「FASHION PRIZE OF TOKYO 2024」が発表、後藤愼平が手掛ける MASU が受賞
FASHION PRIZE OF TOKYO 2024 は、後藤 愼平氏が手掛ける<MASU(エムエーエスユー)>が受賞した。
受賞インタビューでは、「うちは王道もやるし、アウトサイダーもやりながらファンを増やしてきた。その姿勢を変えるつもりはない。今までのブランドにはない、新しい存在になりたい」と決意を語った。
また今回の受賞にして、「勝負するタイミングを計っていたが、今回無理だったら無理だろうなというタイミングだった。」と喜ぶと同時に身の締まる想いを口にした。
また受賞直後には、会場内でのモデルを使ったインスタレーションが行われた。
「FASHION PRIZE OF TOKYO」の審査プロセスについて
「今後東京を代表するインターナショナルブランドになる可能性がある」
「デザイン・アイテム数・価格帯で知名度向上の可能性がある」
「海外出展の意欲があり、支援内容を実地する体制がある」という観点のもとエントリーブランドを選定。 その中でも世界的に有名なファッションデザイナーになるポテンシャルの高いデザイナーを選出している。
「FASHION PRIZE OF TOKYO」審査員
(株)サザビーリーグ リトルリーグカンパニー執行役員ロンハーマン ウィメンズクリエイティブディレクター/ 根岸由香里
クリエイティブディレクター/ 長尾悦美
Fashion Curator / 小木”Poggy”基史
Fashion Director/ 髙島涼
今回受賞した<MASU>は、今後の支援として、国際的知名度向上のために 2024年1月(もしくは3月)と6月(もしくは10月)にパリでのショーイベントを開催、 また2024年3月開催予定の Rakuten Fashion Week TOKYO でもイベントの実施を予定してる。
デザイナープロフィール
1992 年、愛知県名古屋市に生まれ育った後藤愼平は上京し、文化服装学院に入学。メンズデザインコースでテーラリングを学びながら、LAILAで働く。2014 年に同学を卒業後、同社に入社し、店頭に並ぶヴィンテージウェアの修繕に 加え、インハウスレーベルの企画・生産管理として立ち上げから6シーズン携わる。2018 年秋冬、<M A S U>のリブランディングを機にデザイナーに就任。
ブランドプロフィール
エムエーエスユーは丁寧語の「ます」が由来で、使い慣らされた言語表現さえも再評価し、字面の通り、丁寧な態度を貫くブランドであり続ける意志がその名に込められています。少年期から彼を魅了し続けているヴィンテージウェア の、思想や哲学、時代背景、心躍るアイデアはコレクションに多大な影響を与えている要素になっています。歴史の蓄 積が作り出した衣服の型や素材がもつ記号に誠実に向き合い、時代を超えて愛される「誰かにとってのヴィンテージに なり得る服つくり」を標榜しています。