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“いたずらっ子”のようにエレガンスをくずす、GIVENCHY「ヴォワイユー バケット」|QUI編集部が惹かれたもの

May 15, 2026
<GIVENCHY(ジバンシィ)>の「ヴォワイユー」は、2023年春夏コレクションで誕生したバッグコレクション。その名はフランス語で“いたずらっ子”を意味するスラングに由来する。端正なエレガンスを軸としながら、そこへ少しの無造作さやラフさを加えることで、クラシックなラグジュアリーを現代の日常へ引き寄せてきた。2026年秋冬プレコレクションで登場した「ヴォワイユー バケット」は、その魅力をより軽やかに発展させた新作だ。ドローストリングによって生まれる自然なドレープ、身体に沿うやわらかなフォルム、そしてバイカースタイルを思わせるバックルディテール。きちんとした品格を持ちながら、どこか力の抜けた佇まいがある。ユベール・ド・ジバンシィが追求した“気負わないエレガンス”を、現代的な感覚で再解釈した「ヴォワイユー バケット」。その少し崩れた美しさに、いま惹かれる理由がある。

“いたずらっ子”のようにエレガンスをくずす、GIVENCHY「ヴォワイユー バケット」|QUI編集部が惹かれたもの

May 15, 2026 - FASHION
<GIVENCHY(ジバンシィ)>の「ヴォワイユー」は、2023年春夏コレクションで誕生したバッグコレクション。その名はフランス語で“いたずらっ子”を意味するスラングに由来する。端正なエレガンスを軸としながら、そこへ少しの無造作さやラフさを加えることで、クラシックなラグジュアリーを現代の日常へ引き寄せてきた。2026年秋冬プレコレクションで登場した「ヴォワイユー バケット」は、その魅力をより軽やかに発展させた新作だ。ドローストリングによって生まれる自然なドレープ、身体に沿うやわらかなフォルム、そしてバイカースタイルを思わせるバックルディテール。きちんとした品格を持ちながら、どこか力の抜けた佇まいがある。ユベール・ド・ジバンシィが追求した“気負わないエレガンス”を、現代的な感覚で再解釈した「ヴォワイユー バケット」。その少し崩れた美しさに、いま惹かれる理由がある。

創業デザイナーが大切にした、“気負わないエレガンス”の概念

1952年にメゾンを創設したユベール・ド・ジバンシィは、オートクチュールに軽やかさを持ち込んだデザイナーとして知られている。
当時のクチュールは、格式や装飾性を強く打ち出すものも多かったが、ユベールが大切にしていたのは、着る人が自然に動けること、そして日常の中で美しく見えることだった。
その思想を象徴する存在が、長年親交を築いたオードリー・ヘプバーンだ。映画衣装や私服を通して彼女に提供したものは、“特別な場所のための服”ではなく、本人の所作や佇まいを美しく見せるエレガンスだった。
その感覚は、現在の<GIVENCHY>にも受け継がれている。
上質な素材や洗練された仕立てを備えながら、どこか力が抜けていること。完璧に整えすぎず、持つ人のスタイルによって表情が変わること。この背景を踏まえると本記事で紹介する「ヴォワイユー」は、メゾンの美意識を現代的に映し出したバッグコレクションだと言える。

“いたずらっ子”の自由なムードをまとう「ヴォワイユー バケット」

GIVENCHY 2026年秋冬コレクション

「ヴォワイユー バケット」 ¥330,000(税込)
カラー展開:ブラック、アイボリー、ライトピンク、チョコレート、コバルトブルー

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「ヴォワイユー」は、2023年春夏コレクションで登場したバッグコレクションだ。
“VOYOU”とは、フランス語で「いたずらっ子」を意味するスラング。その名前の通り、このバッグには、<GIVENCHY>の端正なエレガンスに少しのラフさや遊び心が加えられている。

2026年秋冬プレコレクションで発表された「ヴォワイユー バケット」は、その魅力をより軽やかなバケットバッグへと発展させたモデル。身体に沿うやわらかなフォルムや自然なドレープによって、ラグジュアリーにリラックスした空気感を加えている。
特徴的なのが、ドローストリング仕様によるフォルムの変化だ。レザーコードを絞ることでバッグ上部にドレープが生まれ、少しくたっとした立体感が現れる。荷物を入れたときの膨らみ方によってもシルエットが変化し、持つ人それぞれのスタイルに自然と馴染んでいく。

