FETICOの魅力をプロの視点から読み解く # 2
第2回は<FETICO(フェティコ)>にフィーチャー。
本企画を通して、新たなファッションのミカタ(楽しみかた)が広がることを願って。
<FETICO(フェティコ)>ってどんなブランド?
<FETICO>の設立は2020年。「 The Figure:Feminine(その姿、女性的)」をブランドコンセプトとし、インスピレーションは女性の造形美を強調する古典的なスタイルにある。独自の視点で再構築された相反する要素を重ね合わせながら新しくもユニークな女性像をデザインしている。時を経ても美しく、永く愛されるような物作りを心がけたコレクションは日本国内の繊維産地や職人との取り組みによるもの。デザイナー・舟山 瑛美は高校卒業後、渡英。現地でイ ンターンシップを行いながらIstituto Marangoni Londonでファウンデーションコースを修了後、帰国。エスモードジャポン東京校に入学し、2010年に同校卒業。国内のDCブランドやコレクションブランドなどでデザイナーの経験を積み、2020年パタンナーと共に自身のブランド<FETICO>を立ち上げる。
【PR】THE WALLの福崎 綾子さん
― 福崎さんにとってFETICOの魅力とはなんでしょうか?
儚げでありながらも、しなやかで芯がある美しさ
― <FETICO>をPRするに至った経緯はなんでしょうか?
ファーストシーズンを拝見し、弊社(ザ・ウォール)セールス担当がお声がけしたことがきっかけです。完成度の高さに驚いたと聞いています。
― <FETICO>をPRする上で意識していることを教えてください。
あるインタビューで、デザイナーの舟山さんが「<FETICO>に関わるすべての人を幸せにすること。お客様はもちろん、スタッフや生産者にとっても。その上で、より多くの人を巻き込み、愛されるブランドを育てて行きたいです。」とおっしゃっていたことがとても印象に残っています。以降は、そのご意向をどう反映できるかを考えてPRをするように心がけています。
― <FETICO>のコレクションで印象に残っているものはどれでしょうか?
2024春夏コレクション
直近だからかもしれませんが、8/28に東京、9/6に香港で2つのランウェイで発表された2024春夏コレクションです。東京のファイナルと香港のファーストを飾ったのは同じルックであり、ランウェイ形式で二つの都市が繋がれたことが印象深かったです。
FETICO 2024SS COLLECTION はこちらから
― 福崎さんの私物の<FETICO>について教えてください。
潔い胸元の印象的なカッティングに惹かれて購入したのがこちらのドレスです。ここぞという時は、1枚 または<FETICO>のブラとの合わせで、デイリーにはTシャツなどをインナーにすることでガラッと印象を変えて着用できるところが気に入っています。独特の発色と光沢感で高見えするのですが、ストレッチ性が高く、ショー会場でも走り回れるかな?と思い選びました。
福崎 綾子さん
@fukuzakiayako
【スタイリスト】濱本 愛弓さん
― 濱本さんにとって<FETICO>の魅力とはなんでしょうか?
隠しもつ色気を引き出してくれるところです。
― <FETICO>をスタイリングする上で意識するポイントを教えてください。
肌の見せ方が攻めているブランドで、そんなところが私が<FETICO>を好きな理由です。女性は誰もがのしなやかさや芯の強さといった「隠しもつ色気」を秘めているもので、<FETICO>を着ることで自然と内側の美が引き出されるような
― <FETICO>のコレクションで印象に残っているものはどれでしょうか?
2023秋冬コレクション
私はボディスーツを集めているのですが国内ブランドには少なく、そんな理由からも<FETICO>のボディスーツには毎回注目してます。もちろん、2023秋冬のショーでファーストルックを飾ったボディスーツは象徴的で特に印象に残っています。
FETICO 2023AW COLLECTIONはこちらから
― 濱本さんの私物の<FETICO>について教えてください。
2024春夏で実際オーダーしたのがこちらのガウンです。様々なレースがミックスされてるのですが、こういった職人感が強いアイテムに一目惚れすることが多いです。<FETICO>はいろいろ持っていますが、購入するのは決まって攻めた肌見せのアイテム。その中でも上品さがあるものをセレクトしてます。
濱本 愛弓さん
@ayumi6316
【エディター】大杉 真心さん
― 大杉さんにとって<FETICO>の魅力はなんでしょうか?
