第2回目となる今回は、杉本博司氏によって設計された「小田原文化財団 江之浦測候所」（https://www.odawara-af.com/ja/enoura/ ）で撮影を行った。

江之浦測候所は2017年10月9日、日本を代表する現代美術家・杉本博司が「構想10年、工事10年」の歳月をかけてオープンした、複合文化施設。

杉本氏は「ここから見える海景は、子供の頃に見た私の原風景」と語る、神奈川県小田原市の相模湾を臨む見晴らしの良い丘に建て、自らの集大成となる作品と表現している。

杉本博司は1948年東京都生まれ、東京及びニューヨークを拠点として活躍する写真家、美術作家。2009年に古典から現代演劇までの伝承と普及、古美術品等の保存と公開、現代美術の振興発展への寄与を目的とした小田原文化財団を設立し、2017年に能舞台やギャラリー、茶室などを備えた複合文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」を竣工。平成29年度文化功労者に選ばれている。

今回の撮影はオファーから半年間を経て実現したもの。江之浦測候所のロケーション・建築を最大限活かしたヴィジュアル・ムービーを目指した。