RIV NOBUHIKOと記憶を辿る旅|ブランドの歴史をまとう # 2
<RIV NOBUHIKO>デザイナーの小浜 伸彦とリバー ジャンは、セントラル・セント・マーチンズ WOMENSWEARを卒業、DIOR、CELINEにてアシスタントデザイナー、LANVINにてアシスタントアートディレクターを務め、同ブランドを設立した。
メゾンキャリアを持つデザイナーデュオが手がける<RIV NOBUHIKO>は、ラグジュアリーファッションの持つクチュールの観念や技法を捉え直すことで、日常にフィットするクチュール、新しい女性像を見出すことを目的としているワイルドラグジュアリーブランド。
今回、スタイリスト川崎玲美の手によって、新たなイメージで表現される<RIV NOBUHIKO>のアーカイブコレクションは、少女のような可愛らしさに、まるで記憶を追体験しているようなノスタルジックなムードを持ち合わせたルックに仕上がった。
なかなか手に取れる場所が少ない同ブランドのアイテムを購入できる貴重な機会にもなっている。
連載「デザインの歴史をまとう」
アーカイブコレクションはいわばブランドの歴史。
その積み重ねられたコレクションには、デザイナーのその時々の想いが込められ、ブランドを語る上で欠かせないピースとなっている。
しかし、メディアは「トレンド」を追うことを重視し、これまで発表してきたブランドのコレクションを「過去のもの」として消費する。
新しい情報を受け取るメディアが「雑誌」だった90年代までは、この「トレンド」が機能していたが、インターネットが普及した2000年以降、ネット上でブランドの情報を簡単に調べられるようになったことで、アーカイブコレクションも新作と同様の価値を持ち始めているのではないだろうか。
消費者にとって、気に入るものであれば、もはや“新作“か”過去作“かにこだわりはない。
サステナビリティの考えが浸透し、これまでに手にした服をどう着回し、魅せるかがアイデンティティになっているようにも感じる。本企画は、アーカイブコレクションに焦点を当て、ブランドの過去(アーカイブコレクション)を、現在、未来に繋げる取り組みである。
紹介されたアイテムは、期間限定でQUI ONLINE STOREから購入することができる。※販売期間:2022年11月2日(水)〜11月23日(水)まで
HIS KNIT DIAMOND JAKCET ¥107,800
HAND KNITTED CROCHET TOP ¥30,800
HIS KNIT DIAMOND MINI SKIRT ¥55,000
STRAP GATHERED SHIRT ¥34,100
HIS DENIM DIAMOND SKIRT ¥55,000
HIS KNIT DIAMOND GATHERED DRESS ¥104,500
HAND KNITTED CROCHET TOP ¥30,800
HIS KNIT DIAMOND VEST ¥64,900
FOREST LACE TOP ¥30,800
STUDZ DRAPE SKIRT ¥42,900
- Photograph : Kei Matsuura(STUDIO UNI)
- Styling : Remi Kawasaki(TRON management)
- Hair & Make up : Maila Tsuboi
- Model : Marianna Seki(Image models)
- Text(Concept) : Keita Tokunaga
- Text & Edit : Yukako Musha(QUI)