NEW GENERATIONS vol.13 – Akira Nagano|Hair Stylist
第13回はヘアスタイリストの永野聖。
彼が得意とするカメラ前でのヘアチェンジは、その場の空気を全て持っていってしまうほど抜群なセンスを発揮し、毎度目を見張るものがある。
QUIでは、俳優やアーティスト、スタイリング記事など、多くの記事で彼の名前を目にするが、今回は今まであまり語られていないパーソナルな部分や、今後の展望などを伺った。
Interview with Akira Nagano
ー 美容分野に興味を持ったきっかけは?
高校の頭髪検査が厳しくて、それへの反骨精神からだと思います。
ー ヘアスタイリストになったきっかけは?
美容師になろうと美容学校に入学したのですが、願書に◯をつけていたのがヘアメイク学部でした。それから夢中になれたので結果よかったです。
ー 仕事の中で最もやりがいや興奮を感じる瞬間は?
セッションワークをすることで想像を超えるものが生まれたときです。
ー 仕事するうえで大切にしていることは?
コンセプト、ムードボードの理解とコミュニケーション。
自分が提案するヘアーが求められてるものとずれていないか、やりすぎていないかは仕事をするうえで気をつけています。
ー 影響を受けた人、尊敬している人は?
今後もずっと影響を受け続けるであろうヘアスタイリストは、Guido Palau、Ara Gallant、信竜淳二さん。
尊敬してる人はたくさんいるのですが、あえて1人だけ名前をあげるならShingo Shibataさん。
ー 日々どのようなインプットを?
映画観たり、美術館行ったり、知らないものはネットを駆使して調べたり、結構普通です。
ただ、良いと感じるものに出会ったら、なぜそう思うのか自分なりの解釈を持つようにはしてます。
ー 趣味など仕事以外の好きなモノ、コトは?
①息子
1歳半の息子がいるのですが、シンプルに超かわいいです。
一緒にいて学びも多いです。
②料理
趣味というか日課なのですが、自分で作った飯が美味いと自己肯定感が爆上がりで、ストレス発散にもなるので好きです。あと料理とヘアスタイリングは似てるのでそれも理由かと。
③漫画
漫画がある日本に生まれて幸せです。
ー 掲載した作品について
去年の春からカメラマンの金井さんとメイクの坂西さん、スタイリストの妻を主体に月1でしてるテストシュートでの作品です。筋トレと称し、チームでレベル上げしてる感じが毎月の楽しみでもあります。
ー 自身が考えるかっこいい作品の条件とは?
直感でかっこいいと思えるものかどうか。
ー ヘアスタイリストとしての将来の展望は?
好きなことを仕事にしてるので、感謝とリスペクトを持って楽しむことを忘れずに、息子を成人まで育てられれば本望です。
Photo by Takako Kanai Stylist Minami Watanabe All Model from Tokyo Rebels
- Edit : Yukako Musha(QUI)