横尾忠則の新展覧会「横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」、グッチ銀座 ギャラリーで11/9(日)まで開催中
本展は、2020年にグッチ渋谷 ミヤシタパークのウィンドウアートプロジェクトで実現した初の協業を起点に、そのコラボレーションを発展させたものだ。「未完」というコンセプトのもと、完成ではなく未完成にこそ創造の本質が宿るという、横尾氏が一貫して掲げてきた美学は、常に変容を重ねるグッチの姿勢とも深く響き合う。

Courtesy of Gucci

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横尾氏は約60年にわたり、多様なスタイルとテーマを横断しながら、常に変化と挑戦を続けてきた。会場では、「旅」を想起させる代表作をはじめ、自画像や家族の肖像を含む最新作6点を含めた約30点の作品が展示されている。

Courtesy of Gucci

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さらに、本展のために特別に公開される屋上スペースでは、1970年大阪万博で話題を呼んだ真っ赤な足場によるインスタレーションが再現され、観る者に「未完」の象徴的イメージを鮮烈に提示する。

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Courtesy of Gucci 横尾忠則「原始宇宙」 2000 年(レプリカ) この作品には豊島横尾館に展示されている絵画作品「原始宇宙」のイメージが含まれています
またグッチは、2025年、創造性を通じたコミュニティとの共創をテーマに、アートプロジェクトを日本各地で多面的に展開しており、東京・銀座の本展に加え、大阪、そしてファッションブランドとして初めて公式パートナーを務める「瀬戸内国際芸術祭2025」にも参加している。
【作家プロフィール】
横尾忠則
1936年兵庫県生まれ。ニューヨーク近代美術館をはじめ、国内外で数々の個展を開催。神戸には横尾忠則現代美術館、豊島には豊島横尾館を有し、2026年春には500ページに及ぶ作品集が世界発売予定。文化功労者、日本芸術院会員。
【開催情報】
展覧会名:横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅
会期:2025年4月23日(水)– 11月9日(日)予定(会期中無休)
会場:グッチ銀座 ギャラリー(東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座 7階)
開館時間:11:00 – 20:00(最終入場 19:30)
観覧料:無料(予約優先制)
予約:https://line.me/R/app/1601842270-wAXNyj2g
URL:https://www.gucci.com/jp/ja/nst/gucci-ginza-gallery
※屋上スペースの展示は天候や時間により鑑賞できない場合あり。
※開催内容は予告なく変更される可能性あり。