QUI編集部注目の Rakuten Fashion Week TOKYO 2024A/W 参加ウィメンズブランド
PHOTOCOPIEU
デザイナー
竹内 美彩
ブランドプロフィール
東京で4年間、企業デザイナーとして勤務したのちに渡仏した竹内美彩。パリ・サンディカを卒業後、<ISABEL MARANT(イザベル マラン)>や<VERONIQUE LEROY(ヴェロニク ルロワ)>を経て、自身のブランド<PHOTOCOPIEU(フォトコピュー)>を設立。女性的なシルエットと強い佇まいを共存させたウェアは、パリで出会ったしなやかさと強さを持つ女性たちに共感したことから生まれたという。表面的な飾りを潔く削る反面、切り替えのラインは温かみがあり、有機的で女性の姿が見え隠れするフォルムは、着るものにも見るものにも感情に熱を帯びさせる。印象的なシルエットながらも日々の暮らしに溶け込む着心地を追求した日常着は、徐々にその人らしさを体現する。
編集部の注目ポイント
「芯のある強い女性が選ぶ、しなやかで気負わない洋服」 第一印象からはそんな空気を感じ取りました。最初の出会いはプライベートでもよく訪れるセレクトショップで、<PHOTOCOPIEU(フォトコピュー)>の端正に佇むドレスが目に留まりました。ふわりとしたパフスリーブや絞られたウエストラインが女性的でありながら、ワークウェアの機能性もデザインに落とし込まれ、ドレスアップのための洋服ではないことを示しています。フェミニンなフォルムと日常着としての機能性のバランスが絶妙な<PHOTOCOPIEU>、14日のインスタレーションではどのような女性像を掲げるのか楽しみです。
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@photocopieu
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<RUNWAY infomation>
3/14 (Thu.) 12:00 – @渋谷ヒカリエ ヒカリエホール A
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mister it.
デザイナー
砂川 卓也
ブランドプロフィール
デザイナーの砂川卓也はEcole International de Mode ESMOD Paris(エスモードパリ)を主席で卒業後、2012年に<Maison Margiela(メゾン マルジェラ)>に入社し、デザイナーとしてのキャリアを積む。2018年春夏シーズンより「身近なオートクチュール」をコンセプトにした自身のブランド<mister it. (ミスターイット) >を発表し、 レディースとユニセックスのアイテムを展開する。
編集部の注目ポイント
業界内にもファンの多い<mister it. (ミスターイット)>は、東京を拠点とするファッションデザイナーが世界というフィールドに飛躍するためのサポートを目的とした一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)主催のファッションアワード「TOKYO FASHION AWARD 2024」で受賞をしたことで、今回「Rakuten Fashion Week TOKYO」公式会場であるヒカリエにてランウェイショー形式でコレクションを発表します。ユーモア溢れる独自の世界観は、洋服はもちろんのこと、演出にもどのように表現されるのか期待が高まります。
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@misterit75003
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<RUNWAY infomation>
Invitation Only
3/15 (Fri.) 11:00 – @渋谷ヒカリエ ヒカリエホール A
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HAENGNAE
デザイナー
アンナ チョイ
ブランドプロフィール
ブランド名の<HAENGNAE(ヘンネ)>は、デザイナー自身の韓国名に由来。ニューヨークの自由な表現力、日本の職人技術、ヨーロッパのオートクチュール技法、そして自身のアイデンティティを融合させて唯一無二の洋服を展開する。 誰かに受け入れられることを目的とせず、自愛精神を含めた「愛でる」哲学を大事にし、知性や勇気を持ちながら逞しく生きる「強きロマンチスト」のためのブランドだ。<HAENGNAE>を身に纏うことで夢を現実にする努力を怠らない彼らが、時には愛を、 時には強さを感じてもらえるような洋服をイメージしている。 本質を愛して継承していくことに価値があり、人種や性に対して多様な考えを持ち、自身はもちろん動物自然環境に愛情を注ぐといったデザイナーの思想そのものが、「愛でる」哲学というコンセプトに繋がっている。
編集部注目ポイント
