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QUI編集部が選ぶ、マイベストスタイリング3選|Rakuten Fashion Week TOKYO 2025A/W

Mar 28, 2025
QUI編集部3名が、それぞれのフィルターを通して、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025A/W」をどう見たのか。
「スタイリング視点」「アイテム視点」に分けて、1ブランドずつピックアップ。本記事では「スタイリング視点」で選出した、3ブランドをご紹介。

QUI編集部が選ぶ、マイベストスタイリング3選|Rakuten Fashion Week TOKYO 2025A/W

Mar 28, 2025 - FASHION
QUI編集部3名が、それぞれのフィルターを通して、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025A/W」をどう見たのか。
「スタイリング視点」「アイテム視点」に分けて、1ブランドずつピックアップ。本記事では「スタイリング視点」で選出した、3ブランドをご紹介。

KANEMASA PHIL. – RECOMMEND by 編集部 副島

<KANEMASA PHIL.(カネマサ フィル)>の2025年秋冬コレクションは、英国のクラシックなスタイルやロイヤルワラントに着想を得つつ、ブランドのルーツであるカットソー素材を活かした柔らかなアプローチが特徴的だった。特に、テーラードジャケットとロングコートのレイヤードは、カットソー素材による軽やかさと自然な調和が際立ち、格式高い装いを現代のライフスタイルに馴染む形へとアップデート。

従来、構築的な布帛素材が用いられるフォーマルウェアに、伸縮性と快適さを持つニット素材を取り入れることで、伝統と革新のバランスを生み出していた。クラシックを単に踏襲するのではなく、時代や身体感覚に寄り添いながら進化させる、静かで確かな強さを持つコレクションだった。

KANEMASA PHIL. 2025AW COLLECTION RUNWAY

KEISUKEYOSHIDA – RECOMMEND by 編集部 武者

池袋に所在する「ロサ会館」で行われたランウェイでは、ブランドらしくドレッシーに外しを効かせたメリハリのあるスタイルが多数登場。メンズライクなスポーティーでオーバーサイズのブルゾンに、スリップが脱げかかったようなデザインのスカートを合わせ、さらにスティレットヒールでレディー要素をプラスするバランスに惹かれました。

かのジョンガリアーノのニュースペーパー柄を彷彿させるような時代感がわからない英字柄のレギンスを差し込んで、綺麗にまとめすぎないスタイルの作り方は、明日にでも真似してみたくなりました。

KEISUKEYOSHIDA 2025AW COLLECTION RUNWAY

TAN – RECOMMEND by 編集部 佐藤

©JFWO

ブランド創設10周年を迎える<TAN(タン)>の2025年秋冬コレクションは、「TOKYO FASHION AWARD」を受賞したことで「TODAホール&カンファレンス東京」にて初となるランウェイショーを開催しました。今回は、デザイナーが旅をしたインドでの記憶と愛犬とのかけがえのない時間を着想源に、ニットの多面的な表現と鮮やかな色彩が投影されたコレクション。

特に、ベストスタイリングにあげたルックはオリーブドラブやブラックといった落ち着いたカラーパレットに、柔らかく差し込まれた芥子色のレッグウェアが一人旅の記憶を想起させます。毛足の長いモヘアニットのミニドレスの胸元にはゴールドのブローチがあしらわれ、さりげないアクセントをプラス。また、イタリア発ブランドの<PELLICO(ペリーコ)>とのコラボシューズも発表され、レイヤードされた足元のスタイリングが全体のシルエットを引き締めつつエレガントで女性らしいスタイルが印象に残りました。

TAN 2025AW COLLECTION RUNWAY

  • Edit : Yusuke Soejima(QUI)、Yukako Musha(QUI)、Miwa Sato(QUI)

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