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穂志もえか × 賀来賢人 – 垣根を超える映画

Jun 3, 2026
賀来賢人とデイヴ・ボイルが共同設立した映像製作会社「SIGNAL181」が送り出す初の長編映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』がいよいよ公開を迎える。
本作で主演を務めた穂志もえかと、プロデューサー兼、出演者としても名を連ねる賀来賢人。ふたりが語る、映画を作る喜びと、映画が繋ぐ希望について。

穂志もえか × 賀来賢人 – 垣根を超える映画

Jun 3, 2026 - FILM
賀来賢人とデイヴ・ボイルが共同設立した映像製作会社「SIGNAL181」が送り出す初の長編映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』がいよいよ公開を迎える。
本作で主演を務めた穂志もえかと、プロデューサー兼、出演者としても名を連ねる賀来賢人。ふたりが語る、映画を作る喜びと、映画が繋ぐ希望について。

 

 

 

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やれることは全部やってきたので悔いはない(賀来)。

米国の「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)2026」をはじめ、各国映画祭で受賞ラッシュとなっています。日本公開も間近ですが、現在の心境をお聞かせください

賀来賢人(以下、賀来): ドキドキしています。もともと世界中の方に楽しんでもらえるよう意識して作ったので、海外の映画祭での反応はすごくありがたかったし、一番嬉しい。ただ日本のお客さんにどう受け取ってもらえるかは、また別の緊張があります。僕たちとしては映画である以上、エンターテイメントを作ったつもりなので、とにかく楽しんで観ていただければうれしいです。

― 本作ではプロデューサーという立場でもあり、り俳優として迎える初日とは心持ちうのでは?

賀来:やれることは全部やってきたので、悔いはないですね。もちろん数字的にも結果を出さなければいけませんが、それよりもどう受け入れられるかなというワクワクの方が強いかもしれません。

穂志さんはいかがでしょう?

穂志もえか(以下、穂志):SXSWではお客さんと一緒に観て、リアルな反応を感じられましたが、日本では違うリアクションがあるかもしれないので、私もドキドキワクワクしています。でも自信はあります。

賀来:いいね。

完成した映画をご覧になった、率直な感想をお聞かせください。

穂志: ユニークで、観たことがないというのが第一印象です。ホラー作品は無音で緊迫感を出すのもひとつの方法だと思いますが、冒頭からじゃんじゃん音楽を使っていて、それが意外だったのと同時に、エンタメ感を底上げして観やすくなっているように感じました。後半にかけての緊張感とのバランスが絶妙ですよね。画が違うというのも、日本のスタッフと海外のスタッフのいいコラボレーションが結果として出ているのかなと思いました。

賀来:僕とデイヴ(ボイル監督)の共通認識として、ホラーであったとしてもエンターテインメント性の強いものを作りたいというのが一貫したテーマだったんですが、出来上がってみると想像以上にエンタメしていた。これはすごく嬉しい誤算でした。

― 賀来さんは編集も立ち会われた?

賀来:そうですね。でもラッシュ(仮組み)までは観ないでおいたんですよ。僕もまだプロデューサー業に慣れてないので、編集で繋がって仮音が入った状態じゃないと混乱するし、途中でチェックしすぎると判断がつかなくなる。

では、あまり細かいところを自分で詰めていくというより……

賀来:デイヴを100%信頼して任せていました。

― その分、撮影前のディスカッション重要だったのでは?

賀来:そこはかなりの時間を費やしました。撮影中もずっとディスカッションをしていて、穂志さんには、お芝居やセリフの変更など本当にご迷惑をおかけしました。

 

賀来さんの言葉には説得力があり、何度も救われた(穂志)

― 現場で俳優とプロデューサーの立場を兼ねている状態は、混乱しないものでしょうか?

賀来:今回はポイントでの出演だったので、まだ余力はあったかな。「忍びの家 House of Ninjas」のときは完全に無理で(笑)。途中からどちらかにフォーカスしないとパンクしてしまう状態でした。それを経験したうえでの今回だったので、だいぶ整理できていたとは思います。

― 穂志さんから見て、現場に立つ賀来さんはどんな存在でしたか?

