CIBONE CASEで出会う陶芸家・板橋亨の結晶美、「CASE:80 Eternity Tohl Itabashi」が3/14(土)より開催
2回目の開催となる本展では、亜鉛結晶釉による代表作『雪の華』に加え、近年力を注ぐプラチナ彩の新作を中心に約300点におよぶ器が一堂に並ぶ。プラチナ彩とは、プラチナを陶磁器に施し彩色する技法で、変色しにくく、落ち着いた煌めきが長く保たれることが特徴だ。ほんのわずかな濃度差や表面の状態によって輝きが変化する繊細な表現は、長年にわたる結晶釉研究の積み重ねがあってこそ立ち上がるものだ。
板橋のアイデンティティともいえる結晶釉と、静謐な光を宿すプラチナ彩。その融合は、まるで器の中に銀世界を閉じ込めたかのような景色を描き出す。窯を開けるまで仕上がりがわからない亜鉛結晶釉の作品は、まさに一期一会。代表作『雪の華』の輪花皿は、凛とした気品をまとい、自然光や手に取る角度によってさまざまな表情を浮かび上がらせる。
会場には日々の食卓に寄り添う器から花器までが揃い、静かな緊張感と温もりが同居する空間が広がる。量としての約300点というスケールもさることながら、一点一点に宿る結晶の揺らぎが、それぞれ異なる時間を刻んでいるようだ。
銀座の中心で出会う、白と銀の静かな煌めき。手のひらにのせた瞬間、その奥に広がる小さな宇宙にそっと見入ってみたくなるはずだ。
作家プロフィール
板橋亨(いたばし とおる)
1981年福島県会津若松市生まれ。店舗デザイン会社を経て、会津若松市の窯元にて陶芸家としてのキャリアを積む。独立後、福島県郡山市へ移住し、2020年に郡山市にてtsuku potteryを開窯。日々の食卓に美しさを添える器を制作している。
Instagram:@tohl_itabashi
開催情報
展覧会名:CASE:80 Eternity Tohl Itabashi
会期:2026年3月14日(土)〜3月29日(日)
時間:10:30〜20:30
会場:CIBONE CASE(銀座)
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 4F
アクセス:東京メトロ 銀座線/丸ノ内線/日比谷線 銀座駅 A3出口より徒歩2分(直結の地下連絡通路あり)
ウェブサイト:https://www.cibone.com/
Instagram:@cibone_tokyo

