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板垣瑞生 – 演じるドキドキ

Feb 16, 2022
2014年の映画デビュー以来、着実にキャリアを重ね、近年は話題作に立て続けに出演を続ける最注目俳優、板垣瑞生へのインタビュー。2022年2月18日(金)に公開を控えた最新の出演映画『君が落とした青空』について。

板垣瑞生 – 演じるドキドキ

Feb 16, 2022 - FILM
2014年の映画デビュー以来、着実にキャリアを重ね、近年は話題作に立て続けに出演を続ける最注目俳優、板垣瑞生へのインタビュー。2022年2月18日(金)に公開を控えた最新の出演映画『君が落とした青空』について。

 

 

 

— 板垣さんは近年たくさんの映画やドラマに出演されていますが、いろんな役を演じることで、俳優としてのビジョンに変化は?

変わらないです。役者になって一番最初に感じたドキドキやハラハラがやっぱり忘れられないので。その感覚はずっと残っています。

— 本作『君が落とした青空』の現場でもドキドキすることはありましたか?

はい、楽しかったです。元々知っている方も多かったので、共演するのが決まったときは「イエーイ」って感じでした(笑)。

— 高校が舞台ということもありフレッシュな顔ぶれでした。

この年齢が集まって話すと、ただただふざけ合うみたいな。学生の頃を思い出すような楽屋でしたね。朝現場に行ったら誰かが寝ていたり、その感じも学校っぽくてよかったです。

あと、先生役の矢柴(俊博)さんと一緒にお芝居できたのもすごく嬉しかったです。

— 板垣さんはYuki Saito監督のオファーで出演が決まったそうですね。

ご一緒できて嬉しかったです。良かったなって、映画を観た後に特に強く感じました。お芝居も監督の演出でたくさん引き出してもらいました。

スタッフの方々もキャストも若いチームで、監督はガンガンやっていこうというタイプの方だったので、みんなでやっていこう!俺たちが新しい時代を作るんだ!というパッションを感じました。

— そうやってチームで作りあげていくことが好きですか?

難しい部分もありますけど、好きですね。映画とかドラマはやっぱり自分だけではできないので。

— 板垣さんが演じた佑人は、原作の小説にはない映画オリジナルのキャラクターでした。どのように役を掴んでいきました?

台本を読んですぐ、「コレだ」っていう何となくのイメージは見えました。でも実際にお芝居をしてみるまでは、役を掴み切ったとは言えなかったです。

— 実際に福本莉子さんや莉子さん、松田元太さんたちと会ってから見えてきた?

そうですね。最初に僕が撮影したのは通学のシーンだったんですけど、あのシーンを撮ったときに「ああ、こういうことだ」って掴めてきました。そのシーンに、自分がやりたいことを全て持っていったので。

— ブレザーの下に黄色いパーカーを着ているところもすごく佑人らしさを表していると思ったのですが、あれは板垣さんのアイディアですか?

監督のアイディアです。衣装合わせで黄色という条件が決まったときに、「黄色い服を着ていてもおかしくない人間なんだな」という解釈が生まれて。すごくキャラがわかりやすい服や髪型だと思うんですけど、でもそれだけではない部分も持たせようと思いました。

— 板垣さんにとって、映画の衣装合わせってどんな時間ですか?

恥ずかしいです(笑)。

— それはなぜでしょう?

まだ役に入っていない状態なので。恥ずかしいというよりも、照れちゃいますね。でも、人を知れるのは嬉しいし楽しいです。新しく出会って、一緒にお仕事をさせていただく始まりの時間なので、恥ずかしいと楽しいの二つの気持ちがあります。

— いろいろな記事を読んで、板垣さん自身ファッションや洋服がお好きなんだろうなと思ったのですが、現場でスタイリストさんや衣装部の方と話すことも?

朝現場に行って、スタイリストさんと「この服、かわいい~!」みたいな話をするのが好きで。洋服好き同士じゃないと喋れないような内容ですけど。スタイリストさんの話を聞くのも好きです。

— 今ハマっているアイテムやブランドは?

今はSupremeですかね。最近洋服をいただいて、それがすごくかわいくて。毎日でも着れるくらい気に入っています。

— 今日の衣装もかわいいですね。

取材のときに、スタイリストさんと相談して衣装を決めるのが好きなんですよね。こんな時は静かめで、この時は冒険してとか。

— では最後に。映画『君が落とした青空』はどんな人に見てもらいたいですか?

家族や友達同士、どの世代の方にも楽しんでもらえる映画です。この映画が伝えたいテーマは、誰が観ても絶対に刺さると思います。誰かの一日ってその人の一日でしかなくて、その一日のなかでどれだけいろいろなものを受け入れようとか、吸収して生きていけるかは自分次第。新しい価値観を得たり、何かを思い出したりする作品になるかもしれません。

 

Profile _ 板垣瑞生(いたがき・みずき)
2000年10月25日生まれ、東京都出身。『ソロモンの偽証 前編・事件/後編・裁判』(15/成島出監督)で、1万人を超える大型オーディションから準主役を勝ち取り、その演技が評価され、日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。その後も主演を含む数々のTVドラマに出演し、近年では朝ドラ『エール』(NHK)や大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)でも注目を浴びた。映画では『初恋ロスタイム』(19/河合勇人監督)で映画初主演を果たし、『映像研には手を出すな!』(20/英勉監督)、『胸が鳴るのは君のせい』(21/髙橋洋人監督)など数々の話題作に出演。

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Information

板垣瑞生さん出演映画『君が落とした青空』

2022年2月18日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

事故に遭った彼を、救うことはできるのか―― “切ない小説ランキング”(野いちご)1位の人気小説を映画化。 感動のラストが待ち受ける、号泣タイムリープ・ラブストーリー。

出演:福本莉子、松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)、板垣瑞生、横田真悠、莉子、矢柴俊博、松本若菜
主題歌:まふまふ「栞」(A-Sketch)
原作:櫻いいよ「君が落とした青空」(スターツ出版刊)
監督:Yuki Saito
脚本:鹿目けい子
音楽:富貴晴美
配給:ハピネットファントム・スタジオ

『君が落とした青空』公式サイト

©2022 映画『君が落とした青空』製作委員会

  • Photography : Hinano Fujikawa
  • Styling : Shuichi Ishibashi
  • Hair&Make-up : Shinji Okuyama(barrel)
  • Art Direction : Kazuaki Hayashi(QUI / STUDIO UNI)
  • Text : Sayaka Yabe
  • Edit : Yusuke Takayama(QUI / STUDIO UNI)