Graphpaper AOYAMA で出会う、ウクライナ発ブランド LITKOVSKA
ウクライナ出身のデザイナー、リリア・リトコフスカ(Lilia Litkovska)によって、2009年に設立された<LITKOVSKA(リトコフスカ)>。四世代にわたる仕立て屋の家系に生まれ、幼少期から服作りが身近だった彼女は、自然と知識と技術を身につけていった。ウクライナは、肥沃な大地と豊かな自然、そして多様な民族文化が織りなす、深い歴史と精神性を持つ国。四季の移ろいや農耕儀礼、民謡や刺繍などの伝統工芸は、世代を超えて人々の生活に根ざし、自然との共生や再生の象徴として受け継がれてきた。このような文化的背景は、リリア・リトコフスカをはじめとする現代のウクライナ人のアイデンティティや創造性の源泉となっている。
コレクションはウクライナの伝統と現代性を融合させた価値に基づき、自然や文化、歴史への敬意が込められている。自国の精神性と創造性を世界に発信し続けるリリアは、伝統工芸や自然との共生を現代のファッションに昇華させる。戦火に揺れるキーウでの制作を続け、現在は家族とともにキーウとパリを拠点に活動するその姿は、逆境を美へと昇華する強さを体現し、多くの人々に深い勇気とインスピレーションを与えている。
DOUBLE-LAYER LAPEL JAKET ¥202,400 in tax 詳細はこちら
「ウールブレンドのテーラードジャケットは、まるで二着のジャケットを重ねて羽織っているかのような独自のデザイン。ダブルラペルとアフセットクロージャーのディテールは、一見すると複雑でありながらも自然に馴染み、さまざまなアイテムとスタイリングが可能です。フォーマルからカジュアルまで、幅広いシーンで活躍する一着。」
BELTED CAPED TRENCH COAT ¥255,200 in tax 詳細はこちら
「袖を一振りすればケープへと変化する、トランスフォームするトレンチコート。ワンタッチでシルエットを切り替え、開けて羽織ればオーバーサイズのドレープが生み出すリラックス感を、ベルトを締めれば彫刻的で立体的なフォルムを楽しめます。クラシックなトレンチをベースにしながらも、モダンで機能的なエッセンスを融合。日常のスタイリングに新しい表情をもたらす一着です。」
LAYERED KNIT CARDIGAN ¥115,500 in tax 詳細はこちら
「今シーズンのベストセラー、レイヤードニットカーディガン。ワンピース感覚で纏えるデザインは、無限のスタイリングの可能性を秘めています。上に重ねたニットレイヤーは、ウエストや肩に巻いたり、ゆったり羽織ったりとアレンジ自在。一枚でプレイフルかつ洗練された着こなしを叶える、唯一無二の存在です。」
国内では Graphpaper AOYAMA で購入が可能!
Graphpaper AOYAMA
2015年2月、アートディレクター・南貴之氏が手がけたセレクトショップとしてスタート。2フロア構成の店内は、中央のラックのほか、壁面には黒いパネルが設置されており、引き出すことで内部にディスプレイされたアイテムを探し出すユニークな演出を採用。インテリア自体が来客の感性を刺激する“展示体験”を提供している。取扱ブランドは<Graphpaper>オリジナルアパレルに加え、セレクトアパレル、バッグ、雑貨、家具、ガラス製品など幅広い品揃えを展開。デンマーク発のブランド<FRAMA(フラマ)>のヘアケア、ハンドケア、フレグランス商品も取り扱い、ショップに多様性を与えている。
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5丁目36-6
Instagramはこちらから!
@graphpaper_aoyama
Graphpaper AOYAMA バイヤー 南 貴之に聞く LITKOVSKA の魅力とは
ブランドとの出会いについて教えてください。
アムステルダムの友人が <LITKOVSKA> のセールスをしており、友人が身に着けていたアイテムを見て「それ、どこのブランド?」と尋ねたのが出会いでした。
ブランドの最初の印象を教えてください。
初めて<LITKOVSKA>の展示会を訪れた際、テーラードジャケットの作りに惹かれました。デザイナーのリリア・リトコフスカ(Lilia Litkovska)がテーラーを営む家庭で育ったということもあり、肩周りの構築がしっかりしている一方で、シルエットやディテールには女性らしい柔らかさやアイディアを感じました。“クラシックな要素とモダンなデザインが融合したブランド”という印象です。
買い付けの決め手となった部分を教えてください。
まず、服としてのクオリティが非常に高く、そこに込められたクリエーションやアイディアがとても魅力的だった点です。Graphpaperの青山店では、<Graphpaper>とは異なるアイディアやコンセプトを持っているブランドを仕入れることが多いので、<LITKOVSKA>にはその「違い」の面白さを感じました。また、現在も戦時中のウクライナ・キーウのアトリエで生産を続けているという背景も、ブランドとしての信念や姿勢を感じさせ、買い付けの決め手のひとつとなりました。
LITKOVSKAの魅力を引き出す着こなしのポイントを教えてください。
<LITKOVSKA>のアイテムは、ひとつで何通りもの着方ができる自由度の高さが魅力です。ジャケットやトラウザーなど、どのアイテムにも工夫が詰まっているので、さまざまなスタイリングを楽しんでいただけます。シンプルなアイテムと組み合わせることで、その魅力がより際立ち、着こなしの幅も広がると思います。
ブランドの魅力を体感するには、どのアイテムから始めるのが良いでしょうか?
テーラードジャケットがおすすめです。1着でさまざまな着こなしが楽しめるうえ、スタイリングを通して彼女のクリエイションや感性に触れることができます。また、より気軽に取り入れたい方にはレザーバッグもおすすめです。ジッパーの開閉によって、ハンドバッグやショルダーバッグなど数通りの使い方ができるユニークな仕様になっています。
どんな感性を持つ方に、LITKOVSKAの服が響くと感じますか?
これまでにさまざまな洋服を経験してきた大人の女性で、既存のファッションに少し物足りなさを感じている方に、特に響くブランドだと思います。ただデザインを加えているのではなく、服の基本的な構造をしっかり理解したうえで崩しているので、奇抜に見えることもありません。表面的な装飾ではなく、着こなしを自分なりに変化させられる点に魅力があり、成熟した感性を持つ方にこそフィットするのではないでしょうか。
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@litkovska_official
- Photograph : Kaito Chiba
- Edit : Miwa Sato(QUI)








