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First step — starring Hinako Kikuchi

Dec 31, 2021 - FEATURE
歯がゆいこと。うれしいこと。その先のこと。
踏み出さないと見えない景色がある。
菊池日菜子、女優の一歩。

 

 

 

Interview with Hinako Kikuchi

  菊池日菜子インタビュー

『私はいったい、何と闘っているのか』で映画初出演

初の映画出演作『私はいったい、何と闘っているのか』が12月17日に公開されます。菊池さん演じる香菜子は、たぶん世のお父さんみんなが「こんな娘がいたらいいなあ」とうらやむような、素敵な女の子でした。

ありがとうございます。すごくうれしいです。

— 初の映画の現場ということで、わからないことも多かったのでは?

すんなりやれたことなんてなかったのではと思うくらい戸惑うことだらけでした…。

— たとえばどんなことに戸惑いを?

監督のお名前で「○○組」と言うことも知らなかったり、香盤表(撮影スケジュール)の見方もわからなかったりしたので、1から覚えていきました。

— 撮影期間は?

1カ月ぐらいでした。

— けっこう長かったんですね。香菜子と姉の小梅(岡田結実)、弟の亮太(小山春朋)の3姉弟、そして父の春男(安田顕)と母の律子(小池栄子)の伊澤家5人からは、本当の家族みたいな絆を感じました。その家族に助けられたこともありましたか?

ものすごくありました。私がすごく緊張していたり、頭がパンクしそうになったりする瞬間が何回かあって。それを安田さんや小池さんは察してくださって。「そんなときは全く別のところに目を向けて、何にも考えない時間を作った方がいいよ」とアドバイスをいただいたり。本当に感謝しかないです。お二人にはお芝居をするということに対しても、私のお父さんとお母さんのようなことをしていただきました。感謝しかありません。

素敵な関係ですね。ちなみに菊池さんご自身は何人きょうだいですか?

姉と妹と弟の4人きょうだいです。

— 映画をこえる大家族。皆さん仲良しで?

正直……・すごく仲がいいです(笑)。

— よかった(笑)。一緒に旅行に行ったりも?

最近は行けていないですが、色々と落ち着いたら姉と北海道に行きたいねと話しています。

— いいですね。映画では沖縄への旅も描かれていました。

実は沖縄ではないんです。

— え、どういうことですか?沖縄の民家に入ったり、国際通りを歩いたりしていましたが……。

あれは全て関東にある沖縄のような場所なんです。

— ぜんぜんわからなかったです!

よかったです(笑)。

— では、できあがった作品を観た感想を教えていただけますか?

自分のお芝居でいうと、反省するところや実力不足だなと思うところもあったんですが、作品として観るととてもおもしろくて。私が思っていたよりもコメディ要素が強くて、スーパーのシーンとか笑えるところがたくさんあって、それでいてハートフルな映画にもなっている。本当に多くの人に観てほしいなと思いました。

 

高校女子サッカー初代応援マネージャー就任

— さて先日は、全日本高等学校女子サッカー選手権大会の初代応援マネージャー就任の発表もありました。オーディションで約200人から選ばれたと。具体的にはどのような活動を?

大会が来年1月3日に開幕するのですが、それまでに出場校を取材させていただいて、選手たちの想いをお届けしたいと思っています。

— 高校女子サッカーを広めて盛りあげる役目なんですね。抱負をお聞かせください。

私は小さいころからスポーツが好きで、中学校では陸上部で高跳びなどをやって、高校の3年間はハンマー投げをしてスポーツと真剣に向きあってきました。その経験も重ねながら、選手の皆さんの想いをしっかりと感じとって届けたいと強く思っています。

— いま挑戦してみたいスポーツはありますか?

バドミントンが好きなので、ちゃんとトレーニングをして大会に出られるレベルでやってみたいです(笑)。

— 手足が長いので上手くなりそうな。女子サッカーの取材にはもう行きましたか?

はい。取材するうちに、選手の皆さんの人となりがわかってきて心の底から応援したいなと感じました。これからいろんな学校を取材していくうちに、自分の中にもいろんな想いが生まれるんだろうなと思います。

— 贔屓のチームがいっぱいできるってことですからね。なでしこジャパンとかで女子サッカーも知られるようになってきましたが、それでもまだまだ触れる機会は少ないですよね。

周りにサッカーをやっていた女の子がいなかったのでとても新鮮でした。

— 実際にご覧になって、男子サッカーとの違いは感じましたか?

