「KYOBASHI ART WALL Group Exhibition」全4期で16名の入選作家を紹介、現在はVol.2を開催中
本展は、これまでの公募を経て選出されたアーティストたちが、入選作品に限らず“いま見せたい”表現を持ち寄る場であり、各期ごとに異なるテーマを軸に展開される。
Vol.1(7/25 – 8/7)では、有馬莉菜、コケシスキー、中井伸治、ネルソン・ホー、BAKKYの5名が出展。幼少期の体験や視覚的イメージを手がかりに、制作へとつなげる多様な実践が並んだ。

Vol.1の展示風景 撮影:加藤健
そして現在開催中のVol.2(8/26 – 9/6)では、奥山広樹、加藤 立、笹埜八郎、SAKAMOTO ENTERTAINMENTの4名が参加。“誰か”という存在を介在させることでストーリーを立ち上げるアプローチが見どころとなる。登場人物や想像上の他者が作品世界に入り込むことで、観る者に思いがけない視点を促す展示だ。

Vol.2の展示風景 撮影:加藤健
続くVol.3(10/28 – 11/8)では、大竹奨次郎、諏訪 葵、戸田沙也加の3名が登場。事象の見方を更新し続ける実験的な取り組みが期待される。

さらにVol.4(2026/2/26 – 3/11)には、荒井佳能、岩竹理恵、高橋喜代史、チャン・ジンウェンの4名が出展。多様なアプローチによって、あらゆる問いを浮かび上がらせる展示になるだろう。

4期を通じて、入選作家それぞれの現在地が立ち現れる「KYOBASHI ART WALL Group Exhibition」。入選作品の枠を超え、アーティストが“今見せたい作品”を通して活動の広がりや変化を提示することで、その表現の多様さを体感できるだろう。本展はまた、戸田建設が自社ビルを舞台に都市とアートを結び、文化活動を継続的に支援する姿勢を示す取り組みとしても注目される。
【開催情報】
展覧会名:KYOBASHI ART WALL Group Exhibition
会期:
Vol.1 2025年7月25日(金)~8月7日(木)※終了
Vol.2 2025年8月26日(火)~9月6日(土)※開催中
Vol.3 2025年10月28日(火)~11月8日(土)
Vol.4 2026年2月26日(木)~3月11日(水)
会場:TODA BUILDING 3階 APK ROOM(東京都中央区京橋1-7-1)
開場時間:11:00~19:00(最終日のみ17:00まで)
休場日:日・月
主催:戸田建設株式会社
URL:https://www.apk.todabuilding.com/program/kyobashi-art-wall/