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いま観るべき映画|2024年5月

May 1, 2024
QUIのおすすめ作品をピックアップ。監督や出演者のインタビュー記事も併せてチェックを。今回は、2024年5月公開映画をご紹介。

いま観るべき映画|2024年5月

May 1, 2024 - FILM
QUIのおすすめ作品をピックアップ。監督や出演者のインタビュー記事も併せてチェックを。今回は、2024年5月公開映画をご紹介。

ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版

2024年5月3日(金・祝)より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下他全国順次ロードショー

監督:ピーター・ウィアー
原作:ジョーン・リンジー  脚本:クリフ・グリーン
出演:レイチェル・ロバーツ、アン=ルイーズ・ランバート、ドミニク・ガード、ヘレン・モース、ヴィヴィアン・グレイ、カースティ・チャイルド

『ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版』公式サイト

©2023 AI Film Entertaiment LLC. All Rights Reserved.

〈STORY〉
1900年、2月14日。セイント・バレンタイン・デイ、寄宿制女子学校アップルヤード・ カレッジの生徒が、二人の教師とともに岩山ハンギング・ロックに出かけた。規律正しい生活を送ることを余儀なくされる生徒たちにとってこのビクニックは束の間の息抜きとなり、生徒皆が待ち望んでいたものだった。岩山では、力の影響からか教師たちの時計が12時ちょうどで止まってしまう不思議な現象が起こる。マリオン、ミランダ、アーマ、イディスの4人は、岩の数値を調べると言い岩山へ登り始めるが、イディスは途中で怖くなり悪鳴を上げて逃げ帰る。その後、岩に登った3人と教師マクロウが、忽然と姿を消してしまう・・・

 

猿の惑星/キングダム

2024年5月10日(金)より、全国ロードショー

監督:ウェス・ボール
出演:オーウェン・ティーグ、フレイヤ・アーラン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

『猿の惑星/キングダム』公式サイト

(C)2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

〈STORY〉
人類は野生化し、進化した猿が支配する300年後の世界。巨大な帝国を築く独裁者プロキシマス・シーザーによって村と家族を奪われた若き猿ノアは、人間の女性ノヴァと共にプロキシマスの支配に立ち向かうことを決意する。だがノヴァは、 猿たちの知らない“秘密”を握っていた…。種を超えたその団結は、狂気の支配を止め、再び共存可能な世界を作ることができるのか。それとも、圧倒的支配に飲み込まれてしまうのか。この世界で生き残るのは一体誰か―。<猿&人間>VS<猿>という新たな衝突の先に待ち受ける“衝撃のラスト”とは果たして―。

 

ニナ・メンケスの世界

2024年5月10日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー

『マグダレーナ・ヴィラガ』
監督・製作・脚本・撮影:ニナ・メンケス
出演:ティンカ・メンケス、クレア・アギラール

〈STORY〉
殺人の容疑で、ひとりの娼婦が捕まった。彼女の名前はアイダ、そしてこうも呼ばれる──マグダレーナ・ヴィラガ。刑務所を、ネオンがきらめくダンスホールを、プールサイドを、彼女が長い時を過ごす寝室(ブドワール)を横断し、時系列を曖昧にしながら、映画は女の肉体的、精神的な細部をとらえ、孤独な<囚われの女>アイダが生きる血濡れた世界と、内なる心の世界を描き出してゆく。主演は、メンケスの5本の映画に出演した最大の協力者にして実の妹、ティンカ・メンケス。

©1986 Nina Menkes ©2024 Arbelos

『クイーン・オブ・ダイヤモンド』
監督・製作・脚本・撮影:ニナ・メンケス
出演:ティンカ・メンケス、エメルダ・ビーチ

〈STORY〉
ラスベガスで生きる女性ディーラー、フィルダウスの倦怠に溢れた日常を描いた傑作。昼間は瀕死の老人を介護し、夜はカジノでカードを配る。眩暈がするほど煌びやかなネオン、無機質なアパートメント、純白のシーツやウェディングドレス、業火に焼き尽くされる大木。大胆な構図でとらえたショットがことごとく美しく圧倒的で、永遠に続くかのような反復とそこかしこに横たわる暴力に感覚が麻痺していく。

©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelos

『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』
製作・監督:ニナ・メンケス
出演:リアノン・アーロンズ、ロザンナ・アークエット、キャサリン・ハードウィック 他

