池田亮司の個展「sleeping beauty」、TARO NASUで 5/9(土)より開催
池田亮司は、聴覚と視覚の領域を横断しながらアートの可能性を広げてきたアーティスト。電子音楽の作曲を起点に、パフォーマンスとインスタレーションを組み合わせ、体験としてのアートを提示してきた。
本展では、2022年に発表された「data.gram」の進化形ともいえる最新映像作品「data.graph」のほか、平面作品「sleeping beauty」を中心にいくつか新作を展示する。映像作品を含む約18点で構成される予定だ。
「sleeping beauty」は、ひとつの数列を起点に、鑑賞者を宇宙の大きなスケールへと誘うシリーズ。鑑賞者が普段は意識しない、自身をとりまく世界の大きさや畏怖の感覚に触れる作品として展開される。
池田はステートメントで、本展が「把握不能な計算的状態空間」と、そこから切り出され可視化される「ごくわずかな数的断片」との非対称性を扱うものだと述べている。ここでの「sleeping beauty」は、生成されることも、経験されることも、名指されることもないまま眠り続ける、膨大な可能状態の総体を指す。
展示空間で出会うのは、その全体のほんの一部にすぎない。可視化された数字や映像を通して、膨大な可能性の中で一時的に現れた断片と、その背後に広がる見えない領域との隔たりに触れられる。
プロフィール
池田亮司(Ryoji Ikeda)
1966年 岐阜県生まれ。パリ、京都にて制作、活動。主な展覧会として、2025年「data-verse」(High Museum of Art、アトランタ)、「Ryoji Ikeda」(国立アジア文化殿堂、光州)、2025–2026年「data-cosm [n°1]」(180 The Strand、ロンドン)、2024-2025年「Ryoji Ikeda」(エストニア国立博物館、タルトゥ)、2023年「Ryoji Ikeda」(Amos Rex、ヘルシンキ)、2022年「岡山芸術交流2022」(岡山城、岡山)、「池田亮司展」(弘前れんが倉庫美術館、青森)など。2025年米タイム紙「AI分野で最も影響力のある人100人」に選出。2020年芸術選奨文部科学大臣賞、2020年京都府文化功労賞、2014年Prix Ars Electronica Collide@CERN Artists Residency Award、2012年Giga-Hertz-Awardサウンドアート部門、2001年Ars Electronicaデジタル音楽部門Golden Nicaなどを受賞。
Instagram:@_ryoji_ikeda_
開催情報
sleeping beauty
会期:2026年5月9日(土)〜6月6日(土)
会場:TARO NASU
開館時間:11:00-19:00
開館日:火-土
休館日:日・月・祝
観覧料:無料
ウェブサイト:https://www.taronasugallery.com/
Instagram:@taronasu_tokyo