また、身体に沿って落ちるスラウチーなフォルムも印象的だ。艶のあるスムースカーフレザーや存在感のあるバックルが、<GIVENCHY>らしい品格を感じさせる一方で、バッグ全体には肩の力が抜けた雰囲気が漂う。
さらに、バイカーベルトを思わせるバックルディテールも、このバッグを象徴する要素のひとつ。クラシックなレザーバッグに少しだけ無骨さを加えることで、“いたずらっ子”という名前に通じる自由なムードをつくり出している。きちんとした美しさと、少し力の抜けたシルエットのバランス感覚に、いまの<GIVENCHY>らしさを感じた。

トップハンドル、ショルダー、クロスボディの3WAY仕様で、スタイリングやシーンに合わせて持ち方を変えられるのも魅力だ。コートスタイルではコンパクトに手持ちで、Tシャツのときはラフに肩掛けで。ジャケットスタイルにも、デニムのようなカジュアルな装いにも自然と馴染み、毎日のスタイルに取り入れやすい。
ラグジュアリーを日常のスタイルとして楽しめるところに、「ヴォワイユー バケット」ならではの魅力がある。

メゾンの記憶や美意識を映し出す、ラッキーチャームコレクション

(左から)7月下旬発売 税込84,700円、5月下旬発売 税込84,700円、5月下旬発売 税込84,700円、7月下旬発売 税込56,100円

(左から)7月下旬発売 税込34,100円、7月下旬発売 税込34,100円、7月下旬発売 税込34,100円、7月下旬発売 税込34,100円

「ヴォワイユー バケット」とあわせて注目したいのが、ユベール・ド・ジバンシィの記憶や美意識を反映したチャームコレクションだ。
それぞれのモチーフには、創設者とメゾンにまつわるエピソードが込められている。鳥は、ユベールにとって大切なインスピレーション源のひとつ。自宅にはアルベルト・ジャコメッティによる鳥のアート作品を所有していたことでも知られている。亀は長寿や知恵を意味し、アーカイブのプリントやスケッチにもたびたび登場してきた。卵は“新しい始まり”や“誕生”を象徴し、メゾンの新たな時代を感じさせるモチーフとして取り入れられている。ピーナッツチャームには、ユベールのアーカイブをもとにした遊び心のある感覚が落とし込まれた。また、鍵のモチーフにも、ユベールのパーソナルな側面が表れている。ゲストを迎え、オートクチュールのフィッティングを行っていた“グランサロン”を象徴している。そして、リボンもまた、ユベールが好んで取り入れていたディテールのひとつ。装いに華やかさを添えるその感覚は、現在の<GIVENCHY>にも受け継がれている。
「ヴォワイユー バケット」にチャームを加えることで、バッグの印象はさらに変化していく。自分なりの組み合わせを楽しみながら使う感覚にも、“いたずらっ子”という名前に通じる自由さが感じられた。

なぜ今、QUI編集部は「ヴォワイユー バケット」に惹かれるのか

最近、きれいに整いすぎたバッグよりも、持ったときに自然と自分の服装や所作に馴染んでいくバッグに惹かれることが増えた。
「ヴォワイユー バケット」を見たときに印象的だったのも、その“少し力の抜けた美しさ”だった。艶のあるレザーや存在感のあるバックルには<GIVENCHY>らしい品格があるが、ドローストリングを絞ったときに生まれるドレープや、身体に沿って落ちるフォルムには、どこか自然体な空気がある。
特に惹かれたのは、使う人によって見え方が変わるところだ。荷物を入れたときの膨らみ方、肩に掛けたときの沈み込み方、ストラップの長さ。その小さな違いによって、バッグの印象まで変わっていく。きちんとしたジャケットに合わせてもいいし、Tシャツやデニムのようなラフな服装に合わせてもいい。特別な日のために構えるというより、毎日の延長で自然と手に取りたくなる感覚がある。
“VOYOU”=“いたずらっ子”という名前も、このバッグの魅力を引き立てる存在だ。端正なエレガンスに、少しだけラフさを加えること。整えすぎず、自分らしく持つこと。軽やかな崩し方に、いまの<GIVENCHY>らしさと、いま自分たちが惹かれる感覚の両方が表れているように感じた。

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ジバンシィ ジャパン
0120-218-025

  • Edit : Yukako Musha(QUI)

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