションでした。ショー会場に選ばれたプールは、滞在中のホテルから日々眺めていた景色が着想源と聞き、より一層心を掴まれました。

OpéraSPORTのInstagramはこちら
住所:Frederiksberg Swimming Pool & SpaHelgesvej 29, 2000 Frederiksberg, Denmark

ショーの後は中心エリアである「Indre By(インデリ バイ)」へ。デンマークを代表する「HAY(ヘイ)」の本店「HAY House(ヘイ ハウス)」や「GANNI(ガニー)」もこのエリアに集結。コペンハーゲンは街自体がコンパクトなので、ここに来れば大体の見どころが集まっていて、歩いて回れるのも魅力です。

HAYのInstagramはこちら
住所:Østergade 61, 1100 København K, Denmark

GANNIのInstagramはこちら
住所:Bremerholm 4, 1069 København, Denmark

初日の夜ごはんは、Airbnbで。一緒に滞在しているメンバーとスーパーで買った食材とワインでささやかな宅飲みを楽しみました。物価が高いと言われる北欧ですが、ワインや生ハム、チーズは手の届く価格のものでもとても美味しく、これも Airbnb ならではの醍醐味。ちなみに、わたしたちが滞在したのは観光中心地から少し離れた住宅街エリア「Islands Brygge(アイランズ ブリュッゲ)」でした。

 

2日目は、フラワーショップ兼ギャラリー「TABLEAU(タブロー)」で開催された<nori enomoto(ノリエノモト)>のポップアップへ。フラワーショップとギャラリーが融合したユニークな空間で、花とファッション、アートが交わる展示はとても印象的でした。来店する人たちとも自然に会話が生まれて楽しい時間に。日本人同士が海外でイベントをして、現地の人たちとつながっている姿にすごくパワーをもらいました!

nori enomotoのInstagramはこちら

TABLEAUのInstagramはこちら
住所:Store Strandstræde 20, 1255 Copenhagen K, Denmark

その後は、歩いて10分ほどの場所にある<CARO Editions(キャロ エディションズ)>のショップへ。前日にショーを見たばかりだったので、お店を見つけた瞬間は思わずテンションが上がりました! ショーは、コペンハーゲンの橋の下というユニークな場所で開催され、着席と同時に振る舞われたグラスワインが祝祭的なムードを高めていました。明るく色鮮やかなテキスタイルが織りなすランウェイは純粋なファッションへの愛情とエネルギーを感じさせ、テーマであるウエディングを想起させる華やかなスタイリングはどれもパワーに満ちていました。

ショップでは、2026年春夏コレクションの商談も行われており、ソファや壁紙など、インテリア全体の組み合わせが美しく調和していて、とてもおしゃれな空間でした。リアルクローズの中にワンポイント差し込みたくなるようなアイテムが揃い、今後の日本での展開にも期待が高まります!

CARO EditionsのInstagramはこちら
住所:Borgergade 17B, 1300 København, Denmark

近辺には、コペンハーゲン発のカルチャー系ブックショップ「Le Petit Voyeur(ル プティ ヴォワイヨー)」や、ライフスタイルにまつわるデザインやプロデュースを手がける「FRAMA Studio Store(フラマ スタジオ ストア)」、さらに北欧らしいサステナブル文化に根付いたセカンドハンドショップ「Blue Cross Second Hand(ブルー クロス セカンドハンド)」などがあり、コペンハーゲンらしいお店を巡ることができます。

Le Petit VoyeurのInstagramはこちら
住所:Sølvgade 5, 1307 Indre By, Denmark

FRAMAのInstagramはこちら
住所:Fredericiagade 57, 1310 København, Denmark

Blue Cross Second Hand
住所:Borgergade 27, 1300 København, Denmark

ショップ巡りを楽しんだ後は<HAN KJØBENHAVN(ハン コペンハーゲン)>のショーへ。会場前はすでに大勢の来場者で熱気に包まれていて、ブランドの勢いを肌で感じました。2008年にアイウェアからスタートしたブランドですが、北欧デザインの美学にストリートの感覚を掛け合わせ、現代のスカンジナビアンファッションの新しい流れをつくったパイオニア的存在。ショーでは、ストリートとクチュールが交差する独自の世界観が打ち出され、力強いショーでした。

HAN KJØBENHAVN 2026SS COLLECTION はこちら

HAN KJØBENHAVNのInstagramはこちら

ショーの余韻を感じながら、夜は現地でも人気のイタリアン「LOCALE 21(ロカーレ ヴェンティウーノ)」でディナー。日本ではあまり馴染みのない“うさぎのラグーパスタ”を注文したのですが、とても美味しかったです!

