センスがにじむ、あの人の香り|Vol.2 Valentine デザイナー 橋本麻由さん「CHANEL」
1994年、大阪府生まれ。大学卒業後に上京、広告代理店にてデジタルマーケティングに従事。在籍中にジュエリー学校に入学、ロストワックス製法・ジュエリーCADについて学ぶ。退社後、2020年にジュエリーブランド<Valentine(ヴァレンタイン)>をローンチ。
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橋本さんが選んだ香りは<CHANEL(シャネル)>の「ブルー ドゥ シャネル レゼクスクルジフ パルファム(Blue de CHANEL l'exclusif)」
「ブルー ドゥ シャネル レ ゼクスクルジフ パルファムは、毎日の自分を整えるための香りとして愛用しています。強すぎず、でも芯のある香りで、甘さの中にハンサムさとさりげない官能さが共存しているところが好きです。仕事柄、人と会う機会が多いので、過度に主張せず、それでいて印象に残る香りを選びたくて。服を選ぶように、その日の気分に寄り添ってくれるところも魅力です。日常の延長線上で、自分らしさを穏やかに引き出してくれる、そんな香りだと感じています。」
TOP:レモン、ベルガモット、グレープフルーツ、ピンクペッパー、ミント
MIDDLE:サンダルウッド、シダーウッド、ジンジャー、ナツメグ
BASE:アンバーウッド、ムスク、トンカビーン
ウッディ アロマティックの構成ながら、端正なスーツのように無駄のない洗練が漂う。トップにはグレープフルーツやレモンの明るいアクセントが軽やかに立ち上がり、時間の経過とともに深みのあるシダーウッドとサンダルウッドが現れる。ラストはアンバーウッドとムスク、トンカビーンが調和し、柔らかく包み込むようなベースを形成。時間の経過とともに、清涼から温もりへと移ろうその香りは、理知的でありながら感情の機微を感じさせる。キューブ型のボトルに封じ込められた「ブルー ドゥ シャネル レ ゼクスクルジフ パルファム」は、静けさの中に確かな意志が込められている。
香りから感じる“私らしさ”

— どんな香りが自分らしいと感じますか?
甘すぎず、ハンサムでありながら、どこか官能的なニュアンスを秘めた香り。
— どんな気分の時に香水をつけたくなりますか?
自身のキャラクターと香りを一致させたいので、基本的に毎日身に纏っています。ファッションも好きで、マスキュリンなムードにさりげなく色気を添えたスタイリングが好み。フレグランスも、その世界観に合わせて選んでいます。
— つけ方にこだわりがあれば教えてください。
手首にシュッと噴きかけてから、耳の後ろにも馴染ませます。できるだけ少量で、動いたときや近づいたときにほのかに香る程度にしています。
— 香水を購入する際に気を付けていることを教えてください。
自分のキャラクターと乖離がある香りは選ばないようにしています。爽やかな香りより、少し重厚感のある香りが好みです。
仕事柄、人と会う機会が多いので、過度に個性の強い香りは控えるようにしています。
— 橋本さんにとって「香り」とは?
自分のキャラクターや感性を表現するもの、気分の波を穏やかに整えてくれるお守りのような存在です。
- Edit : Miwa Sato

