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かわいい顔してちょっと毒。イラストレーター並河泰平とUTILITYのコラボTシャツ

Aug 14, 2019
原宿のセレクトショップUTILITY(ユーティリティ)が、この夏、イラストレーターの並河泰平とコラボレーションした新作Tシャツを発表した。SNSを通じてイラストを発信し、多くのフォロワーを集める並河さんに、自身のクリエーションと今回のコラボTシャツについてきいた。

かわいい顔してちょっと毒。イラストレーター並河泰平とUTILITYのコラボTシャツ

Aug 14, 2019 - FEATURE
原宿のセレクトショップUTILITY(ユーティリティ)が、この夏、イラストレーターの並河泰平とコラボレーションした新作Tシャツを発表した。SNSを通じてイラストを発信し、多くのフォロワーを集める並河さんに、自身のクリエーションと今回のコラボTシャツについてきいた。
Profile
並河泰平(なみかわ・たいへい)
イラストレーター

1991年兵庫県生まれ。東京都在住。日頃の愚痴や世の中に対する疑問をイラストで表現し、WEBサイトやSNSを中心に発表している。

パステルカラーのやわらかなタッチで描かれた女の子が、ちょっと辛辣なひと言を言い放つ。日々なんとなく思っていることを代弁してくれるような“ひとコマ”のイラストが共感を呼び、インスタグラムで25,000人以上のフォロワーを持つイラストレーターの並河泰平さん。

−並河さんがイラストレーターになったきっかけは?

もともと絵が好きで、漫画家を目指していたんです。大学は絵の勉強ができる学校に進んだのですが、プロの現場で本気でやりたいと思って。中退して、上京して、漫画家のアシスタントになりました。それで3年くらいアシスタントをやっていくうちに、イラストに興味が出てきたんです。

−イラストに惹かれたのはなぜですか?

面倒くさがりっていうのもあるんですけどね(笑)。イラストって、一枚の絵に自分の想いが全部入っていると思うんです。ひとつのシーンを切り取っている感じなので、マンガの名シーンのひとコマみたいなイメージで作っています。吹き出しの入れ方とか、セリフを倒置法にして工夫してみたり。漫画をやっていた影響はいまの作風に生かされていると思います。

−現在の「イラスト+ひと言」のスタイルになったのはいつから?

もともと中村佑介さんの描く絵が好きで、最初はもっと描き込む系の細かい絵を描いていたんですけど、あるときスランプみたいに描けなくなったときがあって。気分転換というか暇つぶしに描いてみたのがこれなんです。

僕、自分で性格が歪んでるな思うところがあるんですけど(笑)、自分の中にある気持ちとかグチみたいなものをイラストと一緒に描いてみたら、意外とみんなから反応がよくて。いまのタッチにしてからフォロワーさんがどんどん増えていったんです。1万人超えるまで毎日更新しようと決めてやっていたら、半年くらいで達成して、いま1年半くらい経って、ありがたいことに2.5万人を超えました。

−“グチ”のように、あまりポジティブじゃない発信をすることに狙いはありますか?

はじめは、こんなこと自分しか考えていないだろうと思ってグチみたいなものを書いていたんですけど、意外とみんな共感してくれるな、ということに気付くようになって。これは僕だけじゃなく、みんなが思ってることなんじゃないかって。それが発見でした。最近は恋愛ものの作品により共感してもらえることもあって、そっちが中心になってきてますね。ただ、恋愛のセリフだけはあんまり自分を投影してないです(笑)。だから、結構DMとかで恋愛相談をいただくんですけど、本当にわからなくて(笑)。

−フワッとしたかわいい子が厳しいことを言っているのがいいですよね。女の子にモチーフやモデルはいますか?

特にイメージしている女の子はいないです。洋服もなるべくシンプルにして、言っているセリフに注目してもらえるように意識しています。

でも今回UTILITYとのコラボをやらせてもらって、これからは描く服もこだわってみようかな、と思いました。展示会を見させてもらって、本当に服がかわいかったから。ファッションも好きなので、おしゃれな服を着ている女の子を描いてみたいなと。

−UTILITYとのコラボはどういうきっかけで実現したのですか?

クリエイターとクライアントを結びつけるイベントがあって、そこで代表の浜中さんとスタッフの竹内さんに声を掛けていただきました。浜中さんがすごく気に入ってくださって、そこで名刺交換させてもらって。またすぐ連絡するよ、と言ってくださったんですが、社交辞令かなと思っていたら、本当にすぐ連絡がきて(笑)。そこからはトントン拍子で今回のコラボが実現しましたね。

−イラストのテーマはどういう風に決めたのですか?

竹内さんがいろいろアイデアを出してくださって、打合せをしながら決めていった感じです。僕の絵のテイストを100%生かしてくれるので、とにかく楽しく描かせてもらいました。

「浜中さんからの“ビールを持ってる女の子を描いてほしい”というリクエストで。実は、缶に描いた犬は、浜中さんが飼っているワンちゃんをモデルにしています」

「原宿に住んでいて、原宿で犬を散歩させている女の子をイメージして描きました。ユーティリティのお店の前を背景にしています。セリフは竹内さんアイデア」

「原宿にいる、バンドやっているちょっとイケイケな子。原宿のにぎやかな雰囲気から、パキッとした色にしました(笑)」

−普段はSNSで発信していますが、イラストがTシャツになることで意識したことは?

普段から誰かをイメージして描いていないので、ある意味誰が言ってもおかしくないセリフになっているんですよね。誰にとっても自分の言葉になるというか。そういう作風が、いい意味で作用している気がしています。

−今後チャレンジしてみたいことありますか?

音楽が好きなので、アーティストのアートワークとか、あとは広告のお仕事もやってみたい。いろんな媒体で活躍したいです。そして、とにかくもっと多くの方に僕のイラストを知っていただけるようにがんばりたいと思います。

UTILITYのスタッフが並河さんの作品に出会ってスタートした今回のコラボレーション。楽しんで描いた、という並河さんの言葉通り、自由で遊びゴコロあふれるコレクションに仕上がっている。この夏は、かわいくてちょっと辛めな原宿ガールを胸にお出かけしてみては?

【素材】綿100% 【価格】7,560円

【サイズ】Mサイズ:肩幅47.5cm/身幅51.5cm/着丈72.0cm/袖丈17.5cm

【サイズ】Lサイズ:肩幅51.0cm/身幅55.5cm/着丈75.5cm/袖丈19.0cm

【サイズ】XLサイズ:肩幅58.0cm/身幅60.5cm/着丈79.5.0cm/袖丈20.0cm

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