doubletが2026年春夏コレクション“ITADAKIMASU”のドキュメンタリールックを公開
<doublet>が2026年春夏コレクション“ITADAKIMASU”のルックで写したのは、廃棄される素材の再利用にとどまらず、その背景にいる人々とともに衣服が循環していく姿だ。撮影は写真家・松岡一哲氏。銚子で葡萄農家を営む家族、魚網リサイクルに協力してくれている漁師、そして魚網の修理や整備を行う工場で働く方々をモデルに迎え、私たちの生活を支える営みと、そこから衣服へとつながっていく関係性を写し出した。

<doublet>デザイナー井野将之は、「コレクション制作前に、リサイクル工場や魚網回収に協力してくれている銚子の漁師さんたちにお話を聞きに行きました。そして実際に使われていた魚網がリサイクルされて服になり、その魚網を使っていた漁師さん自身にその服を着てもらうことができました。彼らがその服を着て、堂々と被写体として撮影されている姿を見て、この“ITADAKIMASU”のコレクションにひとつの起承転結を感じました。この撮影を通して、その関係性をひとつの循環として見せることができた気がしています。“いただきます”という言葉の中にある感謝や敬意が、説明ではなく風景として写っていたら嬉しいです。」と語る。

2026年春夏コレクション“ITADAKIMASU”は、命をいただくことへの感謝と、その背景にある人の手や営みへの敬意を起点に制作された。今回のルックでは、素材そのものではなく、それを取り巻く人の営みや時間に焦点を当てている。私たちの生活を支えている現場から生まれたものが、別のかたちへとつながっていく。その関係性を、説明ではなく風景として捉えている。

特徴的なのが、銚子の港で実際に使われていた魚網である。このコレクションでは、その魚網をリサイクルし、糸として再生されたものを服として作り上げ、その服を着ているのは、かつてその魚網を実際に使っていた漁師たちである。不要になったものを資源として見直すだけでなく、私たちの生活を支えてきたものが別の役割を持って次へとつながっていく。その関係性を、説明ではなく風景として見せるために、今回のルックではその現場にいる人たち自身が着用している。 “ITADAKIMASU” DOCUMENTARY LOOKは、服だけを見るのではなく、その背景にある仕事や時間、そしてそこから生まれる循環にも目を向けるためのビジュアルなのだ。
Photographer:ITTETSU MATSUOKA
Stylist:NONOKA KAMEYAMA
Hair & Make-up:EBARA
撮影協力:森幸漁網株式会社、銚子漁協 外川支所、丸徳商事株式会社