ロンドン徒然日記 -Vol. 2 -|2024春夏 ロンドン・ファッション・ウィーク
今回は、レディースの2024年春夏コレクションに参加するため、まずはロンドンにやってきました。
QUIとしては初のロンドンファッションウィークの参加になります!
vol2では、2日目、3日目をご紹介。
2日目はショーの前に、私が個人的にずっと行きたかった場所に行きます。
レストランの名前は「The Waterhouse Project」。
予約が取れたので今日は少し贅沢なブランチをしてからショーに向かいます。
ここは予約必須の超人気店。この日も早い時間に関わらずランチでも満席でした。
ランチはワンコースのみ、そこにワインペアリングかノンアルコールカクテルのペアリング、またはドリンクのみでチョイスできます。
私はワインペアリングをオーダーし、素晴らしい1日の始まり。
ここのワンコースは毎月変更され、毎回仕上げはほぼ私たちのテーブルの上で行ってくれます。言葉で表現できないほど素敵なお料理が次から次へと運ばれてきて、五感で幸せを感じることができました。これは是非経験していただきたいです。
さて、お腹も心もみたしてショーに向かいます。
まずタクシーに乗って向かったのは<RAY CHU(レイチュウ)>のショーです。
こちらの会場はYeomanry House。
そのコレクションを一目見ようと、たくさんの方が会場に溢れていました。
会場内はまるで文化祭のような雰囲気、生徒たちが飾り付けた装飾の中からモデルが登場するような演出でした。形式に囚われない新しい形が、とても面白かったです。
その後は、少し離れたミモザハウスに向かいます。
ここでショーを開催するのは<ADRIANNE WEBER(エイドリアンウェイバー)>です。
ミモザハウスは小さなブティックの為、限られたスペースしかなくスタンディングなしの完全招待制での開催でした。パパラッチもおらず、その静けさが、またブランドを際立たせる空気感でした。
今回のコレクションは、とにかく彼女の芸術性や創造性がミックスされ、シックな中にもクールさがある印象でした。
辺りはすっかり暗くなり始めましたが、本日は夜にもショーが控えております。
会場の規模は今回私が参加した中で、一番だった<Hector Maclean(ヘクターマクリーン)>です。
会場はコヴェント・ガーデンにあるセントポール教会です。
現地時間の22時前から行われたこのショーはオートクチュールのようなエレガントな物が多く、モデルの体数もショーピースも圧倒的に多かったです。
その後はアフターパーティーも開催され、終始賑わいを見せていました。
3日目は、あまりの寒暖差に少し体調を崩してしまいましたが、美味しいものを食べてしっかり温まって復活です。
今回ピカデリーサーカスエリア近辺に滞在していたのですが、そのピカデリーサーカスにある「Zebel」は、現地の友人もお勧めするレストランです。
地下に広がるロンドンのパリのような空間で、どこかフランスっぽさがある作りになっています。
劇場やバー、生演奏のエリアもあり、ここだけで1日過ごせそうな勢い。
中心地にあるにもかかわらずお値段もお安く、生演奏を聴きながら食べる料理は、雰囲気含め格別でした。
ここからは滞在中に訪れたギャラリーも少しご紹介します。
<JW Anderson>がキュレーションしている個展が10月末までとのことだったので、今回必ず伺いたかった彼の個展「ON FOOT」
Offer Watermanで開催されており、滞在の合間を縫って足を運んでみました。
個展内には彼の洋服を用いた作品から、彼がコレクションした物や好きな作家の物が、3フロアに分かれて展示されており、とても雰囲気漂う素敵な空間でした。
展示数は少ないながらも世界観があり、吸い込まれます。気がつくと1時間近く見入っていました。
*本展は10/28までとなりますので要注意です
続いてお邪魔したギャラリーはオニツカタイガーの店舗地下にあるアートギャラリープロジェクトのタイガーギャラリー。
世界的に高い評価を受ける日本人アーティスト加藤泉の新作を集めた個展「PARASITIC : ONITSUKA」にお邪魔してきました。
神秘的でありながら愛らしい人型の生き物が彼方此方に展示され、靴の箱もアートとして出現しており、興味深い展示でした。
*本展は9/22までとなりますので要注意です
ホテルへ帰る道中、101匹わんちゃんのクルエラの映画でもおなじみのリバティ・ロンドンの前も通りました。
素晴らしい歴史ある建造物に、足を止めて写真を撮る方が沢山。
私もこの建造美が大好きです。ザ・イギリスという感じがします。
久しぶりに訪れたロンドンは、日本よりもとても肌寒く同じ9月とは思えない気候で非日常を感じることができました。
ホテルにはコンセントと別にUSBの接続部分があったり、日本には無い設備に驚いたり、意外とカフェでの仕事やラップトップを開いて長居することを禁じているカフェが多く、カフェ作業が難しかったり、いろんな発見がありました。
最後に、ロンドンでカフェ作業をする際のオススメカフェをご紹介!
おしゃれタウン、SOHOに位置する本屋さんFolyesの5階にある併設カフェです。
何より広くて、静かでトイレもあります。本当に広くて席数も多いのでカフェで作業をしたい人にはとってもおすすめのカフェです。
ロンドンでの数日間を終え、ミラノファッションウィークへ向かいます!
- text : Tetsu Charles Kawamoto