リトリートのススメ「ubusuna空火海」- QUI編集部シャルルのホテル体験記
自分自身に意識を向けゆったりとした時間を過ごす"リトリート”にぴったりな施設をQUI編集部シャルルがご紹介。
今回は福岡県糸島にある「ubusuna空火海」をご紹介。
2回目となる今回は、福岡県は糸島にやってきた。
糸島といえば、福岡市内から車で1時間弱で行け、牡蠣小屋など、海の幸が豊富な印象。糸島は英国の情報誌「MONOCLE」で、住みやすい小さな街ランキング世界3位に選ばれたこともあるほど、暮らしやすい場所として世界的に有名だ。(2021年発表)
私はそんな糸島に初めて訪れた。
飛行機で空港に入り、レンタカーで車を走らせること30分ほどで、ビルばかりだった市内とはうって変わって素晴らしい豊かな自然に囲まれる。この日は平日ということもあり、40分ほどで「ubusuna空火海」に到着。
1日1組限定のホテル「ubusuna空火海」
門構えからかっこいい造り。1日1組限定の施設となっている。
海の景色を贅沢に堪能できる空間
車を降りて、まず驚いたのが、耳を澄まさずとも聞こえてくる波の音。冬に訪れたため、天気は良くても風が冷たい。しかし、心地いい。思わず深呼吸したくなる「音」が私を招いてくれた。
玄関もスタイリッシュで、広々としている。
ドアを開けると玄関の雰囲気とはまた違う、暖かみのあるライトで照らされた温もりあふれる木目の空間。
そして、なんといってもオーシャンビューの開放感。
とても贅沢な、「私たちだけ」のオーシャンビュー。
荷物を降ろすことを忘れ、少しの間、その雄大な海と、窓を閉めていても聞こえる波音のヒーリングサウンドに酔いしれる。
素敵な眺望とプライベートプール
外に出るとプライベートプール。そして何より目の前に広がるこの景色。自然と深呼吸をしてしまう。最高のリラックス体験。
プライベートプール横の空間でBBQも可能だ。
自然に触れていると、インターホンが。この施設の入り口付近には、小さなイタリアンレストランも併設されており、テイクアウトをとってお部屋でいただくこともできる。ご当地の食材で作られた昼食に舌鼓をうった。
長期滞在にも最適な充実した設備
ここで、他の部屋もご紹介しよう。
ベットルームは2部屋あり、各部屋2名ずつ計4名の大人が宿泊可能。バスルームはひとつだが、広々としており文句なし。長期滞在できるよう、洗濯機やキッチンも充実している。
寝室から望む景色も素晴らしく、朝も心地のいい波音と共に迎えることができる。
車さえあれば、スーパーやコンビニ、牡蠣小屋も近くにあり食料調達にも困ることがない。
自転車も2台使用可能で、暖かい日やメインシーズンの夏にはサイクリングで牡蠣小屋や海まで出かけるのもよい。
都会の喧騒を忘れ、自然と行うデジタルデトックス
テレビもあるが、それよりもこの波音を体験していただきたい。きっとこの施設を訪れると、自然にデジタル機器からは離れたくなると思う。
私も、滞在した友人も、テレビどころか携帯にも触ることを忘れるぐらい、デジタルデトックスの時間を過ごしていた。
私も寒さを忘れ、ただ海を見つめてぼーっとしていた。こんな時間を今年はもっと持てるようにしたい。
晴れている日は夕陽もとても綺麗に見ることができるだろう。そして日が沈んだ後も波音のBGMはずっと心地よく流れ、私たちを包み込む。
ご好意でいただいたワインで会話が弾み、懐かしい話に花が咲く時間も、旅行の醍醐味。心の底から楽しい時間はデトックスにもなる。
昔ながらのゲームやカードゲームなども沢山用意があり、映画やテレビゲームではない遊びにも触れて盛り上がる夜を過ごした。
今回初めて訪れた「ubusuna空火海」。
福岡までの飛行時間と車での移動を含めても、東京から2〜3時間で到着できる癒しの空間。目には見えない心の疲れを波音がそっと包んでくれる。自然が織りなす贅沢空間に是非足を運んでみて欲しい。
最高の「波音」体験はいかがだろうか。
また同施設には、新しく「ubusuna佐波」という全5部屋のスイートプールヴィラが6月にオープン予定なのだとか。次回はそちらも訪れてみたい。
- Edit : Kawamoto Tetsu Charles