穂志:いつも前線に立っていて、信頼できる存在でした。言葉や行動の端々から、責任を取るという気概が常に感じられる。プロデューサーとしてかっこよく振る舞うというよりは一緒に悩んでくれて、「最終的には絶対解決するので大丈夫です」と。賀来さんの言葉には説得力があり、何度も救われました。

あとは、お茶場をコンビニみたいにしてくれて(笑)。ないものがないんじゃないかっていうくらいサポートしてくださいました。

― 現場ファーストな姿勢は、SIGNAL181を立ち上げる際のコメントにあった、「誰にも縛られない、自由なクリエイティブ」に繋がってくるように感じました。

賀来:今回に関しては、全部自分たちの範囲内でやると決めました。決定権を握っている人たちがここにしかいないという環境での映画作りなんて、なかなか経験できない。金銭的、ビジネス的な課題もあるので、正直この先はわからないですが、それを一度でも経験できたチームは少ないと思います。

みんなで映画を撮って、映画祭に行って、評価をいただけた。本当はそれでもう、十分なんですよ。あとはお客さんに楽しんでもらえれば、という気持ちです。とはいえ、当てて続けていきたいのでよろしくお願いします(笑)。

おふたりには国内外で活躍しているという共通点がありますが、日本映画に対する特別な思い入れはありますか?

賀来:もちろん日本映画は好きです。ただ、海外の映画祭に行って思うのは、映画というカルチャーはやっぱりすごく素敵だということ。国が違っても、言語が通じなくても、映画への愛や情熱は共有できると感じられるんです。

『Never After Dark/ネバーアフターダーク』も日本映画をレペゼンしたいわけでもないし、ましてや海外映画でもない。こういう時代だからこそ、世界中で垣根なく楽しんでもらえるような映画を作れたら、というのが僕の理想です。

穂志:この仕事を始めたころから、勉強のためにもたくさんの邦画を観てきました。邦画独特の温度感、日本映画らしさみたいなものって今でも確かにあって。海外の映画祭で受け入れられるような作り方もあれば、マニアックな邦画の面白さもある。それはどちらも受け継がれていってほしいです。

そして、賀来さんがおっしゃってくださったように、育った環境や文化、価値観、言語を超えて、映画で繋がることができたら本当に素晴らしいですよね。それこそが映画だよな、と思います。

 

Profile _

穂志もえか(ほし・もえか)
千葉県出身。講談社主催「ミス iD2016」でグランプリを獲得。2018年公開の『少女邂逅』で映画初主演を果たす。「SHOGUN将軍」(24)では宇佐見藤を演じ、第30回クリティクス・チョイス・アワードドラマシリーズ助演女優賞を受賞。また1月から放送中の「京都人の密かな愉しみ Rouge継承」(NHKBS)ではドラマ初主演を務めている。近年の主な映画出演作に、『街の上で』(21)、『窓辺にて』(22)、『生きててごめんなさい』(23)、『誰よりもつよく抱きしめて』(25)などがある。 26年の待機作に映画『メモリィズ』(6月12日公開)がある。

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賀来賢人(かく・けんと)
俳優兼プロデューサー 。2007年に『神童』で俳優デビューし、映画・ドラマ・舞台で活躍する。
Netflix作品「忍びの家 House of Ninjas」(24)で主演とプロデュースを務め、この作品をきっかけに監督のデイヴ・ボイルとパートナーシップを結び、共同の製作会社「SIGNAL181」を設立。近年の主な出演作に『今日から俺は!!劇場版』(20)、ドラマ「半沢直樹」(20)、ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(21)、ドラマ「マイファミリー」(22)、Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」(24)、Prime Video「龍が如く〜Beyond the Game〜」、映画『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション』(25)、Netflixシリーズ「今際の国のアリス シーズン3」(25)など。

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Information

映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』

2026年6月5日(金)全国公開

企画・製作:SIGNAL181
脚本・監督:デイヴ・ボイル
プロデューサー:賀来賢人
出演:穂志もえか 稲垣来泉 賀来賢人 吉岡睦雄 正名僕蔵/木村多江

映画『Never After Dark』公式サイト

© 2025 Signal181, Inc. All rights reserved.

  • Photography : Yuki Yamaguchi(W inc.)
  • Styling for Moeka Hoshi : Eri Takayama
  • Hair&Make-up for Moeka Hoshi : Aiko Tokashiki
  • Styling for Kento Kaku : Arata Kobayashi(UM)
  • Hair&Make-up for Kento Kaku : Tatsuya Nishioka(Leinwand)
  • Text&Edit : Yusuke Takayama(QUI)

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