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東京オペラシティ アートギャラリーで「種と根っこ ─ 都市の耕し方」開催、10名の作家が都市と自然の関係を捉え直す

Oct 11, 2026
東京オペラシティ アートギャラリーで、企画展「種と根っこ ─ 都市の耕し方」が2026年10月17日(土)から12月20日(日)まで開催される。浅野友理子、板坂留五、今村文、岩名泰岳、加藤美佳、西條茜、鈴木初音、䑓原蓉子、保良雄、山縣良和の10名が参加し、都市に生きる人々と自然とのつながりを、現代美術、建築、ファッションなど領域を横断する作品から見つめる。(IMAGE:浅野友理子 《綯い交ぜの庭》2021年 撮影:嵯峨倫寛)

東京オペラシティ アートギャラリーで「種と根っこ ─ 都市の耕し方」開催、10名の作家が都市と自然の関係を捉え直す

Oct 11, 2026 - ART/DESIGN
東京オペラシティ アートギャラリーで、企画展「種と根っこ ─ 都市の耕し方」が2026年10月17日(土)から12月20日(日)まで開催される。浅野友理子、板坂留五、今村文、岩名泰岳、加藤美佳、西條茜、鈴木初音、䑓原蓉子、保良雄、山縣良和の10名が参加し、都市に生きる人々と自然とのつながりを、現代美術、建築、ファッションなど領域を横断する作品から見つめる。(IMAGE:浅野友理子 《綯い交ぜの庭》2021年 撮影:嵯峨倫寛)

人工物に囲まれた都市にも、路傍や空き地に育つ植物、外来種、コンクリートやプラスチックと共存する生物など、環境の変化に応じた生態系が存在している。本展では、自然と人工の境界が曖昧になりつつある状況を背景に、作品を「種」に見立て、そこから根を伸ばすように自然との関係を捉え直すことを試みる。

参加作家は「住む」「着る」「食べる」「排泄する」といった人間の営みを起点に、都市と自然、人間と環境との関係にそれぞれのジャンルからアプローチする。植物や土、水、生態系、循環などをテーマとする作品が並び、本展のために制作された新作も含まれる。

会場は、都市の共同菜園や多様な植物が生育する庭のように、各作家の作品が有機的につながる構成を目指す。異なる領域の表現を個別に提示するだけでなく、作品同士が呼応しながらひとつの風景を形づくる展示となる。

会期中には、参加作家によるアーティストトークやパフォーマンス、ゲストとの対談なども展示室内で予定されている。

 

参加アーティスト

浅野友理子 《土の戯れ》 2024年 作家蔵

浅野友理子(Asano Yuriko)
1990年、宮城県生まれ。さまざまな土地を訪れ、食文化や植物の利用方法を探りながら、その土地で受け継がれてきたものを記録するように描く。地域に伝わる知恵や知識に着目し、人と自然との共生や、人間以外の生きものへの視点を作品に取り入れている。
Instagram:@asanoyuriko

 

《半麦ハット》(店舗兼住宅、兵庫県、西澤徹夫との共同設計)外観 2019年

板坂留五(Itasaka Rui)
1993年、兵庫県生まれ。2018年に東京藝術大学大学院建築科を修了し、RUI Architectsを設立。周囲の環境から大小さまざまな断片を取り上げ、それらを調和させながら、生活の中にあるそれぞれの「都合」と向き合う設計を行う。代表作に、西澤徹夫との協働による「半麦ハット」がある。
Instagram:@rui_architects

 

《温かい家》2015年 作家蔵 photo: Ikuhisa Sawada ©Fumi Imamura, Courtesy of CAVE - AYUMI GALLERY

今村文(Imamura Fumi)
1982年、愛知県生まれ。水彩画を切り抜いたコラージュやインスタレーション、色づけした蜜蝋を溶かして支持体に定着させるエンコスティックの技法を用い、主に花をモチーフとした作品を制作する。人間とは異なる身体を意識しながら、自然界の生き物に精神性を見出して制作を行う。
Instagram:@fumi__imamura

 

