「エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」国内初の大回顧展がアーティゾン美術館で開催
エットレ・ソットサスは、1950年代からオリベッティ社やポルトロノーヴァ社のデザイナーとして活動し、数々の名作を生み出した。1981年には国際的なデザイナー集団「メンフィス」を結成し、大胆な色彩や形態を用いたデザインで注目を集めた。
ソットサスは、合理性や機能性を重視する従来のモダンデザインに疑問を持ち、人々の生活に自由で生き生きとした感性を取り戻そうとした。本展では、石橋財団が近年収集してきた100点を超えるソットサス作品を一挙に公開する。

エットレ・ソットサス《モービル》1957-58 年(デ ザイン)/1959 年(製作)、製作:ポルトロノーヴァ、石橋 財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《トーテムのためのドローイング》 1964 年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《マラバール》1982 年(デザイン/製作)、製作:メンフィス・ミラノ、ビトッシ、石橋財団アーティゾン美 術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《マンダリン》1981 年(デザイン/製作)、製作:メンフィス・ミラノ、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《花瓶no.4》2006年(デザイン/製作)、製作:ギャラリー・モーマンス、ジーノ・チェネデーゼ・エ・フィリオ、ファン・テッテローデ・ガラス・スタジオ、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《花瓶no.17》2006年(デザイン/製作)、製作:ギャラリー・モーマンス、ジーノ・チェネデーゼ・エ・フィリオ、ファン・テッテローデ・ガラス・スタジオ、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass
出品作品は、家具、セラミック、機器類、ガラス器、写真、ドローイングなど多岐にわたる。展覧会は、1950年代後半のイタリア企業との協働、1960年代のデザイン実験、1970年代の放浪と写真作品、1980年代のメンフィス、1990年代以降の制作へと展開する。
《ヴァレンタイン》や《カールトン》をはじめ、キャビネット、陶器のオブジェ、ガラス器などを通して、ソットサスが問い続けた「デザイン」のあり方に触れられる内容だ。また、倉俣史朗やミケーレ・デ・ルッキといった盟友たちの作品も加わり、同時代のデザインとのつながりも紹介される。
本展は、アーティゾン美術館にとって初のデザイン展でもある。鮮やかな色やユーモアを含んだ形のなかに、日常を少し違う角度から見つめる感覚が立ち上がる。
プロフィール
エットレ・ソットサス
1917年、オーストリア・インスブルック生まれ。1929年にイタリア・トリノへ移り住み、1939年にトリノ工科大学で建築学の学位を取得。第二次世界大戦従軍後、ミラノを拠点にデザイナー、建築家として活動を始めた。1950年代から60年代にかけてオリベッティ社やポルトロノーヴァ社のためにデザインを手がけ、1980年代には国際的なデザイナー集団「メンフィス」を結成。2007年、90歳で逝去した。
開催情報
エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる
会期:2026年6月23日(火)〜10月4日(日)
会場:アーティゾン美術館 6階展示室
開館時間:10:00〜18:00(毎週金曜日は20:00まで)
入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(7月20日、9月21日は開館)、7月21日、9月24日
主催:公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館
後援:駐日イタリア大使館
入館料(税込):日時指定予約制
ウェブ予約チケット 1,200円、窓口販売チケット 1,500円、学生無料(要ウェブ予約)
※中学生以下はウェブ予約不要
※この料金で同時開催の「瀧口修造」展も観覧可能
特設サイト・ウェブ予約:https://www.artizon.museum/exhibition_sp/sottsass2026/
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
Instagram:@artizonmuseum
X:@artizonmuseumJP