今シーズンのテーマは、「Portrait of the Night」(夜の肖像)。夜にまつわる装いの舞踏会や躍動的な社交ダンスをインスピレーションに、エレガントな装いを表現している。

都市の夜景の「生きた表情」を捉えるため、アナログな手法で撮影した夜景の写真をプリントしたオリジナル素材は、シルケット加工した綿糸を交織し、瑞々しくエレガントな表情を表現している。風で揺れ動くシアーで軽やかなジョーゼット生地、エレガントな光沢感があるデニム素材やプリーツ素材等、プリント柄となる街の個性や特徴ごとにプリント地を変えて、それぞれの街の表情を大切にしている。

また、都会の様々な色の影響を受けた夜空の濃紺を表現するために、染色の出方が違うキュプラ、レーヨン、綿をパッチワークしたアイテムを単色で製品染めする事で、色の持つ複雑さやその色の個性を表現している。

そして夜の装いにまつわる舞踏会、装飾的な刺繍や羽根飾りが動きに合わせて舞う社交ダンスの情景を、動きのあるカスリ風の花柄やブラシタッチのフェザープリントで表現。鳥の羽を模して2層に重ねたイブニング風のプリーツスカートも、動きによってシルエットが変化し、ダンスの躍動感を表している。

ポップアップ期間中はデザイナー本人も在中する予定だ。

TELMA 23FW ポップアップストア
日程：2023年8月30日(水)〜9月5日(火)
場所：東京都新宿区新宿 3-14-1　伊勢丹新宿店 本館3階 リ・スタイル

※イベントの内容は、都合により変更または中止となる場合あり。
※2023年9月1日(金) 伊勢丹新宿店本館・メンズ館は全館イベント開催につき休業。尚、伊勢丹会館、パークシティ イセタン 3〜5 は通常営業。

TELMA について
時代を超える美しさや産地の知恵、受け継がれる伝統技術に学び、今までにない服の表情や動きを表現するための素材の開発や使い方を探求。服作りに関わる人たちのひたむきな姿勢や想いによって、いつもの日常がより豊かになるような洋服を目指している。
公式サイト www.telma.jp
インスタグラム @telma.jp

デザイナーについて
中島輝道(なかじまてるまさ)
2010年アントワープ王立芸術アカデミー卒業。卒業コレクションが評価され、「Christine Mathys賞」および「Louis賞」を日本人として初めてダブル受賞し、同コレクションがアントワープ市内にあるセレクトショップLouisのウィンドーディスプレーを飾る。これを機に同年、DRIES VAN NOTENに入社し、ドリス・ヴァン・ノッテンのアシスタントとしてウィメンズデザインを担当。その後、日本的な物作りを学ぶ為に帰国し、2014年にISSEY MIYAKEへ入社。一枚の布という概念から独自のシルエット表現と国内産地との素材開発を学ぶ。そして、2022年春夏コレクションより「TELMA」を発表。