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FASHION

鈴木康介がまとう、2023春夏メンズトレンド

Mar 16, 2023
2023春夏シーズンのメンズファションで、要チェックのアイテムや着こなしは?
トレンドキーワードをもとに、今季のムードを反映した4つのスタイルを、俳優・鈴木康介が身にまとった。
解説・監修はスタイリストの石田一平。

鈴木康介がまとう、2023春夏メンズトレンド

Mar 16, 2023 - FASHION
2023春夏シーズンのメンズファションで、要チェックのアイテムや着こなしは?
トレンドキーワードをもとに、今季のムードを反映した4つのスタイルを、俳優・鈴木康介が身にまとった。
解説・監修はスタイリストの石田一平。

 

PUNK – パンク


JACKET ¥96,250・T-SHIRT ¥11,000・PANTS ¥77,000・CHOKER ¥101,750 (KIDILL × Malcolm Guerre|Sakas PR 03-6447-2762), NECKLACE ¥43,450 (KIDILL × CA4LA|Sakas PR 03-6447-2762), OTHERS STYLIST’S OWN.

パンクはニューヨークで生まれたカルチャーだが、パンクファッションといえばほとんどの人が、1970年代後半のロンドンを拠点としたセックス・ピストルズやマルコム・マクラーレンのスタイルを思い浮かべるだろう。反体制的で過激なイメージを強調した派手なヘアカラーやスパイキーヘア、ボンテージパンツ、チェーン、ベレー帽などは、現代においてもパンクであることを象徴している。

定期的にリバイバルするパンクスタイルは、ここ数シーズンも継続でトレンド入り。KIDILL(キディル)の提案するオーバーサイズのパンクファッションは懐かしさがありながら、新鮮で自由。パンクの女王パティ・スミスの言葉、「パンクとは単なる反逆ではなく自由であること」を体現しているようだ。ウェアのボリュームに負けない大ぶりのチョーカーで、着こなしにさらなるスパイスをプラスして。

 

VEST – ベスト


LEATHER VEST ¥198,000・SUKA JACKET ¥71,500・SHIRT ¥38,500・PANTS ¥44,000・LOAFER ¥82,500・BRACELET ¥19,800 (MASU|SOHKI 03-6419-7028)

近年継続で注目アイテムとなっているベスト。アウターに差し込んでも良し、アウターの上に着ても良しと、コーディネートの幅が広がることが人気の理由。

特に2023春夏シーズンで一際目立っていたのは、M A S U(エムエーエスユー)によるベストのレイヤード。袖が脱着可能なスタジャンやレザーベストを重ね、両腕にバングルをつけてロックテイストにまとめた。メンズのリアルクローズでは取り入れにくい”VEST on VEST”のコーディネートだが、今こそチャレンジしたい着こなしだ。

 

3D ACCESSORY – 3Dアクセサリー


KNIT TOP ¥41,800・SHIRT ¥36,300・HELS ¥17,820・PIN ¥7,700 (kudos|EDSTRÖM OFFICE 03-6427-5901), OTHERS STYLIST’S OWN.

ここ数年でメンズ、ウィメンズともに最大のトレンドだといえる「Y2K」。Year 2k(2000)の略であり、2000年代のファッションを現代の若者が新鮮に捉えてアップデートしている。2000年代は裏原ブランド全盛期で、パンクファッションや古着mixなど人と違う格好をすることが正義だという時代。

2023春夏のランウェイでは3Dアクササリーを大胆に使い、唯一無二な個性を演出するブランドが多く見られた。kudos(クードス)の3DネックレスやBED j.w. FORD(ベッドフォード)の3Dフラワーアイテムなど、Y2Kマインドでド派手にコーディネートしたい。

 

SPECIAL MATERIAL – 特殊加工


JACKET ¥60,500・T-SHIRT ¥23,100・PANTS ¥217,800・LOAFER ¥82,500・BELT ¥74,800 (MASU|SOHKI 03-6419-7028), HAT REFERENCE PRODUCT (RequaL≡|ESTEEM PRESS 03-5428-0928), OTHERS STYLIST’S OWN.

ポップコーン加工のアイテムやビーズを散りばめたアイテムは古着屋などでよく見かけるものの、メンズのコーディネートに取り入れるのはなかなか難しいもの。M A S U(エムエーエスユー)やdoublet(ダブレット)の提案するこれらの特殊加工は、リアルクローズとの絶妙なミックスが男心をくすぐる。

こちらのルックは、今季の華といっても過言ではないM A S Uの特殊加工アイテムが主役。スタジャンにジーンズというメンズ定番のアメカジコーディネートも、アイテム一つひとつにインパクトがあることで、存在感のある新鮮なスタイルに。

 

FASHION
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Interview with Kosuke Suzuki

俳優・鈴木康介インタビュー

― 今日はファッションシューティングでしたが、大学時代には大阪でモデルの活動をされていたそうですね。

坂本悠生という友人がスタイリストの学校に通っていて、彼の作品撮りの手伝いでやっていただけですが。それでその作品を見た学校の先生から「君、芸能界に行ったほうがいいんじゃない?」と言われ、友達からも「俺も東京行くから一緒に行こうよ」って。

― とんとん拍子で上京して俳優に……なんだか運命的ですね。友人の坂本さんとは、今では一緒に仕事をすることも?

ありますね。仕事以外でも、おしゃれなブランドを教えてもらったり、ショップを一緒に巡ったり。今日穿いてきたパンツはMATSUFUJIという日本のブランドなんですが、これも彼に教えてもらいました。

鈴木さんが、ファッションを好きだなと感じたのはいつからでしょう?

気づいたら好きでした。母も服が好きなので、子供の頃はいろいろ買ってもらっていて。

― 初めて自分で買ったアイテムは覚えていますか?

