空山基 自身最大の回顧展「SORAYAMA 光・透明・反射 -TOKYO-」、3/14(土)よりCREATIVE MUSEUM TOKYOで開催
本展では、1978年にウィスキー広告のために描かれた最初期のロボット作品から、恐竜やユニコーンなど多様なモチーフへと展開する最新のキャンバス作品、デザインを手がけたAIBO(アイボ)の原画や、エアロスミスのアルバムジャケットとして知られる代表作品に加え、彫刻作品、さらには新作映像インスタレーションまでが一堂に会する。半世紀にわたり追求してきた「光」「透明」「反射」というテーマが、圧倒的なスケールで立ち上がる構成だ。
空山基は、驚異的なリアリズムで人体と機械の融合を描き続けてきたアーティスト。1983年刊行の同名書籍を通して広く知られるようになった「セクシーロボット」シリーズは、女性の身体美をロボットへと転化することで、その後のロボット像に決定的なイメージを刻んだ。映画『ロボコップ』のデザインや、ティエリー・ミュグレーによる1995年のコレクションが影響を受けた例として挙げられる。

空山基《Untitled》1999年 アクリル絵具、イラストレーションボード H51.5 x W36.4 cm ©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA

空山基《Untitled》2025年 アクリル絵具、デジタルプリント、キャンバス H197 x W139.4 x D4 cm ©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA
空山は常々、自身のコンセプトを「光」「透明」「反射」と語ってきた。「光を表現するためには空気を描く必要がある」「反射表現をいかに征服するかが鍵を握る」という言葉どおり、絵具という制限された素材で光を描く挑戦を続けてきた。その探究は、視覚的錯覚の新たな可能性を切り開こうとする試みでもある。
本展は複数のセクションで構成される。大型キャンバスによる現在地の提示に始まり、サメや《Space Traveler》といった代表的モチーフの展開へと広がる。さらに映像や触覚技術を取り入れた没入型インスタレーションへと拡張し、原画やアーカイブを通してその軌跡を振り返る構成である。

空山基《Untitled》2023年 アクリル絵具、デジタルプリント、キャンバス H278.8 cm x W394 cm(四連画) ©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA

空山基《Untitled》2022年 アクリル絵具、デジタルプリント、キャンバス H197 x W418.2 x D4 cm(三連画) ©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA

空山基《Space Traveler》2025年 ABS樹脂、合金、ステンレススチール、ミラー、木材、LEDライト H90 cm x W32 cm x D47 cm(本体) ミラーボックスサイズ:可変 ©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA
身体の美、欲望、生へのエネルギーを隠すことなく提示し、アートと商業、現実とフィクションの境界を横断してきた空山基。本展は、その軌跡を「光・透明・反射」という軸で再構成する試みだ。
【プロフィール】
空山基(そらやま はじめ)
1947年愛媛県生まれ。中央美術学園卒業。1999年にソニーのエンターテインメントロボット「AIBO」のコンセプトデザインを手がけ、2001年にはエアロスミスのアルバム『Just Push Play』のジャケットを担当。2018年にはキム・ジョーンズとのディオール メンズコレクションでコラボレーションを行う。作品はニューヨーク近代美術館や香港M+のパーマネントコレクションに収蔵されている。
Instagram:@hajimesorayamaofficial
【開催情報】
展覧会名:SORAYAMA 光・透明・反射 -TOKYO-
期間:2026年3月14日(土)~2026年5月31日(日)
会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO(東京・京橋)
開館時間:10:00~18:00
※(金)(土)および祝前日、GW4月28日(火)~5月6日(水)および5月31日(日)は10:00~20:00
※最終入場は閉館30分前
休館日:なし
チケット料金:一般 2,500円/学生(大学)1,800円/学生(高校)1,500円/子ども(中学生以下)1,000円
※未就学児無料
※前売り券およびスペシャルチケットあり
企画:NANZUKA
主催:ソニー・ミュージックエンタテインメント
企画協力:ソニー・クリエィティブプロダクツ
特別協賛:ソニー・ホンダモビリティ
URL:https://sorayama2026.jp/
X:@sorayama_2026
Instagram:@sorayama_2026
- Text & Edit : Y.O(QUI)