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俳優・菊池日菜子がクリエーター視点で見た、AKIKOAOKIランウェイショーの舞台裏 | Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W

Mar 27, 2024
3月11日(月)から3月16日(土)にかけて行われた「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024A/W」。
俳優でありモデルとしても活躍する菊池日菜子が、ファンだと公言する<AKIKOAOKI(アキコアオキ)>のショーに初参加、ショーの舞台裏にも潜入した。
俳優が作品を作り上げる際に役作りを行うように、本番までギリギリのクリエイティブ調整が行われるショーの舞台裏で、クリエーターとして感じたこととは。
フォトグラファー広瀬正道が密着し、ここでしか見られない写真の数々とともにおとどけする。

俳優・菊池日菜子がクリエーター視点で見た、AKIKOAOKIランウェイショーの舞台裏 | Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W

Mar 27, 2024 - FASHION
3月11日(月)から3月16日(土)にかけて行われた「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024A/W」。
俳優でありモデルとしても活躍する菊池日菜子が、ファンだと公言する<AKIKOAOKI(アキコアオキ)>のショーに初参加、ショーの舞台裏にも潜入した。
俳優が作品を作り上げる際に役作りを行うように、本番までギリギリのクリエイティブ調整が行われるショーの舞台裏で、クリエーターとして感じたこととは。
フォトグラファー広瀬正道が密着し、ここでしか見られない写真の数々とともにおとどけする。
Profile
菊池 日菜子
俳優・モデル

2020年より女優活動を開始。
2021年は映画「私はいったい、何と闘っているのか」(監督:李闘士男)、舞台「醉いどれ天使」(演出:三池崇史)に出演し、「LUMINE」「HARUTA」2021 AWモデルを務める。
同年12月「第30回 全日本高等学校女子サッカー選手権大会」では約200名の中から選出され、初代応援マネージャーに就任。
2022年公開の映画「月の満ち欠け」では小山内瑠璃 役を演じ、第46回 日本アカデミー賞 新人賞を受賞。テレビ東京「RoOT / ルート」が2024年4月2日(火)24:30より放送開始。
HP:https://www.amuse.co.jp/artist/A8943/
Instagram:https://www.instagram.com/kikuchi_hinako_/

ショーの舞台裏でのクリエーターの仕事を見て

― ヘアメイクとスタイリングの舞台裏をご覧になっていかがでしたか?

ヘアとメイク、スタイリストそれぞれが異なるアプローチでコンセプトを具現化していく。その過程を現場で見ることができたのは、私にとっていちばんの収穫でした。プロフェッショナルな仕事ぶりに魅了されました。

― 役者も、脚本家が伝えたいものを具現化するお仕事ですね。同じ表現者として、ご自身の活動と重ね合わせてどのように感じましたか?

コンセプトや世界観をカタチにするという点では、ファッションショーも、映像業界も同じだと思います。チームでめざすべきゴールをしっかり定め、それぞれの役割を誠実に果たす。ファッションと映画では完成までのアプローチ、表現は違うと思いますが、共通している部分はあるのではないかなと。

― 役者として今後どのようなクリエーションをおこなっていきたいですか?

今回はじめてショーに参加したのですが、音楽と光、モデルさんと衣装、そしてヘア&メイクがひとつになった世界観が目の前に広がると、胸がドキドキ高鳴ってしまうぐらい刺激的でした!臨場感たっぷりで、モードが生まれる瞬間を目撃したような。ショーが完成するまでに、たくさんの人たちが関わり、努力していらっしゃるのが分かって。私も、もっともっと頑張ろうと思った今のこの気持ちを絶対忘れないようにしたいです。

― これからもショーに足を運んでみたい?

もちろんです!もっといろんなショーを見て、いろんな世界観を自分の目で見て、肌で感じてという経験をたくさん積んでいきたい。自分の芝居の幅が広がるきっかけになると思うので、ショーには積極的に足を運びたいです。

<AKIKOAOKI>ショー当日のスタイリング

腰回りのカットや背中が大きく開いたブラックのロング丈シャツドレスは、ヘルシーで上品な肌見せを実現する。
ドレススタイルも足元はあえてレディにまとめず、厚底のローファーシューズで遊び心を演出。
リングは今シーズンスタイリングコラボレーションを行ったフィンランド発のサステナブルジュエリーブランド<Kalevala(カレワラ)>でブラックスタイルの中にクールな煌めきを与える。

DRESS:AKIKOAOKI
SHOES:AKIKOAOKI
RING:Kalevala

<AKIKOAOKI>のベストルック

■ FAVORITE POINTS ■

「ウエストをアクセントにした全体のシルエットがとても美しいルックだと思いました。ウエストのデザインも体のラインの美しさをより一層魅力的なものにする施しがあって、目を惹かれました。今回のコレクションに共通していた、”脱ぎかけている過程に見る美意識”が、このルックの場合は後ろを向いた時に特に感じられるという点でも印象的でした。もし自分がこのルックを纏って街を歩くなら、何を思いながら着て、脱ぐのか、様々なことを縛られずに考えてみようと思えた瞬間でした。」

AKIKOAOKI 2024AW COLLECTION はこちらから

ランウェイショーの感想

■ SHOW COMMENTS by 菊池日菜子 ■

「女性が家に帰って服を脱ぐという行為を、社会からの解放の瞬間と表し、脱ぎかけの”途中経過”にこそ美しさが宿るのではないかという着想には、女性としてハッとしました。服で自己解放することを可視化していて素晴らしかったです。ファッションが与えてくれる高揚感に満ちたショーでした。」

<AKIKOAOKI

設立年 2014年
Designer – 青木 明子

現実に潜むファンタジーを、本質的な感覚で切り取っていく。ファッションを生きる行為そのものと捉え、それを纏うひとの生き方や姿勢が感じられる衣服を提案していく。
デザイナー青木明子は1986年東京都生まれ。 2009年女子美術大学ファッション造形学科卒業後、ロンドンのCentralSaintMartinsにて ファッションを学ぶ。帰国後コレクションブランドでアシスタントを経て、2014 年よりウィメンズウェアブランド“AKIKOAOKI”をスタートする。
同年 10 月、Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO にて 2015SS コレクションを発表。 2018 年 2 月、LVMH Young Fashion Designers Prize ショートリストにノミネートされ、同年 11 月には毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂奨励賞、『VOGUE JAPAN』が国内外の ファッションシーンで活躍する新世代女性を応援するために贈る「Rising Star of the Year」を受賞。
2022 年、TOKYO FASHION AWARD 2023 を受賞。

AKIKOAOKIのブランドページはこちらから

  • Photograph : Masamichi Hirose
  • Text : Kaori Sakai(STUDIO UNI)
  • Edit : Yukako Musha(QUI)

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