いま観るべき映画|2024年2月
熱のあとに
2024年2月2日(金)より、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国ロードショー
監督:山本英 脚本:イ・ナウォン
出演:橋本愛、仲野太賀、木竜麻生、坂井真紀、木野花、鳴海唯、水上恒司
©2024 Nekojarashi/BittersEnd/Hitsukisha
〈STORY〉
愛したホスト・隼人を刺し殺そうとした過去を持つ女・沙苗。
事件から6年の時が経ち、出所した沙苗は林業に従事する健太とお見合いで出会い、結婚する。健太は沙苗の過去を知り、受け入れた上で結婚に踏み切ったのだった。
平穏な結婚生活が始まったと思っていた矢先、2人の前に謎めいた隣人の女・足立が現れる。気さくに接してくる足立が抱える秘密とは。そして、全てを捧げた隼人の影に翻弄される沙苗がたどり着いた、“愛し方”の結末とはーー。
▼木竜麻生さんインタビュー
一月の声に歓びを刻め
2024年2月9日(金)より、テアトル新宿ほか全国公開
脚本・監督:三島有紀子
出演:前田敦子、カルーセル麻紀、哀川翔、坂東龍汰、片岡礼子、宇野祥平、原田龍二、松本妃代、長田詩音、とよた真帆
〈STORY〉
北海道・洞爺湖。お正月を迎え、一人暮らしのマキの家に家族が集まった。マキが丁寧に作った御節料理を囲んだ一家団欒のひとときに、そこはかとなく喪失の気が漂う。マキはかつて次女のれいこを亡くしていたのだった。それ以降女性として生きてきた“父”のマキを、長女の美砂子は完全には受け入れていない。家族が帰り静まり返ると、マキの忘れ難い過去の記憶が蘇りはじめる……。
ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ
2024年2月9日(金)より、、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
監督:ステファン・ポール
出演:ボブ・マーリー、ピーター・トッシュ、バーニング・スピア
『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ』公式サイト
© 2022 Stefan Paul All Rights Reserved
〈STORY〉
レゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの母国ジャマイカでのラストライブを映像化したライブドキュメンタリー。
ドレッドヘアーに赤・黄・緑のラスタカラーの服を身にまとい、ラスタファリアニズムの象徴として世界中に知られたボブ・マーリー。“反逆”のカリスマとなり多くのミュージシャンに影響を与えたが、1981年に36歳の若さでこの世を去った。
彼にとって母国ジャマイカでの最後のライブとなった79年7月の第2回レゲエ・サンスプラッシュの模様を記録。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズによる圧巻のパフォーマンスをはじめ、ピーター・トッシュ、サード・ワールド、バーニング・スピアが出演する。さらにボブ・マーリーの貴重なインタビュー映像も収録し、差別を嫌い本当の平和を願う剥き出しのメッセージを映し出す。
梟ーフクロウー
2024年2月9日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国ロードショー
監督:アン・テジン
出演:リュ・ジュンヨル、ユ・ヘジン
@showgate_youga
〈STORY〉
盲目の天才鍼医ギョンスは、病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。しかし、ある夜、王の子の死を‟目撃“し、恐ろしく
も悍ましい真実に直面する。見えない男は、常闇に何を見たのか―?追われる身となった彼は、制御不能な狂気が迫るなか、昼夜に隠された謎を暴く
ために闇常闇を駆ける―。絶望までのタイムリミットは、朝日が昇るまで―。
雨降って、ジ・エンド。
2024年2月10日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開
監督・脚本:髙橋泉
出演:古川琴音、廣末哲万、大下美歩、新恵みどり、若林拓也
〈STORY〉
フォトグラファーを夢見る日和(古川琴音)は、派遣バイトで働きながら、 自分の写真をSNSにアップする日々。職場の上司ムツミ(新恵みどり)の パワハラにうんざりしながらも、先輩の栗井(大下美歩)と密かに 仕返しすることぐらいしかできず、何者かになりたい気持ちを持て余していた。
ある日、急な雷雨から逃れて忍び込んだ店で、 顔にピエロのようなメイクをした雨森(廣末哲万)と出会った日和。 思わずカメラを向けた彼の写真が思いがけずバズったことで、 このチャンスに賭けようと一念発起し、 街頭で風船を配るピエロ姿の雨森と再会する。 雨森を利用するために接近したはずなのに、 二人で過ごす自然体で穏やかな時間は、次第に日和の心をほぐしていく。 日和はいつしか雨森に惹かれている自分に気づくが、 彼の抱えるショッキングな秘密を打ち明けられ、 事態は予想外の方向へ転がっていく--。
ボーはおそれている
2024年2月16日(金)より、全国ロードショー
監督・脚本:アリ・アスター
出演:ホアキン・フェニックス、ネイサン・レイン、エイミー・ライアン、パーカー・ポージー、パティ・ルポーン
© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
〈コンセプト〉
未体験の「恐れ」を味わう旅に出よう。薬の飲み合わせも怖い。人混みを歩くのも怖い。隕石が落ちるのも怖い。みんな違ってみんなそれぞれ日々、何かを恐れながら生きている。誰かが感じる恐怖と、わたしが感じる恐怖。どこが似ていて、どこが違うのか。今までは辿り着けなかった他者との共通点、そして他者との分かり合えなさを可笑しく、そして尊く感じるために、いろんな人の「恐れ」を旅してみよう。
マッチング
2024年2月23日(金)より、ROADSHOW
原作・脚本・監督:内田英治
原作:内田英治『マッチング』(角川ホラー文庫刊)
主題歌:Aimer「800」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
出演:土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキ、後藤剛範、真飛聖、片山萌美、杉本哲太、斉藤由貴、片岡礼子
©2024『マッチング』 製作委員会
〈STORY〉
ウェディングプランナーとして仕事が充実している一方、恋愛に奥手な輪花(土屋太鳳)は、同僚の尚美(片山萌美)の後押しでマッチングアプリに登録をすることに。勇気を出して一歩踏み出し、デートに臨んだ輪花だったが、現れたのはプロフィールとは別人のように暗い男・吐夢(佐久間大介)だった。
その後も執拗にメッセージを繰り返し送る吐夢に恐怖を感じた輪花は、取引先でマッチングアプリ運営会社のプログラマー影山(金子ノブアキ)に助けを求めることに。しかし時を同じくして”アプリ婚”した夫婦が惨殺される事件が連続して発生。被害者たちが輪花の勤める結婚式場で式を挙げていることが判明するのだったー。今、あなたの「出会い」が狙われている。