QUI編集部・シャルルの連載「リトリートのススメ」は、先日で2年目に突入しました。今回は改めて、「リトリート」とはどういったものなのかをご説明したいと思います。リトリート（Retreat）とは、日常から一歩離れた静かな場所で心と体の回復に専念するためのひとときです。旅行や観光を目的とするのではなく、自分自身と向き合い、内面的なリフレッシュを促す時間を指します。静かな場所で、自分のペースで過ごしながら心を解放する——そんな贅沢なひとときこそが、リトリートの本質です。

今回は、そんな贅沢な時間を故郷でもある京都で体験してきましたのでご紹介したいと思います。

今回お邪魔したのは京都の中心地に位置する「HOTEL CANATA KYOTO」。歴史ある二条城を真正面に望むこのホテルは、静寂と洗練が共存する特別な空間が広がります。落ち着いた色調と上質なインテリアで統一された全15部屋は、大きな窓から京都の四季をこれでもかというぐらいに感じることができます。

今回の滞在では、わずか2部屋しかないスイートルームに宿泊。特筆すべきは、歴史的な景観を贅沢に独占することができるバルコニーです。この時期ならではの澄んだ空気と、夜にライトアップされた幻想的な景色が相まって、まるで別世界にいるような感覚を味わえます。ベッドは広々としていて、大人が4人で横になれるほど。寝具のリネンの質感が心地よく、深い眠りへと誘われること間違い無しです。この特別な空間で過ごす時間は、日常を忘れるほどの贅沢と癒しをくれます。

朝の光が差し込む広い窓からは、美しい景色が広がり外の世界との距離を感じさせません。静寂に包まれたこの場所で、ただのんびりとした時間を過ごします。ぼーっと外を眺めているだけでも心が落ち着き、日常の疲れが少しずつほどけていく感じがします。

このホテルではあえて部屋から出ない時間を作るのも。広々とした大きなソファで友人とくつろぎながら、ライトアップされた二条城をあてにお酒を嗜む贅沢はここでしか体験できません。

そして、今回の滞在で特に嬉しかったのが新しくオープンしたプライベートサウナ（要予約）。完全貸切なので、自分たちだけの空間で温熱と冷却を繰り返しながら、心身ともにリフレッシュできます。（私は滞在中に3回利用しました、特に朝のサウナは格別です。）周りを気にすることもなく、好きな音楽をかけながらとてもいい時間を過ごせます。リラクゼーションスペースでのんびりと過ごし、気がつけば何も考えずにただ「ととのう」ことを楽しんでいる自分がいました。

ホテルのエントランスには、宿泊者以外も利用できるバーが併設されています。ここでは、誰もが目の前に広がる壮麗な景色と静寂の中で、カクテルを片手にゆったりとした時間を過ごせます。日常の喧騒を忘れられる贅沢なひとときが味わえるでしょう。今回私は二日間お世話になったのですが、師走とは思えないほどゆったりとしたスローステイを楽しませていただきました。京都のどのエリアにもアクセスしやすいので、ちょっとコーヒーを飲みに散策してみたり、食事をしに街へ出向いてみるもよし。どんな宿泊スタイルにも対応できる素晴らしいお宿です。

「HOTEL CANATA KYOTO」で過ごすリトリートは心と身体をリセットし、深いリフレッシュをもたらしてくれる特別なひととき。あなたも京都の静けさに身を委ね、自分だけの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか？これから訪れる春先には満開の桜の風景もこの部屋なら独り占めできちゃいそうです。その時期にもまた日本に帰ってくるので是非訪れたいと思います。

HOTEL CANATA KYOTO（ホテルカナタ京都）

世界遺産・二条城を正面に臨む15室のコンテンポラリースタイルのホテルです。

〒604-0055
京都府京都市中京区堀川通二条下ル土橋町14-1
予約はこちらから

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@hotelcanatakyoto