ロンドン徒然日記 -Vol. 1 -|2024春夏 ロンドン・ファッション・ウィーク
今回は、レディースの2024年春夏コレクションに参加するため、まずはロンドンにやってきました。
QUIとしては初のロンドンファッションウィークの参加になります!
この時期のロンドンは日本とは打って変わってもうすでに寒いです。
日中と夜の寒暖差も激しく、雨の日などは10度近くまで落ち込むこともあります。
今回そんな秋本番のロンドンには約5日間滞在。
ショーのみならず、現地のグルメ情報なども合わせてお届けします。
今回のフライトはスイスエアーを利用。日本からのチューリッヒまでの直行は1日1便と言うこともあり、満席です。
私はチューリッヒでトランジットをします。
チューリッヒ国際空港に着くと、山々に囲まれており他の国では体験したことの無い、自然の押し寄せ具合に感動。「これぞ、スイス!!」ってなります笑
雄大な景色を横目に早足で空港内を駆け巡ります。
無事にトランジットし、ようやくロンドン・ヒースロー空港に到着。
ホテルはピカデリーサーカスど真ん中にある流行りのZedwell。チェックインを完了し、1日は終了。
翌日より早速ショーへ参加します。
ぐっすり寝たので時差ボケなく朝を迎えたのですが、ただただ寒い。本当に寒いです。
初日は<Eirinn Hayhow(エリン ヘイハウ)>のショーから参加します。
その前にちょっと腹ごしらえです。
ロンドン市内に何店舗かある、ハンバーガー屋「BYRON」です。
ジューシーで大好きなのですが、何と言ってもランチが7.5£と安いです。
お財布に優しくて、お腹が膨れるのはありがたいですよね。
さくっとバーガーをいただき、ショーへ向かいます。
今回の<Eirinn Hayhow>のショーはフェニックスガーデンで行われました。
ここはロンドン中心部に位置するコミュニティガーデンで、セントジャイルズに位置します。
会場に入ると、場所の指定はなく会場(庭全体)のあちこちに座席が散りばめられており、まるで観客がガーデン内のお花のように色鮮やかに散りばめられていました。
今回のショーは「INTO THE MYSTIC」がテーマ。彼女が描くポジティブな世界の一部である“INTO THE MYSTIC”から、植物やキノコ、苔といった天然の素材から織り成されたアイテムが独特の世界観へと誘うと同時に強いメッセージ性も感じました。
続いては、ニットに定評のある<Mark Fast(マーク ファスト)>のショーへ。
会場はセント・ジェームス・パークと言う有名な公園の近くのオーチャードプレイスで行われました。
たくさんの招待客やインフルエンサーが列をなしており、会場は開場前から賑わいを見せていました。
フリンジや特殊な形のビーズを用いたルックが多く、またモデルの多様性も重要視しているブランドでした。
続いては、ウクライナ発の<Natasha Zinko(ナターシャ ジンコ)>のショーにも参加。会場は、SOHOスクエア。
大きな公園で、卓球台もある街の中にある施設です。(ちなみに卓球をする時のピンポン玉とラケットは持参だそう笑)
ショーに参加する観客とは別に、日中から子供ときている方や卓球を楽しむ大人、ビールやコーヒーを片手に話す方、全ての人の憩いの場となっています。
今回のショーも沢山の招待客で会場は溢れており、公園の外周には長蛇の列ができていました。
「動いている現代社会」を楽観的なビジョンで創り出す 「THE CAMP」と言うテーマに沿った今回のコレクション。ほぼ全てのピースからポケットが突き出しており、その奇抜さと世界観に観客からは歓声が上がっていました。
お洒落なティーンたちに気を奪われていると辺りはすっかり夜に。
気温もグッと下がり、ディナーをいただきにSOHOまで。
ロンドンの若者たちにも大人気に「FLAT IRON」はお手軽にステーキ肉をいただけるお店です。予約をしてなかったのですが、運よくすぐに案内され美味しいお肉にたどり着けました。
- text : Tetsu Charles Kawamoto