《浄土》2026年 作家蔵 ©Yasutake Iwana. Courtesy of the artist and Taguchi Fine Art

岩名泰岳(Iwana Yasutake)
1987年、三重県生まれ。故郷の伊賀地方を拠点に、過疎化のなかで失われていくものと残されてきたものを手がかりとして、村の自然や暮らしの記憶をめぐる絵画を制作。地域住民と結成した蜜ノ木や、食品リサイクル堆肥工場との協働による堆肥壁画など、地域の信仰や労働に根ざした実践も展開する。
Instagram:@yasutake_iwana

 

《Puppy》(「A Blanket for All of Us」より) 2024年 高橋龍太郎コレクション ©Mika Kato, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

加藤美佳(Kato Mika)
1975年、三重県生まれ。2006年に制作活動と発表を一旦中断し、三重の小さな林の中で家族と生活。2024年に新しい作品群を発表した。日々の生活の中で目にし、感じたことを時間をかけて自身の中で熟成し、自然や生物、家族へのまなざしを作品に表している。
Instagram:@_mikakato_

 

《根がほしい》2025年 作家蔵 ©Yoko Daihara. Courtesy Take Ninagawa, Tokyo

䑓原蓉子(Daihara Yoko)
1989年、千葉県生まれ。羊毛を用い、絨毯に使われるタフティングの技法で平面作品を制作する。日常の風景や都市の中の自然、動物や植物とのコミュニケーションをテーマに下絵を制作し、毛糸でドローイングするようにテキスタイル作品へと変換する。
Instagram:@pink_ham__

 

《シーシュポスの柘榴》あいち 2025年「灰と薔薇のあいまに」パフォーマンス記録 photo: Takeru Koroda ©Akane Saijo. Courtesy of the artist and Marie Co.

西條茜(Saijo Akane)
1989年、兵庫県生まれ。やきものや吹きガラスの内部に空洞をもつ性質に身体との親和性を見出し、有機的な形状の造形物を制作。造形物と身体が呼応するパフォーマンスを通して、鑑賞者が自他の身体へ意識を向ける瞬間をつくることを試みる。
Instagram:@saijoakane

 

《虫になる人》2026年 作家蔵

鈴木初音(Suzuki Hatsune)
1995年、神奈川県生まれ。菊芋の茎、砂、土、貝殻を焼いた石灰などの自然素材を自ら加工し、作品を制作する。素材を加工する古くからの方法をたどりながら、描くことや作ることの根源を探るとともに、自然から生まれ、自然へ還る循環を扱う。
Instagram:@hatsune_suzuki_works

 

《house》2024, Photo: Akihiro Itagaki (Nacása & Partners) Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès

保良雄(Yasura Takeshi)
滋賀県生まれ、千葉県を拠点に活動。福島をはじめとする複数の地域で継続的にフィールドワークを行い、土地や物質への直接的な接触を重視する。生物、無生物、人間を横並びの存在として捉え、自然環境や都市空間に存在する多様なものとの関係性を探求している。
Instagram:@takeshi_yasura

 

《ここに いても いい Bittersweet Sympachy》アーツ前橋での展示風景 2024年 photo: Shinya Kigure

山縣良和(Yamagata Yoshikazu)
1980年、鳥取県生まれ。ファッションレーベル「writtenafterwards」と、プライベートスクール「coconogacco」の代表を務める。ファッションを通して自己と社会に向き合い、古着や土に還る天然素材の再構築などを通して、ファッションの再生や循環にも着目している。
Instagram:@yoshikazuyamagata

 

開催情報
「種と根っこ ─ 都市の耕し方」
会期:2026年10月17日(土)−12月20日(日)※56日間
会場:東京オペラシティ アートギャラリー(ギャラリー1、2)
住所:〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間:11:00−19:00(入場は18:30まで)
休館日:月曜日(ただし11月23日(月・祝)は開館)、11月24日(火)
入場料:一般 1,800[1,600]円/大・高生 1,100[900]円/中学生以下無料
※同時開催「収蔵品展 088 寺田コレクションより:秋の風景」「project N 104 田中藍衣」の入場料を含む
※[ ]内は各種割引料金
※障害者手帳、指定難病受給者証等をお持ちの方および付添1名は無料
※割引の併用および入場料の払い戻しは不可
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
ウェブサイト:http://www.operacity.jp/ag/
Instagram:@operacity_ag

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