「女性による、女性のための一張羅」。
女性が自分をセクシーに感じられて、着ることで自信が持てる服だと思います。
― <FETICO>に関する記事を執筆する際に意識していることを教えてください。
<FETICO>はデザイナー・瑛美さんの今のムードや思いが強く反映されているブランドだと思います。なので執筆する際は最近訪れた場所や関心を持った出来事、観た映画、読んだ本、聴いた曲、それらがどのようにデザインに落とし込まれているのか、ということをお聞きしています。2024春夏コレクションは瑛美さんが久しぶりにパリを訪れたということもあり、ミューズのフェイ・ウォン、上海でのショーの計画など、いろんな要素が散らばっていたのですが、それぞれが美しく調和していたように感じました。テーマである「Do not Dirsturb」は、着想源の一つになったソフィ・カルの作品集「The Hotel」に結びつきながら、ちょっぴり反骨精神を持って“自由に生きる女性を鼓舞する”という瑛美さんのマインドにもぴったりだったと思います。
― <FETICO>のコレクションで印象に残っているものはどれでしょうか?
2020秋冬コレクション
20秋冬のデビューコレクションです。私が<FETICO>に出合ったのはコロナ禍で全てのリアルショーが中止になった2020年3月の東コレの取材中。スタイリストの入江陽子さんから「いいブランドを見つけた」と教えてもらい、飛び込みで<FETICO>の展示会に伺いました。そこでは瑛美さんのご友人が<FETICO>を試着するファッションショー が繰り広げられていました。こちらのジーンズは女性の身体も、男性の身体も綺麗に見せていて、とても驚きました。ちょうとジェンダーニュートラルの流れで、女性に向けて作られているのですが、いい服には性別はなく、モノ作りの精神性のようなものが滲み出るのだなと思いました。国内の職人や生地産地と取り組んだクオリティの高いモノ作りや、「いつか古着になる服を作る」という思いにも感動したのを覚えています。
FETICO 2020AW COLLECTION はこちらから
― 大杉さんの私物の<FETICO>について教えてください。
<FETICO>はボディスーツが名作ですが、2022春夏に登場したブランド初のシューズが個人的にヒット。細いストラップと高いウエッジソールで色っぽさがありながらも、軽くて歩きやすい。これで東京のほか、ロンドン、ミラノ、パリの海外コレクションを駆け抜けました。
大杉 真心さん
@mamiosgi
【写真家】蓮井 元彦さん
― 蓮井さんにとって<FETICO>の魅力はなんでしょうか?
より自由な人間像
― <FETICO>のショーでバックステージフォトを担当された経緯はなんだったのでしょうか?
2023秋冬のルック撮影を舟山さんよりご依頼をいただきまして、その流れから担当させていただきました。もともと大好きなブランドでしたので喜んでお引き受けさせていただきました。
― <FETICO>の撮影をする際に意識していることを教えてください。
人間が持つ美しさを強調したデザインだと思っていて、そのままで美しいので、あまり写真では誇張しないようにしています。
― <FETICO>のコレクションで印象に残っているものはどれでしょうか?
2024春夏コレクション
ブラックのドレスは身体をあるがまま美しく見せていて象徴的だと思いましたし、深みのある赤のドレスも目を引きました。
FETICO 2024SS COLLECTION はこちらから
蓮井 元彦さん
@motohiko_hasui
【バイヤー】 PALETTE art aliveのmikata ringoさん
― mikataさんにとって<FETICO>の魅力はなんでしょうか?
― <FETICO>をPALETTE art alive でセレクトした理由はなんでしょうか?
― <FETICO>を購入される方はどういうところに魅力を感じていると思いますか?
他にはない女性美を纏うことのできる洋服から得られる喜びや幸福感を求めている方が多いと感じてます。少し勇気のいる肌見せアイテムを身に纏うことで、女性らしさを追求できるところに魅力を感じていると思います。
― <FETICO>のコレクションで印象に残っているのはどれでしょうか?
2022春夏コレクション
フェミニズムを追求しているレディースブランドならではのデザインが多く、中でも黒の印象が強い<FETICO>が明るいオレンジのアイテムを展開したことに驚いたルックでした。また、<FETICO>のテーラードジャケットは、私自身が大人の女性の象徴のように感じていて、とても好きなアイテムです。
FETICO 2022SS COLLECTION はこちらから
― <FETICO>のアイテムで持っている私物を教えてください。
2022春夏コレクションよりベロアの上下セット。春夏のアイテムではあまり見かけないベロア素材を着るというギャップや胸元とウエスト両サイドのカッティングに一目惚れしました。
2023春夏コレクションよりミニ丈ドレス。ウエストのカットが素敵なのと、ショーで見たときから注目していたアイテムです。
2023秋冬コレクションよりチュールスカート。レイヤードに特化したチュールスカートはスタイリングに重宝しそうだなと思い購入。フロントでクロスするデザインに心惹かれました。
PALETTE art alive
@palette_a_a
PALETTE art alive Ladies
@palette_a_a_ladies
mikata ringoさん
@rrr_imgo