NEW GENERATIONS vol.06 – Ippei Ishida|Stylist
Interview with Ippei Ishida
― ファッションに興味を持ったきっかけは?
中学生の時に<AND1>というストリートバスケのブランドが出している「mixtape」というDVDを見て興味を持ちました。
高校からは、William Strobeckのムービーを見てスケートカルチャーにハマり、スケートカルチャーを掘ってました。
― スタイリストを目指したきっかけは?
自分でセレクトショップをやりたくてとりあえず服飾の専門学校に行ってみたんですが、在学中に「スタイリストの方が面白そうだな」と思ったのがきっかけです。
― スタイリストの仕事で最もやりがいや興奮を感じる瞬間は?
自分がかっこいいと思う作品ができた時です。
― スタイリストの仕事をするうえで、大切にしていることは?
最近良く考えるのは、商業とクリエイティブのバランスですね。
商業的過ぎるビジュアルは見る気がしないので。
― 影響を受けた人、尊敬している人は?
影響を受けた人は、David Fincher、Larry Clark、Christopher Nolan、Jason Dill、William Strobeck、Ari Marcopoulos、SK8THING等です。
尊敬している人は、一緒に撮影するクリエイター達です。
― 様々なスタイリングを組むうえで、日々どんなインプットを?
最近SNSで情報が自動受信になっているのが、何か違う気がしていて。。。
散歩しながら、セレクトショップや古着屋、本屋に寄って好きな物を色々見て、気になった事はネットで調べてます。
スタイリストってコーディネートを組むだけじゃないので、ファッション以外の物からイメージを作る事が多いかもしれないです。
― 仕事以外で好きなものは?
MMA(総合格闘技)、お笑い、映画ですね。
MMAは、シンプルかつドラマがあるから好きです。
何ヶ月も練習して、試合開始15〜25分後にはどちらかが勝ってどちらかは負けるって緊張感があるし、夢があるなと思います。
お笑いは、スタイリストと考え方が似ていて、形の無いものを作る仕事というか。
発想力が凄いし、超クリエイティブだなと思います。
映画は、クリエイティブの最高峰だなと思います。
新しい映画も見るんですけど、同じ映画を何回も見るのが好きで、『ファイトクラブ』は何回も見てます。
― 掲載した作品について
モデルの友達がやっている「SLY」というバンドのMVとビジュアルです。
曲もかっこいいので、MVもチェックしてください!
― 自身が考える「いい」スタイリングの条件とは?
個性と文脈があるスタイリングだと思います。
今って多様性の時代で、正解はないと思うので。
― スタイリストとして将来の展望は?
既存の枠に囚われず、色々チャレンジしていきたいです。
自分で写真を撮ったり、ブランドや媒体を作る事も興味があり、近々動き出そうかなと思ってます。
- Stylist : Ippei Ishida
- Editor : Yukako Musha(QUI)