<HAENGNAE(ヘンネ)>も「TOKYO FASHION AWARD 2024」で受賞したブランドのひとつとして、ランウェイショー形式にてコレクション発表を行います。ブランドのコンセプトである「愛でる」哲学から導かれたであろう、“Loving Philosophy”と称されたインビテーションから、ブランドの世界観をより強く打ち出した発表への期待が膨らみます。<HAENGNAE>のクリエイションは、確かなクオリティに芯の通った力強いデザインが特徴です。個人的には、コレクションの世界観を担う要素のひとつであるヘアメイクにも注目しています。24秋冬シーズンの強きロマンチストたちはどんな姿で登場するのか必見です。
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@haengnae_official
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<RUNWAY infomation>
3/16 (Sat.) 12:00 – @渋谷ヒカリエ ヒカリエホール A
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Chika Kisada
デザイナー
幾左田 千佳
ブランドプロフィール
デザイナーの幾左田千佳は幼少期よりクラシックバレエを習っていたことから、バレリーナのバックグラウンドを着想源にしたものづくりが特徴。 バレエのエレガンス、パンクの生命力、その儚さと強さ、相反するイメージの融合から生まれる「強いエレガンス」がコンセプトであり、都市で生き、動き続ける、新しい上質さを求める女性たちのための服を展開する。シグネチャーラインでは仕草や動きにともなって漂う人間の美しさの移ろいと存在感を追求している。
編集部の注目ポイント
バレエをルーツとする<Chika Kisada(チカ キサダ)>は、24春夏シーズンではデニムアイテムや、画家のパウル・クレーからインスピレーションを得たグリーンやベージュ、薄紅色などを重ねた淡いカラーパレットを用いるなど、今まではあまり見たことのないような素材や色使いが見受けられました。これまでのコレクションと比べると、デザインの思考における余分な要素は削ぎ落とされ、マスキュリンな印象を受けた一方で、人間の身体を美しく見せるシルエットの追求や、細部にこだわる職人技を一層強く感じたシーズンでもありました。これから始まるランウェイショーでは、どんな<Chika Kisada>の一面を見せてくれるのか今からワクワクしています。
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@chikakisada
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<RUNWAY infomation>
3/11 (Mon.) 16:30 – @check your invitation.
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TANAKA
デザイナー
タナカ サヨリ
ブランドプロフィール
2017年、ニューヨークを拠点にデザイナーのタナカサヨリが自身のブランド<TANAKA(タナカ)>をスタート。TANAKA NY TYO LLCを立ち上げ、ニューヨーク、ヨーロッパ、アジアなどでグローバルに活動を行う。洋画家であり、着物のテキスタイルデザイナーだった父と、日本庭園の造園家だった祖父の元、自然豊かな新潟県で生まれ育つ。東京モード学園卒業後、ヨウジヤマモト社にて企画、ニットカットソーデザイナーとして経験を積んだ後、ファーストリテイリング社に入社。<UNIQLO(ユニクロ)>の東京、上海、ニューヨークオフィスにてウィメンズグローバルデザインチームのリーダーを務めた。
編集部注目ポイント
<Yohji Yamamoto(ヨウジ ヤマモト)>や<UNIQLO(ユニクロ)>で経験を積んだデザイナーによるデニムを中心としたウェアは性別や年齢、国籍を問わない多様な人々へと提案されています。ニューヨークで過ごしたことで培われたポップな色彩のテキスタイルや、着る人を選ばないフォルムは<TANAKA(タナカ)>の強い魅力のひとつです。23秋冬シーズンのランウェイショーでは、ニューヨークの街を再現した会場で、ランダムに並べられた円形の観客シートの間をモデルが閑歩するスタイル。ウェアのデザインとともに表現される、多様性と自由に満ちたランウェイの演出にも注目です。
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@tanakanytyo
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<RUNWAY infomation>
3/11 (Mon.) 20:30 – @check your invitation.
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