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FASHION

ファッション業界人が注目しているブランド図鑑 vol.2【B 〜 C】

Nov 29, 2024
多くのブランドに触れているファッション業界人は何を見ているのか。
ここでは、ファッション業界人100名が注目しているブランドを紹介。
大御所ブランドから、新進気鋭ブランドまで、業界人ならではの視点にも注目したい。

ファッション業界人が注目しているブランド図鑑 vol.2【B 〜 C】

Nov 29, 2024 - FASHION
多くのブランドに触れているファッション業界人は何を見ているのか。
ここでは、ファッション業界人100名が注目しているブランドを紹介。
大御所ブランドから、新進気鋭ブランドまで、業界人ならではの視点にも注目したい。

BIBLIOTHERK — 大西 智裕 / 『ACROSS』編集、松本 秀栄 / ON TOKYO SHOWROOM(Sales)【2名選出】

大西 智裕 / 『ACROSS』編集
硬質で翳りを帯びたミニマルなムードをノスタルジーに陥ることなくモダニティへと昇華する、デザイナーの畑さんの鋭敏で軽やかな感性に新世代を感じます。
ピュアでアンニュイなマスキュリニティの輪郭をとらえる手つきがシーズンを重ねるごとに研ぎ澄まされていくようで、今後の発展をとても楽しみにしています。

松本 秀栄 / ON TOKYO SHOWROOM(Sales)
2024春夏から本格的に卸をスタートさせた<BIBLIOTHERK(ビブリオテーク)>は、98年生まれのデザイナーによるコレクションブランド。アルゼンチンで生まれ、東京やアムステルダム、ベルリンで幼少期を過ごした彼が作るコレクションは、とてもニュートラルなデザインながらも新鮮な感覚があり、着用した際に高揚感を感じます。彼自身が体感した出来事やムードがプロダクトに投影されているため、コレクションを拝見するたびに背景を深堀したくなります。
服作りだけでなくユーザーとしても、ファッションに対しての愛情を強く感じ、彼から新たな発見ができることも面白い。
とても人間味があり独特な空気感を持つデザイナーと彼のブランドに、期待と注目をしております。

BIBLIOTHERK
https://www.instagram.com/bibliotherk/

BONKNOW FREAKS — 石田 一平 / stylist

<BONKNOW FREAKS(ボンノウ フリークス)>は2024年にデザイナーの松本拓朗さんが立ち上げたブランドです。
90年代から2000年初頭の古着をベースにサンプリング・モディファイしていて、春夏や秋冬といったシーズンを持たず1点ずつプロダクトを作り販売されています。デザインソースのカルチャーが反映されているアイテムが多いですが、リアル世代ではなくて今の感覚で当時を捉えてデザインに落とし込んでいるので、懐かしさと今っぽさが両立しているところが特徴です。
シンプルなデイリーウェアだけど程よく気の利いた加工やディテールをプラスしているアイテムが多く、コーディネートの幅が広いのでユーザーが自分のスタイルに合わせて着れるブランドです。

BONKNOW FREAKS
https://www.instagram.com/bonknowfreaks/

Brett Westfall — 猪俣 怜成 / Sakas PR

 

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「DOVER STREET MARKET」がセールスとPRを行っており、サポートを受けてるブランド。
デザイナー、ブレットの娘が描いた絵を洋服のデザインに落とし込んでいます。特にスナッピーというスヌーピーのようなキャラクターが可愛らしくてお気に入りです!パリの「DOVER STREET MARKET」のショールームで紹介してもらって知りました。