自分で並んで買ったのはSupremeですね。18歳のときだったかな。高校が終わって、バイト代の5万ぐらい握りしめて並んで。

― では今好きなブランドは?

一番買うのはsacaiとkolor。他にはない雰囲気に惹かれます。重ね着をしなくても、1枚で完成されてるところが好きです。今日着た服では、M A S Uはずっと気になっていたブランドでした。

― 注目のブランドですよね、今すごく。

そうですよね。僕は最初インスタグラムで白のセットアップを見て、なんだこのブランドはと衝撃を受けていました。

― 服を選ぶときにマイルールはありますか?たとえばサイジングだったり。

最近はできるだけタイトなものを買おうと思っていて。ゆったりしていると、太っても着れるじゃないですか。

― そうなんですよね(笑)。

今の体型をキープできるようにジャストな服を選んでいます。

― 他に体型を保つために心がけていることはありますか?

食事はすごく気をつけています。あと歩くこと。40分ぐらいだったら電車に乗らず、歩いて帰っちゃいます。

― 結構歩きますね。ではこの春チャレンジしてみたいファッションがあれば教えてください。

春は色で遊んでみたいです。モノトーンになりがちなので、ワンポイントでピンクのシャツなど明るい色を取り入れてみようかなと思っています。

― 現在放送中のドラマ『ジャックフロスト』では、本田響矢さんとW主演を務められています。BL作品ですが、撮影現場はどんな感じでしたか?

お相手の(奥沢律を演じる本田)響矢くんとは何度か共演していて友達だったので、リハーサルでは恥ずかしさもありました。でも現場に入ったら「律がそこにいる」と、素でキュンとさせられました(笑)。

― 観ていても2人の恋愛関係がすごく自然に感じられました。撮影ではどんなことが印象に残りましたか?

とにかく寒かったですね。真冬の山中湖で撮影したんですけど、マイナス10度とかで舌が回らなくて。でも旅行気分で楽しかったです。

― 作品をご覧になった方から反響は届きましたか?

BLのファンの方からも、たくさんうれしい反応をいただけました。Instagramのフォロワーも、1話だけで5000人ぐらい増えて。しかも3割ぐらいは海外の方なんですよ。

― 韓国やタイなど、アジアではBLがブームだそうですね。

『ジャックフロスト』も190か国で配信されているそうなので、海外でもチェックしてくださる方が多いようです。

― ドラマの物語は、同棲していた2人の喧嘩から始まります。鈴木さんは、恋愛関係をうまく続けていくためにはどういったことが必要になると思いますか?

今回、僕が演じた郁哉は、面倒見が良くてなんでもやってくれるようなキャラクターなんです。でもやってもらえることを当たり前だと捉えず、一つひとつに「ありがとう」と伝えることが大切だと思います。

― たしかに。恋愛ではもちろん、日常でも同じかもしれません。では最後に、俳優として大切にしていることを教えていただけますか?

一番大事にしているのは、別人格になりきるということ。それだけは絶対に忘れないようにしています。やっぱり評価されたいとか、褒められたいとか、見返りを求めちゃうと別人格になるのを邪魔しちゃうので、他人になることしか考えちゃダメだなと。

― 自分のエゴはなるべく入れないように。

自分が演じる役だけに徹底してスポットを当てて、その人が普段どういうことを考えているのか、どう生きているのかをノートにバーッて書き出すんです。その人のテーマソングを決めて、それを聴きながら。現場に入るとき、その音楽を聴くだけで役に入れるようになるまで。

― 本当に徹底していますね。

そうじゃないと、できないんです。ごまかしてもバレちゃうので。

― 鈴木さんは今25歳ですが、これからどういった俳優になっていきたいですか?

いろいろ挑戦したいのはもちろんですが、今まで支えてくださったファンの方に恩返ししたいなと思っていて。たとえば高校生のファンの子から「学校で広めてきました」みたいなメッセージをもらうこともあってすごくうれしいんですけど、「鈴木康介、誰それ?」みたいな反応をされることもあると思うんです。だからファンの方が胸を張って「鈴木康介が好きなんだ」と言えるように頑張っていきたいですね。

 

 

Profile _ 鈴木康介(すずき・こうすけ)
1997年12 月19 日生まれ、愛知県出身。ABEMA「白雪とオオカミくんには騙されない♥」(2019)で注目を集め、WOWOW「ソロモンの偽証」(2021)、TBS「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」(2022)、ABC「彼女、お借りします」(2022)にレギュラー出演。2023年には、ABC「アカイリンゴ」にレギュラー出演、MBS「ジャックフロスト」では連続ドラマ初主演を務め、舞台「ウィングレス(wingless)-翼を持たぬ天使-」の出演を控えるなど、俳優の幅を広げている。
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Information

ドラマシャワー『ジャックフロスト』(全6話)

MBS 毎週木曜25:29~
テレビ神奈川 毎週木曜25:00~
群馬テレビ 毎週火曜24:30~
とちテレ 毎週水曜25:00~
テレ玉 毎週木曜23:00~
チバテレ 毎週木曜23:00~ ほか
※TVer、MBS動画イズム、GYAO!、Yahoo!JAPANアプリで見逃し配信1週間あり

出演:本田響矢、鈴木康介
脚本:安川有果、高橋名月、船曳真珠
監督:安川有果、高橋名月

『ジャックフロスト』公式サイト

©「ジャックフロスト」製作委員会・MBS

  • Photograph : Rakuto Makino
  • Styling : Ippei Ishida
  • Hair : Tenju
  • Make up : Kana Ohira
  • Realization & Text : Yusuke Takayama(QUI)
  • Edit : Yukako Musha(QUI)/ Miwa Sato(QUI)

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