〈STORY〉
フェミニストの映画理論家たちが何十年にもわたり探求してきた「Male Gaze=男性のまなざし」の問題。本作は、映画というメディアがいかに「男性のまなざし」に満ちているか、そしてその表現がいかに我々の実生活に影響を及ぼしているかの事実をヒッチコックからスコセッシやタランティーノ、さらには2020年代の最新作まで大量の映画のクリップを用いて解き明かしていくドキュメンタリー。

© BRAINWASHEDMOVIE LLC

『ニナ・メンケスの世界』公式サイト

 

不死身ラヴァーズ

2024年5月10日(金)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー

監督:松居大悟
原作:高木ユーナ『不死身ラヴァーズ』(箱根「別冊少年マガジン」所載)
出演:見上愛 / 佐藤寛太、落合モトキ、大関れいか、平井珠生、米良まさひろ、本折最強さとし、岩本晟夢、アダム青木柚、前田敦子、神野三鈴

『不死身ラヴァーズ』公式サイト

©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 ©️高木ユーナ/脚本 2024

〈STORY〉
運命のように何度も出逢い、想いを伝える――「あなたの大好きがっ!!」
長谷部りのは、近い将来「運命の相手」甲野じゅんに出逢い、忘れられないでした。 中学生になったりのは、やがてじゅんと再会する。
悩み続け、やっと両思いになった。でも、その瞬間、彼は消えてしまった。学部の先輩として、車椅子に乗った男性として、バイト先の店主として、甲野潤は別になって何度も彼女の前に現れた。その度に、りのは恋に落ち、全力で想いをどこまでもまっすぐなりの「好き」が起きる奇跡の結末とは―― 。

▼見上愛さん& 佐藤寛太さんインタビュー

FILM
見上愛 × 佐藤寛太 – ロジックとセンス
May 07, 2024

 

あこがれの色彩

2024年5月10日(金)より、渋谷シネクイントほか全国順次公開

監督:小島淳二
出演:中島セナ、大迫一平、宮内麗花、安原琉那、MEGUMI

『あこがれの色彩』公式サイト

Ⓒ2022 teevee graphics,INC. all rights reserved.
akogare-iro.jp

〈Introduction〉
日本の伝統工芸である有田焼の街に生まれた14歳の少女・結衣。折り合いがつかない家族のことや器用に立ち回る大人の都合に葛藤しながら、言葉にできない思いを絵に描き続ける彼女は、大人たちの裏切りを知り、暴走してゆく。

結衣役には、「ポカリスエット」のCMに抜擢され注目を集め、2023年には『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』(ディズニープラス)でW主演を務めるなど、今最も活躍が期待される中島セナ。孤独と危うさを抱えた複雑なヒロイン役で、自身初の単独主演を果たす。母親役に、映画やドラマで活躍中のMEGUMI、父親役に大迫一平、友人役に、ドラマ「ブラッシュアップライフ」の安原琉那など。監督は、TSUBAKIやマキアージュなど、資生堂のCMを長年にわたって手がけ、<女性美の魔術師>とも呼ばれた小島淳二。手の込んだものより合理的でシンプルな焼き物に需要が移る陶芸の街のいまを通して、“美しさとは何か”を問いかける。

 

夢の中

2024年5月10日(金)より、ROADSHOW

脚本・監督:都楳勝
出演:山﨑果倫、櫻井圭佑、アベラヒデノブ、森崎みのり、金海用龍(現在:金之龍) 、玉置玲央、山谷花純

『夢の中』公式サイト

©「夢の中」製作委員会

〈STORY〉
<現実と夢>が溶け合う時間——
いま自分が信じるものを見つめなおす、逃避と目醒めの物語
「俺のこと、ここで匿ってくれない?」血まみれで息を切らす男・ショウに声をかけられたタエコ。生気がなく虚ろな瞳の彼女は、部屋に入る彼に「私の最期、綺麗に撮ってください」とお願いする――。何から逃れてきたのか。その願いは本当に望んでいるものなのか。二人は時間を共有するうちに、夢とも現実ともつかない、お互いの感情と記憶が交ざり合う奇異な世界に引き込まれていく。タエコが、ショウが、目を背けてきたものを前に、表情を変えていく。何が本当で嘘なのか、当たり前と思っていたあの安らぎも、この苦しみも。

