表萌々花の写真集「沈黙の塔 Tower of Silence」が限定300部で発売
“死は個人のものでありながら、同時に共同体のなかに確かに存在している。
「弔い」とは、誰のためのものなのか。
私はいま、自分が記録してきた写真を眺め、沈黙に耳を澄ませている。”
現代の火葬場では必要とされず、失われつつある煙突に死のかたちや祈りの風景を見出し、全国各地を回ってその光景を写真に納め、その場の空気まで写しとるような端正な眼差しを行き渡らせている。死にまつわるネガティブなイメージやそれらを遠ざけようとする現代の日本の死生観に疑問を投げかけ、あたり前のように身近に存在するものとして、森や街中の平穏でどこか神々しい異物として「沈黙の塔」が集められた。







装丁は死を連想させる黒い糸の和綴じと、光のきらめきや煙、灰をモチーフに柔らかな質感でまとめられている。
哲学者の鞍田崇と文化人類学者の北川真紀による寄稿文も収録。

「沈黙の塔 Tower of Silence」表萌々花 Momoka Omote
限定300部
A4横(297x210mm)
和綴じ製本(小口くるみ)
写真 ダブルトーン84点 182P
定価:6,500円+税(税込7,150円)
デザイン:泉美菜子(PINHOLE)
印刷:藤原印刷
製本:望月製本所
出版:PINHOLE BOOKS
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表 萌々花 Momoka Omote
1998年岐阜県生まれ。海外でのボランティア活動をきっかけに、写真を撮るようになる。帰国後アシスタントを経て独立。訪れた土地の持つ空気感や風土、時に厳しい現実や死生観を感じさせる作品を発表している。
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刊行記念写真展を開催
THE BOOK END
2025年10月16日(木)-11月3日(月)
〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通3丁目1−5 海岸ビルヂング 302
11:00-18:00 火水休
BOOK AND SONS
2025年11月13日(木)-12月2日(火)
〒152-0004 東京都目黒区鷹番2丁目13−3 キャトル 鷹番
12:00-19:00 水休
And more…
ネットストアと展示会場限定の特装版も販売
通常版と同じ仕様の書籍に下記が付属、特製函入り。