ものすごい団結力だなと感じました。先輩後輩が縦の繋がりでがなく、輪のように繋がっているところが素晴らしいなと思いました。

 

二十歳を迎えるにあたって

— 現在は大学二年生で、来年の2月には二十歳に。大きな節目を迎えますが心境は?

私は年齢に対する執着が強く、15歳くらいの時から年齢を重ねるということに対してすごい嫌悪感というか、毎年嫌だなあ、と感じているんです(笑)。でも、なるからには芯のある二十歳になりたいなと思っています。

まだまだ世の中知らないことが多いなと最近感じるので、いろんなことを吸収しながら知識をつけて、強い人になりたいです。

— 歳をとりたくないというのは、その年齢に対してプレッシャーを感じるから?

そうですね。許されなくなることが多くなるというか。体調管理ができなくて、風邪で休んでもいいのは十代まで、というような固定概念があります(笑)。

— そんなことはないでしょ(笑)。逆に20歳になってやってみたいこと、楽しみなことはありますか?

やっぱりお酒ですね。初めてのお酒は何にしようか考えています。おいしいと思えない気がしますが…。

— これからますます活躍の場を広げていくと思うんですが、やはり活動のベースはお芝居に?

そうですね、女優として現場を重ねていければと思っています。

— 先日は三池崇史さん演出の舞台『醉いどれ天使』にも出演されました。映画と舞台を経験して、あらためて演技のおもしろさを感じることはありましたか?

舞台で髙嶋(政宏)さんのお芝居を見ていると毎公演、毎公演違っていて、日々その役の魅力がすごく出ているなと感じて。演じる人を深く掘り下げれば掘り下げるほど、演じる側も面白味というものが出てくるんだなと思ったので、そういうところを突き詰められるようになりたいです。

— 演じてみたい役はありますか?

そうですね……殺人鬼とかやってみたいです。絶対に現実の自分ではできないような役をやってみたいなと思います。

殺人鬼を菊池さんがどう演じるのか観てみたいです。映画と舞台の違いも感じましたか?

別物だなと思いました。映像だと繊細な動きや表情で表現していたんですが、舞台は全身というか。動きもおのずと大きくなっていきました。公演が終わった後もしばらく友達から声大きいよと言われたりしました(笑)。

最後に理想の女優像についてお聞かせください。

昔から高畑充希さんが大好きで。高畑さんは演技のレパートリーというか引き出しがすごく多いので、私も幅広く演じられる女優になりたいです。そしてだれかの人生の起爆剤になるような作品に出られたらなと、女優を目指したときから思っています。

Profile _ 菊池日菜子(きくち・ひなこ)
2002年生まれ、福岡県出身。19年より芸能活動をスタート。西日本鉄道グループのCM『幸せのそばで』篇で注目を集め、タマホーム『走る少女』篇(20)、『河合塾・河合塾マナビス』(20)、『代々木ゼミナール』(21)など数々のCMに出演。今年は舞台『醉いどれ天使』(演出:三池崇史)にて舞台初挑戦。さらに「LUMINE」「HARUTA」の2021AWシーズンビジュアルモデルに起用されるなど期待の新星。映画出演は『私はいったい、何と闘っているのか』で初となる。

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Information

菊池日菜子さん出演映画『私はいったい、何と闘っているのか』

2021年12月17日(金)より全国ロードショー

一見平凡なこの男の脳内はいつだって戦場だ!現実と理想は遠くとも、毎日を地道に戦い続ける主人公の喜怒哀楽ジェットコースター・ムービー!

出演:安田顕、小池栄子、岡田結実、ファーストサマーウイカ、SWAY(劇団EXILE)、金子 大地、菊池日菜子、小山春朋、田村健太郎、佐藤真弓、鯉沼トキ、竹井亮介、久ヶ沢徹、伊藤ふみお(KEMURI)、伊集院 光、白川 和子
監督:李闘士男
原作:つぶやきシロー「私はいったい、何と闘ってるのか」(小学館刊)

『私はいったい、何と闘っているのか』公式サイト

©2021 つぶやきシロ―・ホリプロ・小学館/闘う製作委員会

  • Photography : Hinano Fujikawa
  • Styling : So Matsukawa(TRON)
  • Hair&Make-up : Ayaka Kanno(ENISHI)
  • Art Direction : Kazuaki Hayashi(QUI / STUDIO UNI)
  • Text&Edit : Yusuke Takayama(QUI / STUDIO UNI)

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