LOCALE 21のInstagramはこちら
住所:Ny Østergade 21, 1101 København, Denmark

 

3日目は、コペンハーゲン中心部にある「LOUISE ROE GALLERY(ルイーズ ロー ギャラリー)」からスタート。コペンハーゲンのインテリアブランド<LOUISE ROE(ルイーズ ロー)>が手掛ける店内は、インテリアとライフスタイルを融合されたスタイリッシュな空間が魅力です。美しいミニマルなデザインはまさにわたしの好みで、いるだけで心が洗われるような素晴らしい場所でした。

ギャラリーではブランドのコレクションに加え、創設者の娘でありクリエイターとしても活躍する「Sophia Roe(ソフィア・ロー)」が世界中から集めたビンテージ雑誌を展開。インテリア好きだけでなく、カルチャー好きにもたまらないラインナップ。今回は利用することができなかったのですが、カフェも併設されていて、平日は朝8時、土日は朝10時からオープンしているので、次回はここでゆっくり朝食を楽しみたいと思います。

LOUISE ROE のInstagramはこちら
住所:Vognmagergade 9, 1120 København, Denmark

その後は、同じ北欧のフィンランドを代表する老舗ジュエリーブランド<Kalevala(カレワラ)>のプレゼンテーションへ。 コペンハーゲン ファッションウィークの最大の特徴は、世界で最も“持続可能性”に力を入れている点です。<Kalevala>もまた、サステナビリティをブランドの核に掲げる存在として、単独での参加は今回が初めてとなりました。

会場では、北欧の自然に着想を得た新作コレクション“Itu(イトゥ)”を中心に、ブランドを象徴するジュエリーがライブ演奏とともにインスタレーション形式で披露され、五感を通して“北欧の自然”を感じるようなひとときでした。

Kalevala のInstagramはこちら

BAUM UND PFERDGARTEN 2026SS COLLECTION はこちら

続いて向かったのは<Baum und Pferdgarten(バウム ウンド ヘルガーテン)>のショー。会場は中心地から車で20分ほど離れた郊外にありましたが、コペンハーゲン ファッションウィークではオフィシャルの無料シャトルバスが運行しており、ブランドからも送迎バスが用意されていました。わたしたちもそのバスに揺られて向かった先はなんと競馬場。干し草の香りが漂う独特の空気に、思いがけず特別な体験をした気分になりました。

ショーは馬の登場から幕を開け、モデルたちが歩き始めます。ダービーにインスパイアされた2026年春夏コレクションは、躍動感がありながらもクラシカルな要素を兼ね備え、リアルクローズとして取り入れたくなるスタイルばかり。

26年目を迎えたブランドが、コペンハーゲンを代表する存在として確かなパワーを放っているのを感じました。ショーが終わると、周囲ではまだ音楽やドリンクを楽しむ人たちで賑わっていましたが、わたしたちはバスに乗らないと帰れないので早めに退出。非日常的な場所でのショーは今回のコペンハーゲンでも印象的な思い出に。

バスに揺られて中心地へ戻ったあとは、<Kalevala>のみなさん、そして同時期にコペンハーゲンに滞在していた日本人メンバーと一緒にディナーへ。訪れたのは、イタリアと日本の食文化を融合させたカジュアルレストラン「Restaurant Levi(レストラン レビ)」。刺身やソース仕立ての料理など、懐かしさを感じる日本の味にほっとしました。ファッションウィーク中はスケジュールが詰まっていてなかなか集まることができないので、みんなとご飯を食べることができてとても楽しい時間でした!

Restaurant LeviのInstagramはこちら
住所:Ny Østergade 24, 1101 Copenhagen, Denmark

楽しいディナーの後は、ほろ酔い気分も相まってテンション高めにアフターパーティへ。向かったのはナイトクラブ「Søpavillonen(ソーパヴィロネン/Lake Pavilion)」。湖畔に佇む歴史的建築で、日中に通りかかっても思わず立ち止まってしまうほど雰囲気のある建物。ファッションウィーク期間中は連日ここでアフターパーティが開催され、ショー会場で出会った人たちとも再会できる場でした。

SøpavillonenのInstagramはこちら
住所:Gyldenløvesgade 24, 1369 Copenhagen, Denmark

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今すぐ行きたくなる!北欧デザインに恋する5日|ファッションPRが案内するコペンハーゲン Vol.2
Sep 13, 2025
  • text : Mami Shinonaga
  • edit : Miwa Sato(QUI)

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