Brett Westfall
https://www.instagram.com/brettwestfall/

BUZIGAHILL — 茶原 泰憲 / WANDERLUST DISTRIBUTION INC. 代表取締役

2024春夏シーズンより弊社にて国内のマーケティングPRを行っているアフリカ ウガンダの首都カンパラを拠点に活動するブランド。
世界的に深刻な問題となっている、グローバルノースで大量に作られ、寄付という形で廃棄される洋服たち。さまざまな問題を引き起こすこれらの一連の動きに、”RETURN TO SENDER”というコンセプトを掲げ、ゼロウェイストで古着のアップサイクルシステムを構築し、新たな価値を創造しているブランドです。
その活動の対話はファッション産業のみならず、アート、経済など多岐にわたります。デザイナーのボビー・コラド氏は<Maison Margiela>、<BALENCIAGA>でのデザイン経験を活かし、問題が起こっている現地で実際にものづくりを行っていたことにも説得力があります。
このブランドの活動が、新たなファッション産業のフォーマットとなり、人々の意識に新しい気づきとなれば、トレンドワードのように扱われるサステイナブルではなく、より良い方向に行くのではないかという想いです。QUI読者の皆様にも知ってもらいたいと同時に、ファッションを楽しんでいただきたいと願っております。

BUZIGAHILL
https://www.instagram.com/buzigahill.official/

cobble du — 百瀬 豪 / 怪しいスタイリスト

ほぼウィメンズだし、決して自分のアウトフィットに入るわけではないんだけど、デザインの遊び心(と言って良いのか)、時代の掴み方、ルックのかっこよさ、なんでもないものをスペシャルにできるクリエィション(ルック撮影用にストッキングをリメイクしたり、素敵なアイデアでブラを作ったり)は、ジェラシーでした。

cobble du 
https://www.instagram.com/cobbledu/

cornelian taurus by daisuke iwanaga — 芦野 真治 / WAG, Inc. PR & Communications Manager

日本の文化やアイデンティティをアイテムに落とし込み、世界の名だたるショップで展開を続けている<cornelian taurus by daisuke iwanaga(コーネリアン タウラス バイ ダイスケ イワナガ) >。
他にはない唯一無二のデザインはもちろん、バッグの持ち手の部分には日本刀の柄編みがデザインとして施されるなど、日本らしさが高次元でディティールに落とし込まれている点がとても魅力的です。
また、同じ日本人として世界に向け挑戦を続けている姿勢にも非常に感銘を受けています。最近ではパリを中心に世界で活躍するアーティスト・河原シンスケ氏やパリにショップを構える<OGATA(オガタ)>とのコラボレーションなど、世界で活躍する方々とのユニークな取り組みも増えてより一層注目しているブランドです。

cornelian taurus by daisuke iwanaga
https://www.instagram.com/corneliantaurus_jp_official/

côte&ciel — 中本 健士郎 / モデル(BARK IN STYLE)

<côet&ciel(コート エ シエル)>はフランスのポータブルデバイス用アクセサリーバッグブランドです。僕が当初持っていたブランドへのイメージは、ビジネスマンが背負ってるハイスペックなバッグパックやリュックサック、ブランドシグネチャーであるアシンメトリーなデザインのIsar(イザール)シリーズ。”ファッション”としてタウンユースで使用できるものがあるとは思ってもいませんでした。
僕が持っているHYCOシリーズはシェルジャケットやスポーティーなウェアにピッタリハマって上質なスタイルを醸し出してくれます。ミニマルなデザインに主張しないカラーリング展開なので、この秋冬のスタイリングも楽しめそうです。ちなみに、僕はビビッドなカラーのスタイリングに、いい意味で”蓋をする”ようなモノトーンのショルダーバックを持とうと思っています。

côte&ciel
https://www.instagram.com/coteetciel/

Create Clair — 林 洋介 / THÉ PR

<Create Clair(クリエイトクレイル)>のブランドアイコンはスモッキング刺繍で生地の裏側から布をつまみ合わせ立体的に柄を浮き立たせる緻密な技術を要する手刺繍による技法です。アイテム達に施されたスモッキング刺繍はアート作品のようで、様々な表現が出来るこのスモッキング刺繍の造詣をブランドの世界観を通して是非感じてみて欲しいです。

Create Clair
https://www.instagram.com/createclair/

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#31 . Featured Fashion Brands A-Z ー ファッション業界人100名が注目しているブランド図鑑
Nov 29, 2024

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