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『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』、ロームシアター京都で3/21(土)より上演

Mar 12, 2026
ロームシアター京都 サウスホールにて、2026年3月21日(土)・22日(日)の2日間、KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』が上演される。ロームシアター京都10周年記念事業として開催される本作は、岡田利規が能の『夢幻能』の構造を応用し、社会のなかで犠牲となり、なお未練を残す存在たちの声に触れようとする音楽劇だ。

『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』、ロームシアター京都で3/21(土)より上演

Mar 12, 2026 - NEWS
ロームシアター京都 サウスホールにて、2026年3月21日(土)・22日(日)の2日間、KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』が上演される。ロームシアター京都10周年記念事業として開催される本作は、岡田利規が能の『夢幻能』の構造を応用し、社会のなかで犠牲となり、なお未練を残す存在たちの声に触れようとする音楽劇だ。

作・演出を手がけるのは、演劇ユニット「チェルフィッチュ」主宰として国際的に活動を続ける岡田利規。2021年にKAAT 神奈川芸術劇場プロデュースで上演された『未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―』に続く第二弾の新作となる。目に見えないもの、霊的な存在が思いを語る『夢幻能』の形式を借りながら、現代社会に積み残された痛みや記憶を立ち上がらせる。

今回は、埋立てが続く辺野古に生息していた『珊瑚』を「シテ(主人公)」とする一作と、社会の獰猛な渦に翻弄された女性に主眼を置く『円山町』の二本立て。社会的、政治的な構造のなかで押し流されてきた存在たちの未練が、言葉と身体、音楽によって鮮やかに浮かび上がる構成だ。

「シテ」には、東京2020オリンピック閉会式でのソロパフォーマンスでも注目を集めたアオイヤマダと、s**t kingzのメンバーとして世界的に活躍する小栗基裕。「ワキ」には石倉来輝、七瀬恋彩、清島千楓、「アイ」には前作に続いて片桐はいりが出演する。さらに、謡手として里アンナ、演奏・音楽監督として内橋和久が参加し、岡田の繊細な言葉に濃密な響きを与える。

撮影:引地信彦

撮影:引地信彦

岡田は「社会とその歴史は、犠牲者としての未練の幽霊と怪物を、ひっきりなしに生み出して来て、今だって生み出し続けています」と言葉を寄せる。見ないこと、忘れてしまうことに抗うために、能という演劇形式の構造を借りて音楽劇を上演するという本作。その試みは、過去を悼むレクイエムであると同時に、いまの現実を見つめ返すための舞台としても響いてくるはずだ。

言葉、身体、音楽が織りなす幽玄の気配のなかで、見過ごされてきた声にそっと耳を澄ませたくなる公演である。

作家プロフィール
岡田利規|Toshiki Okada
演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰。言葉と身体の独特な関係を軸にした手法で注目を集め、2007年『三月の5日間』でブリュッセルのクンステン・フェスティバル・デザールに参加して以降、アジア、欧州、北米、南米を含む90都市以上で作品を上演している。『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞・選考委員特別賞を受賞。『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』では第72回読売文学賞・戯曲・シナリオ賞および第25回鶴屋南北賞を受賞した。小説家としても『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞、『ブロッコリー・レボリューション』で第35回三島由紀夫賞、第64回熊日文学賞を受賞している。

開催情報
KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース
『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』
日程:
2026年3月21日(土)19:00開演
2026年3月22日(日)14:00開演
会場ロームシアター京都 サウスホール
住所:京都市左京区岡崎最勝寺町13

作・演出
岡田利規

音楽監督
内橋和久

出演
アオイヤマダ
小栗基裕(s**t kingz)
石倉来輝
七瀬恋彩
清島千楓
片桐はいり

謡手
里アンナ

演奏
内橋和久

チケット料金(全席指定・税込)
一般 1階席 6,000円 / 会員特別価格 5,400円
一般 2階席 4,000円 / 会員特別価格 3,600円
25歳以下 3,000円
18歳以下 1,000円

未就学児入場不可
18歳以下および25歳以下チケットは、公演当日に年齢確認書類の提示が必要
3/22(日)は託児サービスあり(要事前予約)
チケット発売中

ウェブサイト
Instagram:@rohmtheatrekyoto

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