 

ティアーズ・オブ・ブラッド

2024年5月17日(金)より、ROADSHOW

監督・脚本:ジョルダーノ・ジェデルリーニ『バティモン5 望まれざる者』『レ・ミゼラブル』(脚本)
出演:アントニオ・デ・ラ・トレ、マリーヌ・ヴァクト、オリヴィエ・グルメ

『ティアーズ・オブ・ブラッド』公式サイト

© Frakas Productions – Noodles Production – Fasten Films – Entre la vida y la murte, Aie – Eyeworks films & TV drama – Le Pacte – RTBF – FWB

〈STORY〉
過去のない男――正義も復讐も彼を救えない。
その夜、一人の若者が地下鉄のホームから線路に転落する。運転士のレオは、なんとか電車を急停車させ最悪の事態を回避したかに見えた。しかし、若者は銃で撃たれ重症を負っており間もなく息を引き取る。驚くべきことに、彼は疎遠になっていたレオの息子・ユーゴだった。警察は、ユーゴが凶悪な強盗事件に関与していたとして捜査を始めるが、父親であるレオの経歴は謎に包まれていた。一方、息子を失ったレオはたった一人で警察の目を欺きながら危険な真相へと近づいていく。果たしてレオは何者なのか?警察、強盗団、そして過去のない男レオ、それぞれの思惑と復讐心が導く暴力の連鎖の果て、やがて悲しい真実が明らかになる……。

 

碁盤斬り

2024年5月17日(金)より、ROADSHOW

監督:白石和彌 脚本:加藤正人
出演:草彅剛、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼

『碁盤斬り』公式サイト

© 2024「碁盤斬り」製作委員会

〈STORY〉
浪人・柳田格之進は身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われ、娘のお絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしている。しかし、かねてから嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心掛けている。ある日、旧知の藩士により、悲劇の冤罪事件の真相を知らされた格之進とお絹は、復讐を決意する。お絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!

▼清原果耶さんインタビュー

FILM
清原果耶 – 背中を見て、追って、生きていた
May 17, 2024

 

ハピネス

2024年5月17日(金)より、ROADSHOW

監督:篠原哲雄 脚本:川﨑いづみ
原作:嶽本野ばら
出演:窪塚愛流、蒔田彩珠、橋本愛、山崎まさよし、吉田羊

『ハピネス』公式サイト

©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

〈STORY〉
出会いは、高校の美術室。好きな作家の画集を見て、好きな本の話をする…。そんな雪夫と由茉の平凡な日々は、「私ね、あと1週間で死んじゃうの」という由茉の突然の告白によって一変する。その言葉に雪夫の心は乱れ、気持ちが追いつかずにいたが、彼女はすでに自分の運命を受け止め、残りの人生を精いっぱい生きると決めているようだった。そんな思いを受け止めた雪夫は、彼女との残り少ない日々に寄り添う決意をする。

由茉にはやりたいことがたくさんあった。今まで人目を気にしてできなかったファッションに挑戦することや、日本一のカレーを食べに行くこと。そして何よりも残り少ない日々をふたりで一緒に過ごし、最期の瞬間までお互いのぬくもりを感じ合うこと。そんな“奇跡的な日々”を過ごした2人は、間違いなく“ハピネス”だった──。

 

湖の女たち

2024年5月17日(金)より、Roadshow

監督・脚本:大森立嗣
原作:吉田修一『湖の女たち』(新潮文庫刊)
出演:福士蒼汰、松本まりか、福地桃子、遠藤芳正、平田満、根岸季衣、菅原大吉、土屋希乃、北香那、大後寿々花、川面千晶、呉城久美、穂志もえか、奥野瑛太、吉岡睦雄、信太晶之、鈴木晋介、長尾卓磨、伊藤佳範、岡本智礼、泉拓磨、荒巻全紀

『湖の女たち』公式サイト

©2024『湖の女たち』製作委員会

〈STORY〉
事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介とベテランの伊佐美は、施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行なっていく。その陰で、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。

一方、事件を追う週刊誌記者・池田は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実・・・。それは、我々の想像を超えた過去の闇を引き摺り出すー。そして、後戻りできない欲望に目覚めてしまった、刑事の男と容疑者の女の行方とはー。

  • Edit : Seiko Inomata(QUI)

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