ヘルシンキから生まれる次世代の感性、注目すべき5ブランド
VAIN
デザイナー
ジミ・ヴェイン、ローペ・レイノラ
2019年にジミ・ヴェインの個人プロジェクトとして産声を上げ、2022年に待望の本格始動を果たした。音楽、アート、グラフィックデザインを横断するジミの多才なバックグラウンドを投影し、伝統的なファッションの文脈をストリートの視点で再解釈。インターネットやユースカルチャーの空気感を纏わせながら、ミニマルなシルエットの中に、繊細なディテールとアイコニックなハートモチーフを昇華させたコレクションを展開している。ブランドが世界的な注目を集めたきっかけは、2022年に発表したマクドナルドとのコラボレーション。
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役目を終えたスタッフユニフォームをアップサイクルし、ファッションへと昇華したプロジェクトはSNSで2億人以上にリーチし、世界中のメディアで大きな話題となった。その後は2023年のPitti Uomoでランウェイデビューを果たし、現在はパリ・ファッションウィークやニューヨーク、コペンハーゲンでもコレクションを発表するなど、フィンランドを代表する新世代ブランドへと成長している。日本でも『VOGUE JAPAN』で特集が組まれたほか、感度の高いセレクトショップやオンラインストアで取り扱われるなど、着実に認知を広げている。
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Rolf Ekroth
デザイナー
ロルフ・エクロス
2015年に立ち上げたヘルシンキ発のブランド。デザイナーはヘルシンキのAALTO FASHIONでファッションを学び、在学中にはDesigner's Nestやイエール国際フェスティバルで評価を獲得。卒業後はフィンランドのスポーツブランドTERINITのリブランディングを手掛けるなど経験を積み、自身のブランドを本格始動させた。ブランドの特徴は、フィンランドの自然や幼少期の記憶、クラフト文化を現代的なユーティリティウェアへと昇華するクリエイション。ノスタルジックなムードに、アウトドアやワークウェアの機能性、鮮やかなプリント、上質なニットを融合させ、ジェンダーレスなスタイルを提案している。また、デッドストック素材やリサイクル素材を積極的に採用するなど、サステナビリティもブランドの軸となっている。
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近年はCopenhagen Fashion Week NEWTALENTへの参加をきっかけに国際的な評価を高め、2027年春夏ではブランドとして初めてパリでランウェイを行った。日本ではセレクトショップでの展開に加え、国内メディアでも取り上げられるなど、フィンランドを代表する新世代ブランドとして注目を集めている。
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Latimmier
デザイナー
エルヴィン・ラティミア
2022年に設立したヘルシンキ発ブランド<Latimmier(ラティミア)>。AALTO FASHIONを卒業後、Matthew M. Williams率いる<1017 ALYX 9SM(1017 アリクス 9SM)>やデンマークの<HELIOT EMIL(エリオット エミル)>で経験を積み、2020年にはフィンランドのYoung Designer of the Yearを受賞。ブランド設立直後からPitti UomoやCopenhagen Fashion Weekに参加し、北欧ファッションの新世代を象徴する存在となった。ブランドのテーマは「男性性の再定義」。
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テーラリングを軸に、ボディコンシャスなシルエットやドレープ、フェティッシュなディテールを取り入れながら、従来のマスキュリニティの概念を問い直すコレクションを発表している。センシュアルでありながら知的なデザインは、ジェンダーを超えた新しいエレガンスとして高く評価されている。現在は世界各国の感度の高いリテーラーで展開され、日本でもデザイナーズブランドを扱うセレクトショップを中心に取り扱いが広がっている。
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@latimmier
Sini Saavala
デザイナー
シニ・サーヴァラ
ヘルシンキを拠点に活動するファッションデザイナー。AALTO FASHIONでファッションを学び、卒業コレクションの時点から素材開発やテキスタイル表現で高い評価を獲得した。自身の名を冠したブランドでは、フィンランドの自然や工芸文化を背景に、伝統技術と実験的な素材表現を融合させたクリエイションを展開している。
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ニットや織物、手仕事をベースとした独創的なテキスタイルはブランドの大きな特徴で、有機的なフォルムや繊細な色彩からは北欧らしい静かな美しさが感じられる。一方で、現代的なシルエットや素材研究を積極的に取り入れることで、クラフトを単なる伝統技術ではなく未来志向のファッションへと昇華。大規模な商業ブランドというよりも、アートとファッションの境界を横断する存在として、Fashion in Helsinkiなどを通じて国際的な注目を集めている。
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@sinisaavala
Jenny Hytönen
デザイナー
ジェニー・ヒュトネン
AALTO FASHIONでファッションを専攻し、2021年には卒業コレクション「Untitled」で同大学の卒業制作賞「Näytös Award」を受賞。その後、パリでベルギー人デザイナーのOlivier Theyskensのもとで経験を積み、2022年には若手デザイナーの登竜門として知られるHyères International Festival of Fashion, Photography and Accessoriesでグランプリと観客賞をダブル受賞。一躍世界のファッション業界から注目を集める存在となった。クリエイションの特徴は、繊細さと力強さという相反する要素を融合させた独自の世界観にある。クリスタルを刺繍した透け感のあるニットやメッシュ素材と、スタッズを打ち込んだレザーやボンデージの要素を組み合わせ、センシュアルでありながら詩的なコレクションを展開。
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伝統的なニットやレザークラフトと実験的なテクノロジーを掛け合わせることで、新しい身体表現を探求している。Hyères受賞後は、Galeries Lafayetteや<Icicle(アイシクル)>とのカプセルコレクションを手掛けるなど活動の幅を広げ、現在はパリを拠点に自身のブランドを展開。フィンランド発の次世代デザイナーとして、世界のファッションシーンで最も注目される存在の一人となっている。
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@jenny_hytonen
- Edit : Miwa Sato(QUI)




