QUI

NEWS

HOSOO GALLERYにて、DIMORESTUDIOとの協業展示「The Hemispheres」開催

Jul 2, 2025
京都・西陣に拠点を構える<HOSOO(ホソオ)>が運営する<HOSOO GALLERY>にて、2025年6月27日(金)より、イタリア・ミラノの建築・デザインスタジオ<DIMORESTUDIO(ディモーレスタジオ)>との協業による展覧会「The Hemispheres」がスタートした。

HOSOO GALLERYにて、DIMORESTUDIOとの協業展示「The Hemispheres」開催

Jul 2, 2025 - NEWS
京都・西陣に拠点を構える<HOSOO(ホソオ)>が運営する<HOSOO GALLERY>にて、2025年6月27日(金)より、イタリア・ミラノの建築・デザインスタジオ<DIMORESTUDIO(ディモーレスタジオ)>との協業による展覧会「The Hemispheres」がスタートした。

本展は、<DIMORESTUDIO>との協働により生まれた新作テキスタイルコレクション「Hemispheres Collection」の日本初公開となる展示であり、ミラノデザインウィーク2025にて発表され話題を呼んだ同コレクションを中心に構成されている。西陣織の伝統的な意匠とイタリアの装飾的感性が融合した屏風や平面作品などが展観され、東洋と西洋、伝統と現代の対比と融合をテーマに据えている。

なかでも注目は、33種類のテキスタイルを使用した新作屏風《The Atlas of Hemispheres》。その他にも《Optical》《Skyward》《Insignia》《Nami Levitas》《Hishi Small》といった平面作品が展示され、豊かな色彩と意匠が空間に広がる。また、江戸中期から大正期の裂を貼り合わせた細尾家所蔵の《長寿屏風》も特別に公開され、西陣織の意匠の変遷をたどる貴重な資料として来場者の目を惹く。

新作屏風 《The Atlas of Hemispheres》

新作テキスタイルによる平面作品 《Optical》《Skyward》《Insignia》《Nami Levitas》《Hishi Small》

細尾家に伝わる貼交屏風 《長寿屏風》(裂:元文年間~大正時代(1736‒1926年)、細尾家蔵)

さらに、創作の源泉となったアーカイヴから素描図案(アタリ)を実物展示し、それらをAIで解析・可視化した映像作品も併せて紹介。伝統とテクノロジーが交錯する空間が提示されている。

展示の会期は2025年8月10日(日)まで。入場無料。

DIMORESTUDIO
2003 年にブリット・モラン氏とエミリアーノ・サルチ氏によってミラノに設立されたDIMORESTUDIOは、住宅、商業施設、ホスピタリティプロジェクトにわたるフルサービスのグローバル建築・デザインスタジオです。「イタリア語の『Dimore』は住居を意味しますが、貴族的な起源を保つ古いヴィラを連想させる言葉でもあります。この名前にはノスタルジーが込められています。それが私たちのDNAだと思います。歴史的なアプローチをプロジェクトに取り入れ、そこに根を張らせた上で、より現代的な感覚を吹き込みます。」―エミリアーノ・サルチ氏、ブリット・モラン氏
公式サイト:https://www.dimorestudio.eu/
Instagram:@dimorestudio

HOSOOについて
細尾は元禄元年(1688年)、京都西陣において大寺院御用達の織屋として創業しました。京都の先染め織物である西陣織は1200年前より貴族をはじめ、武士階級、さらには裕福な町人達の圧倒的な支持を受けて育まれてきました。細尾は今、帯やきものといった伝統的な西陣織の技術を継承しながら、革新的な技術とタイムレスなデザイン感性を加えることによって、唯一無二のテキスタイルを生み出し、国内外のラグジュアリーマーケットに向けて展開しています。
www.hosoo.co.jp

展覧会情報
展覧会名:「The Hemispheres」
会期:2025年6月27日(金)~8月10日(日)
会場:HOSOO GALLERY(京都市中京区柿本町412
電話番号:075-221-8888
開館時間:10:30~18:00(祝日を除く、最終入場17:45)
入場料:無料
公式サイト:www.hosoogallery.jp

NEW ARRIVALS

Recommend